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パリ・国立シャイヨー劇場で開幕!(フランス初演)

野田秀樹作品『THE BEE』English Versionヨーロッパツアー2014
パリ・国立シャイヨー劇場で開幕!(フランス初演)

 東京芸術劇場の芸術監督・野田秀樹が国際的なキャスト・スタッフと作りあげた代表作の一本である『THE BEE』English Versionの2014年ヨーロッパツアー第一弾フランス公演がパリの国立シャイヨー劇場グランド・ホワイエ(特設会場)にて5月13日(火)現地時間19時に開幕しました。
 これまでのEnglish Versionでは、脱獄犯の妻役を演じてきた野田秀樹が、今回初めて「井戸」役に挑むことでも注目が集まる本作。―――シャイヨー劇場での公演はフランスでの初演になりましたが、お客様の反応は新鮮かつ成熟した大人の反応で、時に大きな笑いを交えながら舞台上で展開する惨劇を見守りました。
 終演後、ほぼ満席の客席は熱い拍手で包まれ、4度のカーテンコールの中、パリ公演初日の幕は閉じました。

 これまでにイギリス、日本、アメリカ、香港、イスラエル、韓国、ルーマニアと旅を続けてきた『THE BEE』 English Version。その高密度でスリリングな展開と、現代を鋭く射貫いたストーリー、言語と文化を横断する実験的な創作は、世界各地で大反響を呼んできました。
 パリでの公演は、5月13日(火)~17日(土)まで5公演行われ、その後、5月27日(火)28日(水)にはルクセンブルク市立劇場、 6月2日(月)~6月4日(水)には、ドイツ・レックリングハウゼンのルール演劇祭を巡回致します。

野田 秀樹 コメント

初日の幕が上がり、舞台の上に立って初めて、ひさしぶりにものすごく緊張していることに気付きましたが、
パリの観客から、おもいがけず素晴らしいリアクションがあり、とてもありがたかった。
パリの観客はとてもOPEN MINDで大人として芝居への許容量がある。

今日の初日がうまくいったことに慢心せず、明日からも頑張りたいと思います。
素晴らしい形でパリデビューが果たせてとても嬉しく思います。

野田 秀樹

THE BEE

photo:naoko tamura

THE BEE

photo:naoko tamura

家族のもとへ家路を急ぐ、平凡なサラリーマン、井戸。脱獄犯に妻子を人質にとられ、彼の日常は一瞬にして崩壊する。
そして井戸は、自らも脱獄犯の妻子を人質にとり、メディアをも巻き込んだ壮絶な復讐に出る…。

会場:国立シャイヨー劇場グランド・ホワイエ(Théâtre National de Chaillot/Grand Foyer)
フランス・パリ(客席数:318)


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2014年5月13日(火)~5月17日(土) PARIS (FRANCE)
パリ・国立シャイヨー劇場 Théâtre National de Chaillot/Grand Foyer

2014年5月27日(火)、5月28日(水) LUXEMBOURG (LUXEMBOURG)
ルクセンブルク市立劇場 Les Théâtres de la Ville de Luxembourg/Studio 

2014年6月2日(月)~6月4日(水) RECKLINGHAUSEN (GERMANY)
ルール演劇祭 Ruhrfestspiele Recklinghausen/Kleines Theatre
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原作:筒井康隆 ~「毟りあい」(新潮社)より~
共同脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン
演出:野田秀樹
出演:野田秀樹 グリン・プリチャード デヴィッド・チャールズ  ペトラ・マッシー

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:国際交流基金
制作協力:NODA・MAP

初演:2006年6月21日 SohoTheatre(ロンドン)
初演制作:NODA・MAP/SohoTheatre

2014.05.14