- 日程
- 2024年09月15日 (日) ~09月29日 (日)
- ステージ数
- 11
- 会場
- プレイハウス
- 作
- 河竹黙阿弥
- 監修・補綴
-
- 木ノ下裕一
-
撮影:東直子
木ノ下歌舞伎 主宰。
1985年和歌山市生まれ。2006年、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『三人吉三』『娘道成寺』『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』など。
2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。令和2年度京都市芸術新人賞受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。
渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2024年からまつもと市民芸術館(長野)の芸術監督団長。
https://kinoshita-kabuki.org/
【木ノ下裕一コメント】
日本文化の上澄みだけを掬い出して“美しい国”をアピールする昨今の風潮においては、歌舞伎もまたはその道具の一つにすぎないのかもしれません。しかし、江戸情緒を謳い上げた歌舞伎作者と目されている河竹黙阿弥の会心の作『三人吉三』は、幕末という時代の転換期の光と闇を包み隠さず描き切ったショッキングな作品でした。
震災(安政の大地震)や疫病(コレラ)の大流行という受け止め難い現実に対して、死んだ者と生きる者へ万感の愛惜を込めて筆を握り、立ち向かった黙阿弥のパッションを現代に蘇らせたいと思っています。
- 演出
-
- 杉原邦生[KUNIO]
-
撮影:細野晋司
演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。
2004年、プロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げる。これまでの KUNIO の作品に『エンジェルス・イン・アメリカ 第 1 部「至福千年紀が近づく」 第 2 部「ペレストロイカ」』、“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』、上演時間10時間に及ぶ大作『グリークス』、大学の恩師でもある太田省吾作品を鮮烈に蘇らせた『更地』などがある。近年の主な演出作品は、PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』 、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』、歌舞伎座『新・水滸伝』、ホリプロ『血の婚礼』、COCOON PRODUCTION 2022 / NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』、さいたまゴールド・シアター最終公演『水の駅』など。第36回京都府文化奨励賞受賞。
https://kunio.me
- 出演
-
田中俊介 須賀健太 坂口涼太郎 / 藤野涼子 小日向星一 深沢萌華
配役表は
武谷公雄 高山のえみ 山口航太 武居 卓 田中佑弥 緑川史絵
川平慈英 / 緒川たまき 眞島秀和
スウィング:佐藤俊彦 藤松祥子写真をクリックするとプロフィールが開きます。
スウィング
- 公演概要
-
- 場割り
-
第1幕:約115分
湯島天神境内の場
松金屋座敷の場
新吉原丁子屋 吉野部屋の場
柳原夜鷹宿の場
新吉原丁子屋 一重部屋の場
新吉原丁子屋 再び 吉野部屋の場
新吉原丁子屋 再び 一重部屋の場
柳原新井橋の場
両国橋材木河岸の場
大川端庚申塚の場
割下水伝吉内の場第2幕:約75分
地獄正月斎日の場
小塚原化地蔵の場
新吉原八丁堤の場
新吉原丁子屋 二階の場
廓裏大音寺の場第3幕:約85分
巣鴨在吉祥院の場
丁子屋別荘の場
本郷火の見櫓の場上演時間は目安となります。
- 人物相関図
-
画:木ノ下裕一
- 過去公演記事(抜粋・禁無断転載)
-
- 『三人吉三』2015年
-
歌舞伎と現代 独自の往還
誰も見たことのない戯曲の姿を掘り起こす快挙…独自の流儀で、驚くほど原作に忠実な中に現代人を発見する。2015年6月18日 朝日新聞・児玉竜一さん
朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317
幕末の暗さとハチャメチャさが現代にワープ
めったにない掘り出し物…戦争の予感の中で命の尊さを懸命に訴える…斬新な解釈。2015年6月27日 日本経済新聞・内田洋一さん
- 『勧進帳』2023年 スウィング公演について
-
今作では、複数の代役を担う「スイング」の2人…が、本役の俳優と交代して舞台に立てる機会が2回、用意されていた。画期的な試みだ。ぜひ今後、演劇界に広がってほしい。
2023年9月19日 読売新聞・森重達裕さん
「スイング」に出演機会 劇に新風
公演を支える重要な役割としての正当な評価と共に、より良いあり方を探る様々な試みが広がったらいい。2023年9月21日 朝日新聞・増田愛子さん
朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317
インフォメーション
-
上演時間
約5時間20分(予定)
1幕:約115分
(休憩25分)
2幕:約75分
(休憩20分)
3幕:約85分
関連企画
歌舞伎ひらき街めぐり
~木ノ下裕一の古典で読み解く江戸⇄東京講座~
第一回「両国と『三人吉三』~魂をしずめる場所~」
◇3演目セット券販売◇
チケットの一般発売に先立ち、対象の3演目がお得に観られるセット券を期間限定・数量限定で発売します。
詳細は こちら から
メディア掲載情報
木ノ下裕一、杉原邦生、出演者のインタビューがお読みいただけます。
メディア掲載情報一覧
オーディション情報
おとせ役・スウィング俳優ワークショップオーディション(終了)
【全国ツアー】
★[長野(松本)公演]
2024年10月5日(土)・6日(日)
まつもと市民芸術館 主ホール★[三重公演]
2024年10月13日(日)
三重県文化会館 中ホール★[兵庫公演]
2024年10月19日(土)・20日(日)
兵庫県立芸術文化センター
阪急 中ホール
日程
ステージ数
会場
作
監修・補綴
- 木ノ下裕一
-
撮影:東直子
木ノ下歌舞伎 主宰。
1985年和歌山市生まれ。2006年、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『三人吉三』『娘道成寺』『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』など。
2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。令和2年度京都市芸術新人賞受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。
渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2024年からまつもと市民芸術館(長野)の芸術監督団長。
https://kinoshita-kabuki.org/
【木ノ下裕一コメント】
日本文化の上澄みだけを掬い出して“美しい国”をアピールする昨今の風潮においては、歌舞伎もまたはその道具の一つにすぎないのかもしれません。しかし、江戸情緒を謳い上げた歌舞伎作者と目されている河竹黙阿弥の会心の作『三人吉三』は、幕末という時代の転換期の光と闇を包み隠さず描き切ったショッキングな作品でした。
震災(安政の大地震)や疫病(コレラ)の大流行という受け止め難い現実に対して、死んだ者と生きる者へ万感の愛惜を込めて筆を握り、立ち向かった黙阿弥のパッションを現代に蘇らせたいと思っています。
演出
- 杉原邦生[KUNIO]
-
撮影:細野晋司
演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。
2004年、プロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げる。これまでの KUNIO の作品に『エンジェルス・イン・アメリカ 第 1 部「至福千年紀が近づく」 第 2 部「ペレストロイカ」』、“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』、上演時間10時間に及ぶ大作『グリークス』、大学の恩師でもある太田省吾作品を鮮烈に蘇らせた『更地』などがある。近年の主な演出作品は、PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』 、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』、歌舞伎座『新・水滸伝』、ホリプロ『血の婚礼』、COCOON PRODUCTION 2022 / NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』、さいたまゴールド・シアター最終公演『水の駅』など。第36回京都府文化奨励賞受賞。
https://kunio.me
出演
公演概要
- 場割り
-
第1幕:約115分
湯島天神境内の場
松金屋座敷の場
新吉原丁子屋 吉野部屋の場
柳原夜鷹宿の場
新吉原丁子屋 一重部屋の場
新吉原丁子屋 再び 吉野部屋の場
新吉原丁子屋 再び 一重部屋の場
柳原新井橋の場
両国橋材木河岸の場
大川端庚申塚の場
割下水伝吉内の場第2幕:約75分
地獄正月斎日の場
小塚原化地蔵の場
新吉原八丁堤の場
新吉原丁子屋 二階の場
廓裏大音寺の場第3幕:約85分
巣鴨在吉祥院の場
丁子屋別荘の場
本郷火の見櫓の場上演時間は目安となります。
- 人物相関図
-
画:木ノ下裕一
過去公演記事(抜粋・禁無断転載)
- 『三人吉三』2015年
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歌舞伎と現代 独自の往還
誰も見たことのない戯曲の姿を掘り起こす快挙…独自の流儀で、驚くほど原作に忠実な中に現代人を発見する。2015年6月18日 朝日新聞・児玉竜一さん
朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317
幕末の暗さとハチャメチャさが現代にワープ
めったにない掘り出し物…戦争の予感の中で命の尊さを懸命に訴える…斬新な解釈。2015年6月27日 日本経済新聞・内田洋一さん
- 『勧進帳』2023年 スウィング公演について
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今作では、複数の代役を担う「スイング」の2人…が、本役の俳優と交代して舞台に立てる機会が2回、用意されていた。画期的な試みだ。ぜひ今後、演劇界に広がってほしい。
2023年9月19日 読売新聞・森重達裕さん
「スイング」に出演機会 劇に新風
公演を支える重要な役割としての正当な評価と共に、より良いあり方を探る様々な試みが広がったらいい。2023年9月21日 朝日新聞・増田愛子さん
朝日新聞社に無断で転載することを禁じる。 許諾番号:24-1317
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主催:東京芸術祭実⾏委員会[公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会一般財団法人地域創造
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
制作協力:一般社団法人ベンチ企画制作:東京芸術劇場・木ノ下歌舞伎/一般社団法人樹来舎