穂の国とよはし芸術劇場PLAT プロデュース 父よ!
平田満さん 「父よ!」特別インタビュー
「父よ!」初演時劇評
観客は、まるで隣の家の中をのぞくような気持ちになって舞台に引き込まれた。小劇場出身の俳優陣は、演技力の高さを見せつけ井上さんの変幻自在の演技も光る。・・・
森美香 東日新聞 2013年6月13日
・・・田村はここでもさりげない場面でのいわばたわいのない会話にさえを見せる。・・・「アル☆カンパニー」芝居の特徴は夫婦・親子・家族・仲間といった小単位の人間関係の愛憎劇。独特の「ぬくもり」が毎回好感を抱く。・・・
木村隆 スポーツニッポン 2013年6月30日
人間の生きてる辛さとか哀愁も、人情噺的にうまく見せてくれた芝居でした。出演俳優それぞれが独特の個性を発揮して、ベンガルは奇妙な存在感があった。(河野孝)
悲劇喜劇 2013年9月号(早川書房)
親父の面倒をみるのに、いろいろな事情があってできないで苦労している物語を、三十七歳の田村さんがよく書いたなというのが驚きでした。自分の身につまされて陰鬱になりそうだけれども、四人のオジサンたちが、苦労しながらどこかおかしみを称えているところが、この作品の陰々滅々なところを救っていました。(杉山弘)
悲劇喜劇 2013年9月号(早川書房)
「父よ!」は、一人の老父をめぐる四人の男兄弟の話。この四人に扮した役者の個性が面白かった。・・・男四人のそれぞれの人生も面白いが、なんといっても四人のベテラン俳優の競演が面白い。これに井上加奈子を加えて、五人がそれぞれあの手この手の秘術を尽くしているのが面白いのである。
渡辺保 テアトロ 2013年9月号