『THE BEE』English Versionワールドツアー2013決定!
Tokyo Metropolitan Theatre in association with NODA MAP presents
『THE BEE』 English Version
野田秀樹のマスターピースともいうべき作品『THE BEE』。
2006年にロンドンで初演されたNODA・MAP番外公演『THE BEE』は野田秀樹とイギリス人キャストのワークショップから誕生しました。
9.11事件に触発された野田秀樹は題材に筒井康隆の小説『毟りあい』を選びワークショップを重ね、暴力に支配された日常をインプロビゼーションで何度も再現する『THE BEE』を創作しました。2007年には東京でイングリッシュバージョンと日本バージョンが上演され、さらに2012年にはイングリッシュバージョンが世界4都市、日本バージョンは国内5都市で上演される海外・日本ツアーも敢行し、各地で高い評価を得ました。
そして本年2013年5月~6月、イスラエル、韓国、ルーマニアの3都市で上演することが決定いたしました。イスラエルでは数週間にわたり世界各地のパフォーミング・アーツを上演するイスラエル・フェスティバルに参加、そして韓国演劇界をリードする中心的存在である明洞芸術劇場での公演を経て、ルーマニアではエジンバラ、アビニョンに並ぶヨーロッパ三大フェスティバルの一つシビウ国際演劇祭において、そのメイン会場でフェスティバルのファイナルを飾り当フェスティバルでは異例の2日間の上演を行います。
本ツアーはイギリス人キャストと野田秀樹によるイングリッシュバージョンとなりますが、前回の香港公演で新たに試みて大変好評を頂いた、紙を効果的に使用した日本バージョンの舞台セット(美術:堀尾幸男)で行うインテグラル・バージョンとなります。
高密度でスリリングな展開、現代を鋭く切り取った作品内容、そして言語と文化を横断する実験的な創造手法により、国内ではもちろん、国や文化を超えロンドン、ニューヨーク、香港で観るものに深く鋭い衝撃をもたらしてきた本作が、イスラエル、韓国、ルーマニアの観客にどのように受け入れられるのか、ぜひともご注目ください。
- 作:演出
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原作:筒井康隆 ~「毟りあい」(新潮社)より~
共同脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン
演出:野田秀樹
- 出演
- キャサリン・ハンター、グリン・プリチャード、マルチェロ・マーニ、野田秀樹
- 公演会場・日程
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2013年5月31日~6月1日
レベッカ・クラウン・ホール(イスラエル・フェスティバル)
http://www.israel-festival.org.il/2013年6月7日~8日
明洞芸術劇場(韓国)
http://www.mct.or.kr2013年6月15日~16日
ラドゥ・スタンカ劇場(ルーマニア・シビウ国際演劇祭)
http://www.sibfest.ro/平成25年度文化庁国際芸術交流支援事業
- あらすじ
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家族のもとへ、家路を急ぐサラリーマン井戸(野田秀樹)。脱獄犯に妻子を人質にとられ、彼の日常の風景は一瞬にして崩壊する。
自らも犯人の妻と子を人質にとって応酬する神経戦が繰り広げられ・・・。
日常と、非日常の危うい境界線、平凡な人間が隠し持つ怒りと憎悪、恐怖にさえも適応してしまう人間の強靭さ・・・
人種、文化を超えた根源的なテーマが散りばめられた『THE BEE』が、イスラエル、韓国、ルーマニアで上演!
- ■ 『THE BEE』 これまでの上演 ■
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初演制作:NODA・MAP/Soho Theatre
2006年6月21日~7月15日 『THE BEE』 SohoTheatre(ロンドン) 【初演】
2007年6月22日~7月9日 『THE BEE』日本バージョン シアタートラム(東京)
2007年7月12日~7月29日 『THE BEE』ロンドンバージョン シアタートラム(東京)
2012年1月5日~3月11日 『THE BEE』English Version WORLD TOUR
Japan Society(ニューヨーク)、SohoTheatre(ロンドン)、
HK Cultural Centre(香港)、水天宮ピット 大スタジオ(東京)
2012年4月25日~6月24日 『THE BEE』Japanese Version JAPAN TOUR
水天宮ピット 大スタジオ(東京)、大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪)、
北九州芸術劇場中劇場(北九州)、まつもと市民芸術館実験劇場(松本)、
静岡芸術劇場(静岡)
2013.04.22