芸劇リサイタル・シリーズ

「VS」 Vol.1 反田恭平 × 小林愛実

若手ピアニストによる競演

日程
2021年12月8日(水)
会場
コンサートホール

「VS」というと、“衝突”や“戦い”というイメージが強く、“ハーモニー”、“アンサンブル”という音楽の要素から、かけ離れていると感じられるかもしれません。しかし、敢えて「VS」という挑戦的なシリーズ・タイトルを提示したのは、初顔合わせとなる2人のピアニスト、ジャンルの違う2人のピアニストなど、表現の交歓の中で即興的に生まれていく、予想することのできない“衝突”や“情熱”を、お客様も一緒に体感していただきたいという思いから。
そして、本シリーズが2台のピアノにこだわる理由は、そのレパートリーの多さ、表現の多彩さにもあります。同じ楽器だからこそ生まれる、密な関係性が東京芸術劇場コンサートホールの空間にも負けない、表現の可能性を含んでいるからです。
2人のピアニストの共演&競演。その奇跡的な一瞬をぜひ目撃ください。

シリーズの幕開けは今をときめく反田恭平と小林愛実が登場。
同世代のピアニストで交友もある2人。ピアノ・デュオ(2台のピアノ)での共演は今回が初めてとなります。
若いアーティスト2人が作り出す熱狂にぜひ刮目ください。

【曲目変更のお知らせ】(2021年12月03日)

演奏曲目が出演者の希望により、下記のとおり一部変更となりました。
お客様には何卒ご理解いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

〈当初予定のプログラム〉

シューマン/『小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 作品85』より
第4曲「花輪を編みながら」

 ↓ 
〈変更後のプログラム〉

シューマン/『小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 作品85』より
第3曲「庭園のメロディ」

日程

2021年12月8日(水)
開演(ロビー開場18:00)

会場

コンサートホール

出演

反田恭平

2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールで日本では半世紀ぶりの第2位を受賞。
2016年のセンセーショナルなデビュー・リサイタル以降、毎年定期的にリサイタルやオーケストラとのツアーを全国で行なっている。2018年からは室内楽や自身が創設したジャパン・ナショナル・オーケストラのプロデュースも行っており、2021年5月にはオーケストラのための新会社を立ちあげ、奈良を拠点に世界にむけて活動を開始した。
2019年にはイープラスとの共同事業でレーベルを立ち上げ、2020年のコロナ禍ではいち早く有料のストリーミング配信を行うなど、クラシック音楽の普及にも力を入れている。
また海外での活動も増え、2020年1月にパリ、10月にはウィーン楽友協会でデビューを果たし現地の観客から称賛を得ている。若手の音楽家とファンの皆さんを繋ぐコミュニケーションの場となるような音楽サロン「Solistiade」も運営している。
2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院を経てF.ショパン国立音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)研究科に在籍。    

オフィシャルHP
オンラインサロン Solistiade

小林愛実

© Makoto Nakagawa

2021年10月「第18回ショパン国際ピアノコンクール」 第4位入賞。
1995年山口県宇部市出身。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。
これまでに、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響、ポスカ指揮チューリッヒ・トーンハレ管など国内外における多数のオーケストラと共演している。
2010年14歳でEMI ClassicsよりCDデビュー。サントリーホールで日本人最年少となる発売記念リサイタルを開催した。
翌2011年にはセカンドアルバム「熱情」をリリース。
2015年10月「第17回ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリストとなった。
2018年4月、 ワーナークラシックスよりCD「ニュー・ステージ~リスト&ショパンを弾く」をリリース。同年8月には、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に出演し好評を得た。
2021年8月 ワーナークラシックスより最新CD「ショパン:前奏曲集 他」をリリース。
現在、フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んでいる。

曲目

モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ ニ長調 KV448

シューマン/『小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 作品85』より
 第3曲「庭園のメロディ」

ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲
シューベルト/幻想曲 ヘ短調 作品103 D940
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56b

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

協賛:スタインウェイ・ジャパン株式会社

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