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東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション

東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』

東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』

東京芸術祭2024参加演目として、木ノ下歌舞伎が東京芸術劇場プレイハウスに初登場!
木ノ下歌舞伎×杉原邦生のタッグの集大成。疾風怒濤、5時間の一大エンターテイメントがついに大舞台へ!

木ノ下歌舞伎『三人吉三』9年ぶりの再演! 2014年初演、2015年の再演(芸劇eyes)では読売演劇大賞2015年上半期作品賞部門のベスト5に選出された代表作が、タイトルを『三人吉三廓初買』に改め、新たな顔ぶれで大舞台に登場します。
数奇な運命に翻弄される若者たち和尚、お坊、お嬢の“三人吉三”と、現行歌舞伎ではカットされている“商人と花魁の恋”がダイナミックに交錯する鮮烈な群像劇。「当今のシェイクスピヤ(我が国のシェイクスピア)」(©坪内逍遥)とも評された歌舞伎作者のレジェンド・河竹黙阿弥による最高傑作の、いまや幻となったオリジナル版の全貌を見られるのはこのキノカブ版のみです。
幕末の動乱期に執筆され、今もなお愛されつづける物語が、同じく変化と激動の現代(いま)を撃つ。これぞ、木ノ下歌舞伎による『三人吉三』の決定版!

日程
2024年09月15日 (日) ~09月29日 (日)
会場
プレイハウス
河竹黙阿弥
監修・補綴
木ノ下裕一

撮影:東直子

木ノ下歌舞伎 主宰。
1985年和歌山市生まれ。2006年、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『三人吉三』『娘道成寺』『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』など。
2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。令和2年度京都市芸術新人賞受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。
渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2024年からまつもと市民芸術館(長野)の芸術監督団長。
https://kinoshita-kabuki.org/


【木ノ下裕一コメント】

日本文化の上澄みだけを掬い出して“美しい国”をアピールする昨今の風潮においては、歌舞伎もまたはその道具の一つにすぎないのかもしれません。しかし、江戸情緒を謳い上げた歌舞伎作者と目されている河竹黙阿弥の会心の作『三人吉三』は、幕末という時代の転換期の光と闇を包み隠さず描き切ったショッキングな作品でした。
震災(安政の大地震)や疫病(コレラ)の大流行という受け止め難い現実に対して、死んだ者と生きる者へ万感の愛惜を込めて筆を握り、立ち向かった黙阿弥のパッションを現代に蘇らせたいと思っています。

演出
杉原邦生[KUNIO]

撮影:細野晋司

演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。
2004年、プロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げる。これまでの KUNIO の作品に『エンジェルス・イン・アメリカ 第 1 部「至福千年紀が近づく」 第 2 部「ペレストロイカ」』、“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』、上演時間10時間に及ぶ大作『グリークス』、大学の恩師でもある太田省吾作品を鮮烈に蘇らせた『更地』などがある。近年の主な演出作品は、PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』 、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』、歌舞伎座『新・水滸伝』、ホリプロ『血の婚礼』、COCOON PRODUCTION 2022 / NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』、さいたまゴールド・シアター最終公演『水の駅』など。第36回京都府文化奨励賞受賞。
https://kunio.me

出演

田中俊介 須賀健太 矢部昌暉 / 藤野涼子 小日向星一 深沢萌華
武谷公雄 高山のえみ 山口航太 武居 卓 田中佑弥 緑川史絵
川平慈英 / 緒川たまき 眞島秀和
スウィング:佐藤俊彦 藤松祥子

田中俊介

須賀健太

矢部昌暉

藤野涼子

小日向星一

深沢萌華

武谷公雄

高山のえみ

山口航太

武居 卓

田中佑弥

緑川史絵

川平慈英

緒川たまき

眞島秀和

佐藤俊彦

藤松祥子

過去公演記事(抜粋・禁無断転載)
『三人吉三』2015年

歌舞伎と現代 独自の往還
誰も見たことのない戯曲の姿を掘り起こす快挙…独自の流儀で、驚くほど原作に忠実な中に現代人を発見する。

2015年6月18日 朝日新聞・児玉竜一さん

朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317

幕末の暗さとハチャメチャさが現代にワープ
めったにない掘り出し物…戦争の予感の中で命の尊さを懸命に訴える…斬新な解釈。

2015年6月27日 日本経済新聞・内田洋一さん

『勧進帳』2023年 スウィング公演について

今作では、複数の代役を担う「スイング」の2人…が、本役の俳優と交代して舞台に立てる機会が2回、用意されていた。画期的な試みだ。ぜひ今後、演劇界に広がってほしい。

2023年9月19日 読売新聞・森重達裕さん

「スイング」に出演機会 劇に新風
公演を支える重要な役割としての正当な評価と共に、より良いあり方を探る様々な試みが広がったらいい。

2023年9月21日 朝日新聞・増田愛子さん

朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317

公演スケジュール
9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15

13:00◇

16

13:00◇

17

13:00

18

休演日

19

休演日

20

13:00

21

13:00

22

13:00▲

23

13:00◯

24

休演日

25

休演日

26

13:00☆

27

13:00

28

13:00◎

29

13:00◎

30          

◇:早割あり

▲:ビデオ撮影のため、場内にカメラが設置されます。予めご了承ください。

○:聞こえない・聞こえづらいお客様のための「ポータブル字幕機提供」を実施いたします。(要予約)

◎:見えない・見えづらいお客様のための「音声ガイド」を実施いたします。(要予約)

☆:スウィング俳優出演回( 配役の一部をスウィング俳優が務めます。通常公演とは出演者が異なりますのでご注意ください。)

下記日程終演後アフタートークあり(ご参加は当日チケットをお持ちの方に限ります)

9月17日 (火) 木ノ下裕一ほか

9月26日 (木) 木ノ下裕一×スウィング俳優(佐藤俊彦、藤松祥子)ほか

英語ポータブル字幕機(日時限定・要予約)を実施予定。詳細は東京芸術祭WEBサイトをご確認ください。

9月20日(金) 13:00回は学生団体が鑑賞する可能性があります。

チケット料金
【全席指定・税込み】
S席 9,500円
A席 8,000円
サイドシート 5,500円
吉三割(一般S席同日3名) 25,500円
早割S席 8,500円(9月15日(日)、9月16日(月・祝)公演限定)
早割A席 7,000円(9月15日(日)、9月16日(月・祝)公演限定)
スウィング俳優出演回S席 8,500円(9月26日(木)公演限定)
スウィング俳優出演回A席 7,000円(9月26日(木)公演限定)
65歳以上(S席) 9,000円
29歳以下(A席) 7,500円
高校生以下 1,000円
幕見席 2,500円

未就学児はご入場いただけません。

吉三割チケット(一般S席同日3名)は、東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ取扱い(枚数限定)。

65歳以上、29歳以下、高校生以下割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ取扱い(枚数限定・要証明書)。

一般料金のチケットで年齢割引の対象者様が入場されても差額の返金はできません。また、年齢割引のチケットで一般の方がご入場される際は、公演当日に受付で差額のお支払をお願いいたします。

車いすでご鑑賞、障害者割引(要証明書)を希望のお客様は、購入前に東京芸術劇場ボックスオフィスへお問合せください。

全日程でヒアリングループ(磁気ループ)が客席の一部で作動します。詳細は、東京芸術劇場ボックスオフィス、または当劇場webサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください。

やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報などに変更が生じる場合がございます。

営利目的の転売は固くお断りいたします。

公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。

ご来場前に必ず当劇場webサイト内の注意事項と本公演の最新情報をご確認ください。

幕見席の販売について
全3幕のうちお好きな幕をご観劇いただけるお席です。各幕完全入れ替え制となります。
詳細は9月上旬に発表予定です。
舞台の一部がご覧いただけない場合がございます。
ご案内の都合上、会場ロビー内の施設(お手洗い、売店など)の使用を制限させていただく可能性がございますので、予めご了承ください。

発売日
2024年7月20日(土)10:00
チケット取扱

【東京芸術劇場ボックスオフィス】

電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)

国際電話および一部のIP電話・プリペイド方式の携帯電話からはご利用いただけません。

窓口 営業時間:休館日を除く10:00~19:00
WEB https://www.geigeki.jp/t/

24時間受付(メンテナンスの時間を除く)

【その他プレイガイド】

  • チケットぴあ
    • セブン-イレブン店舗
  • イープラス
    • ファミリーマート店舗 Famiポート
  • ローソンチケット
    • ローソン、ミニストップ店舗 Loppi
  • カンフェティ
    • 0120-240-540 通話料無料(平日10:00~18:00 オペレーター対応)
スタッフ

美術:金井勇一郎
音楽:☆Taku Takahashi (m-flo)
照明:横原由祐
音響:星野大輔
衣装:Antos Rafal
ヘアメイク:国府田 圭
振付:北尾 亘
補綴:稲垣貴俊
演出助手:矢本翼子
舞台監督:大鹿展明

広報:森 明睎子
制作進行:清水 翼 関 あゆみ

宣伝美術:永瀬祐一
宣伝写真:設楽光徳
宣伝スタイリスト:ゴウダアツコ
宣伝ヘアメイク:西川直子
お問合せ
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00-19:00)

主催:東京芸術祭実⾏委員会[公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]

助成:文化庁ロゴマーク

文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会

一般財団法人地域創造

協賛:アサヒグループジャパン株式会社
制作協力:一般社団法人ベンチ

企画制作:東京芸術劇場・木ノ下歌舞伎/一般社団法人樹来舎


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