"新たに生きる場を発見する"――
芸劇dance
「勅使川原三郎ディレクション U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」
「U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」とは、ダンサー・振付家の勅使川原三郎が監修する12歳から18歳を対象としたダンスワークショップです。
約半年間のワークショップ実施期間を設け、今期は公募により選ばれた13歳から16歳の青少年が、9月から東京芸術劇場のリハーサルルームで始まった週1回のワークショップを通して勅使川原のダンスメソッドの体験し、深く学んでいます。勅使川原のメソッドは、呼吸と身体の関係を基盤に自己の身体を自在に動かす技術を習得することによって身体に潜む無限の想像力を、生きている実感や喜びと共に表現するものです。
本ワークショップでは、ダンス経験よりも自身の身体への素直な興味、疑問を重要視し、自身の身体と対話し新しい発見を重ねていくことを大切にしています。
勅使川原はこの「新しいことを自身で発見し検証する」という姿勢が、ダンスに限らず青少年が成長していく中での様々な局面で役立つことと確信しており、参加者たちがこの経験を通して将来様々な分野で活躍することを期待しています。
詳しくはコチラ(参加者募集時のお知らせ)
実施日程 2012年9月15日~2013年1月5日
※毎週土曜日(計15回:各2時間)
会場 東京芸術劇場稽古場
対象 12歳から18歳までの青少年
講師 勅使川原三郎、佐東利穂子、KARASダンサー
受講料 無料
ワークショップ レポート! 2013年1月
年始の慌ただしい雰囲気の中で、いよいよ「U18ダンスワークショップ・プロジェクト」が最終回を迎えました。"歩く・走る・飛ぶ"という基本的な動きを、時間をかけて、注意深く、丁寧に探求してきた参加者たち。勅使川原の指示に反応するだけではなく、ぎこちないながらも、自分自身でより深く身体と向き合うことができるようになりました。
これからは、1月26日、27日に初演を迎える「ダンサーRの細胞」へ向けての稽古が始まります。作品創作の場では、これまでのワークショップとは違う体験が得られるはず。
チャコット池袋劇場通り店よりダンスシューズをご提供いただき、気持ちも新たに公演へ向かう参加者たちにご期待ください!
ワークショップ レポート! 2012年12月
9月から始まった「U18ダンスワークショップ・プロジェクト」は、早くも折り返しを過ぎ、残すところあと5回となりました。
この力の抜けた身体をベースに、勅使川原のダンスメソッドの軸となる"呼吸"と、どのように一体化していくのか…。参加者たちの探求は、まだまだ続きます。
このU18ダンスワークショップ・プロジェクトでは、勅使川原とともに佐東利穂子やKARASの若手ダンサーも講師役を務めています。国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー12」における当劇場プレイハウスでの勅使川原三郎上演作品「DAH-DAH-SKO-DAH-DAH」にも勅使川原とともに出演したKARASの若手精鋭たちです。「U18ダンスワークショップ・プロジェクト」参加者たちに勅使川原や、年代も近いKARASダンサーたちが踊る作品を初めて観た感想を聞くと、"とても刺激的で観たことがない舞台だった"と、目を大きく見開いて興奮した面持ち。
参加者たちは、ワークショップの実践をとおして自分たちが新作「ダンサーRの細胞」に参加することに期待や不安?を胸に秘めながら、日々成長中です・・・!
ワークショップの様子
「U18ダンスワークショップ・プロジェクト」の参加たちは、勅使川原三郎ディレクション新作「ダンサーRの細胞」に出演します!
ワークショップの経験を経て、フレッシュな感性と身体が勅使川原の作品の中でもどのように息づくでしょうか。
どうぞご期待ください!