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世界のマエストロシリーズvol.1

S.スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団 演奏会

S.スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団 演奏会

©読響 photo: 青柳聡

東京芸術劇場は1年半にわたる改修工事を行い、昨年リニューアルオープン。
ハード面、音響面を一新し、コンサートホールとして再出発をした。その装いも新たなホールの新シリーズとして"世界のマエストロシリーズ"と冠し、事業提携を行う読響のオーケストラ公演を開催。

第1回目となる今回は平日マチネとして、90才を迎えた桂冠名誉指揮者の巨匠・スクロヴァチェフスキを迎え、得意の20世紀音楽からショスタコーヴィチ交響曲第5番、"お国もの"としてショパンピアノ協奏曲第1番を取り上げる。
前者はマーキュリーに録音した手兵ミネソタ管との録音、後者でのルービンシュタインとの名盤は今も定番の名演奏としてクラシックファンの間に深い印象を与え続けている18番(おハコ)ともいえるプログラミング。
初共演となるグレムザーはロマン派を最も得意としているドイツを代表するベテランのヴィルトゥオーソピアニスト。 必聴の記憶に残る大名演が期待される。

日程
2013年10月04日(金) 15:00 開演(ロビー開場 14:00)
会場
コンサートホール
曲目

F.ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
D.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調

出演

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
管弦楽:読売日本交響楽団
ピアノ:ベルント・グレムザー

プロフィール
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(Stanisław Skrowaczewski)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

©読響 photo:青柳聡

1923年10月3日、ポーランドのリヴォフ(現在はウクライナ領)に生まれる。 4歳でヴァイオリンとピアノを始め、7歳でオーケストラ曲を書き、11歳で公式リサイタルを開いてピアニストとしてデビュー。13歳の時にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を弾き振りするほどの神童だったという。しかし、第二次大戦中に空襲で負った手の傷が元で、ピアニストの道を断念。以降、作曲と指揮の勉強に向かった。 大戦終結後、クラクフでワルシャワ・フィルを指揮した際、時のフランス大使が感動したことが縁で、奨学金を受けて2年間、パリに留学。まだ、西側に出ることが困難な時代だったが、そのパリで熱心に作曲を学んだ。 1940年代後半から本格的な指揮活動に入り、1946年、ブロツワフ・フィルの指揮者を務めた後、カトヴィツェ・フィル(1949-54年)、クラクフ・フィル(1954-56年)、ワルシャワ国立響(1956-59年)の音楽監督などを歴任。この間、1956年にローマの国際指揮者コンクールで優勝し、1958年にはクリーヴランド管を指揮してアメリカ・デビューを果たした。以後、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、シンシナティ響に客演している。 その後、1960年から20年近くにわたってミネソタ管(旧ミネアポリス響、1968年に改称)の音楽監督を務めた。ワルシャワ国立響の首席指揮者に続いて、1984-91年には英・ハレ管の首席指揮者を務め、現在はミネソタ管の桂冠指揮者のほかザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルの首席客演指揮者でもある。アメリカ国籍を得て、ミネアポリスを拠点に世界各地で活躍している。2011年5月には25年ぶりにベルリン・フィルに客演し、絶賛を博した。 ブルックナーの指揮では世界的に定評があり、ブルックナー交響曲の解釈でマーラー・ブルックナー協会から金メダルも授与されている。ザールブリュッケン放送響との「ブルックナー交響曲全集」は世界中で賞賛され、「カンヌ・クラシック大賞2002(19世紀管弦楽作品部門)」を受賞している。 読売日本交響楽団とは1978年に初共演して以来、2000年、02年、05年と演奏を重ね、同年末には「第九」を指揮。2007年4月、第8代常任指揮者に就任した。2010年4月より、桂冠名誉指揮者。

ベルント・グレムザー(Bernd Glemser)
ベルント・グレムザー

photo:middke

1962年ドイツ生まれ。名教師ヴィターリ・マルグリスへピアノを学び、ミュンヘン国際コンクール等17の国際選抜大会に優勝、入賞して注目を集める。ラフマニノフのスペシャリストとして知られ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮フィラデルフィア管弦楽団、アントニー・ヴィット指揮ポーランド放送交響楽団、オスモ・ヴァンスカ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等と共演、録音を行って絶賛を博すほか、ヘルベルト・ブロムシュテット、チョン・ミョンフン、リッカルド・シャイー、ドミトリー・キタエンコ、ネーメ・ヤルヴィ、フランツ・ヴェルザー=メスト、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ザールブリュッケン放送交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、ヨーロッパ室内管弦楽団、ライプツィッヒ弦楽四重奏団、ロータス弦楽四重奏団、ゲルハルト・オピッツ、マリア・クリーゲル等一流演奏家と多彩な活動を展開している。一方、教育の分野では、1989年ドイツ最年少をもってザールブリュッケン音楽大学教授へ就任、現在はヴュルツブルク音楽大学で後進の指導に当たる。1992年ハンガリー政府アンドール・フォルデス賞、1993年EU欧州ピアニスト賞各受賞、2003年ドイツ連邦共和国十字勲章叙位。技巧、解釈とも優れたドイツを代表するピアニストの一人で、ナクソス、エームス等にバッハ、ブラームス、ショパン、シューマン、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン等多数のCDアルバムがある。

インフォメーション

  • <演奏時間>

    F.ショパン/「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 40分
    D.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調 50分
    (休憩:20分)

     

日程

2013年10月04日(金) 15:00 開演(ロビー開場 14:00)

会場

コンサートホール

曲目

F.ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
D.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調

出演

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
管弦楽:読売日本交響楽団
ピアノ:ベルント・グレムザー

プロフィール

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(Stanisław Skrowaczewski)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

©読響 photo:青柳聡

1923年10月3日、ポーランドのリヴォフ(現在はウクライナ領)に生まれる。 4歳でヴァイオリンとピアノを始め、7歳でオーケストラ曲を書き、11歳で公式リサイタルを開いてピアニストとしてデビュー。13歳の時にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を弾き振りするほどの神童だったという。しかし、第二次大戦中に空襲で負った手の傷が元で、ピアニストの道を断念。以降、作曲と指揮の勉強に向かった。 大戦終結後、クラクフでワルシャワ・フィルを指揮した際、時のフランス大使が感動したことが縁で、奨学金を受けて2年間、パリに留学。まだ、西側に出ることが困難な時代だったが、そのパリで熱心に作曲を学んだ。 1940年代後半から本格的な指揮活動に入り、1946年、ブロツワフ・フィルの指揮者を務めた後、カトヴィツェ・フィル(1949-54年)、クラクフ・フィル(1954-56年)、ワルシャワ国立響(1956-59年)の音楽監督などを歴任。この間、1956年にローマの国際指揮者コンクールで優勝し、1958年にはクリーヴランド管を指揮してアメリカ・デビューを果たした。以後、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、シンシナティ響に客演している。 その後、1960年から20年近くにわたってミネソタ管(旧ミネアポリス響、1968年に改称)の音楽監督を務めた。ワルシャワ国立響の首席指揮者に続いて、1984-91年には英・ハレ管の首席指揮者を務め、現在はミネソタ管の桂冠指揮者のほかザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルの首席客演指揮者でもある。アメリカ国籍を得て、ミネアポリスを拠点に世界各地で活躍している。2011年5月には25年ぶりにベルリン・フィルに客演し、絶賛を博した。 ブルックナーの指揮では世界的に定評があり、ブルックナー交響曲の解釈でマーラー・ブルックナー協会から金メダルも授与されている。ザールブリュッケン放送響との「ブルックナー交響曲全集」は世界中で賞賛され、「カンヌ・クラシック大賞2002(19世紀管弦楽作品部門)」を受賞している。 読売日本交響楽団とは1978年に初共演して以来、2000年、02年、05年と演奏を重ね、同年末には「第九」を指揮。2007年4月、第8代常任指揮者に就任した。2010年4月より、桂冠名誉指揮者。

ベルント・グレムザー(Bernd Glemser)
ベルント・グレムザー

photo:middke

1962年ドイツ生まれ。名教師ヴィターリ・マルグリスへピアノを学び、ミュンヘン国際コンクール等17の国際選抜大会に優勝、入賞して注目を集める。ラフマニノフのスペシャリストとして知られ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮フィラデルフィア管弦楽団、アントニー・ヴィット指揮ポーランド放送交響楽団、オスモ・ヴァンスカ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等と共演、録音を行って絶賛を博すほか、ヘルベルト・ブロムシュテット、チョン・ミョンフン、リッカルド・シャイー、ドミトリー・キタエンコ、ネーメ・ヤルヴィ、フランツ・ヴェルザー=メスト、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ザールブリュッケン放送交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、ヨーロッパ室内管弦楽団、ライプツィッヒ弦楽四重奏団、ロータス弦楽四重奏団、ゲルハルト・オピッツ、マリア・クリーゲル等一流演奏家と多彩な活動を展開している。一方、教育の分野では、1989年ドイツ最年少をもってザールブリュッケン音楽大学教授へ就任、現在はヴュルツブルク音楽大学で後進の指導に当たる。1992年ハンガリー政府アンドール・フォルデス賞、1993年EU欧州ピアニスト賞各受賞、2003年ドイツ連邦共和国十字勲章叙位。技巧、解釈とも優れたドイツを代表するピアニストの一人で、ナクソス、エームス等にバッハ、ブラームス、ショパン、シューマン、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン等多数のCDアルバムがある。

主催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)

事業提携:読売日本交響楽団

助成:文化庁ロゴマーク平成25年度 文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ

チラシ

チラシ

〔pdf:1.06MB〕

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