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イサンゴ・アンサンブル『プッチーニのラ・ボエーム』関連企画 事前レクチャー

日程
2013年10月25日 (金)19:00-21:00 / 2013年11月02日 (土)14:00-16:00 / 2013年11月28日 (木)19:00-21:00
会場
ミーティングルームS7(10月25日、11月28日)、ミーティングルームS5(11月2日)
スケジュール

■事前レクチャー① アフリカの演劇についてもっと知ろう
「現代アフリカの演劇~植民地支配と内戦から立ち上がる表現~」

講師:鴻英良(演劇評論家)
日時:2013年10月25日(金)19時~21時

イサンゴ・アンサンブルによる『ラ・ボエーム』は、南アフリカのタウンシップ(黒人居住地)を舞台に、貧困や病気と闘う若者たちを描きます。そんな演劇表現は、どこから生まれてきたのでしょうか? 日本ではまだまだ知られていない現代アフリカの演劇事情について、コートジボワールやチュニジア、カイロ、そして南アフリカ・グラハムスタウンの演劇祭を観てきた鴻氏が、社会情勢についての見聞をまじえながら、紹介します。

■事前レクチャー② 結核と芸術についてもっと知ろう
「結核と芸術~佳人薄命の系譜~」

講師:福田眞人(名古屋大学 大学院教授)
日時:2013年11月2日(土)14時~16時

若き芸術家たちの姿を描く『ラ・ボエーム』は、結核の物語でもあります。ヒロイン ミミが息をひきとる終幕は、プッチーニのオペラでも劇的に描かれています。かつて不治の病として恐れられながら、結核は芸術の中で、どこか特別な病として表されているようです。病としての結核と、主に文学における表象について論じた『結核の文化史』の著者 福田氏が、この「ロマンティックな」病の謎について語ります。

■事前レクチャー③ 結核についてもっと知ろう
「結核ってどんな病気?~基礎知識から世界の現状まで~」

講師:村上邦仁子

    (結核予防会結核研究所 国際協力・結核国際情報センター国際研修科主任)

日時:2013年11月28日(木)19時~21時

 

結核は『ラ・ボエーム』の重要なモチーフ。昔はこわい病気だったけど、今でもあるの? そんなふうに思っていませんか?実は、現代の日本でも結核は身近な感染症です。症状や予防法などの基礎知識から、アフリカやアジアでの蔓延状況まで、結核の現在を伝えます。講師はアフリカのザンビアに駐在した経験をもつ村上氏。『ラ・ボエーム』のもうひとつの側面を感じていただけることでしょう。

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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