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東京芸術劇場シアターオペラvol.9 (全国共同制作プロジェクト)

モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』 ~庭師は見た!~ 新演出
(全4幕・字幕付 原語&一部日本語上演)

モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』 ~庭師は見た!~ 新演出

全国10都市13公演開催される
音楽界と演劇界の夢のコラボレーションオペラ

井上道義×野田秀樹
二人の鬼才が放つ、新フィガロの結婚。
誰も見たことのない新しいオペラの幕が開く。

<庭師アントニ男よりみなさまへ>
今宵は、懲りない「男と女」のお話しを、この庭師がいたします。
ところは長崎、港の見える丘。
時は黒船来航の世。
その黒船より、フルーツ、ピアノ、ダンス、牛鍋、オペラ、 そして西洋人が降りてまいります!

日程
2015年10月22日(木)18:30開演(ロビー開場 17:30) ★追加公演★
2015年10月24日(土)14:00開演(ロビー開場 13:00)
2015年10月25日(日)14:00開演(ロビー開場 13:00)

※10/24(土)、25(日)追加分発売 8月25日(火)10:00am~ 
東京芸術劇場ボックスオフィスのみで取扱い(WEB・電話・窓口)
※1回のお申込みで8枚までとなります。
会場
コンサートホール
指揮・総監督

井上道義

演出

野田秀樹

出演

アルマヴィーヴァ伯爵:ナターレ・デ・カロリス
伯爵夫人:テオドラ・ゲオルギュー
スザ女(スザンナ):小林沙羅
フィガ郎(フィガロ):大山大輔
ケルビーノ:マルテン・エンゲルチェズ
マルチェ里奈(マルチェリーナ):森山京子
バルト郎(ドン・バルトロ):妻屋秀和
走り男(バジリオ):牧川修一
狂っちゃ男(クルツィオ):三浦大喜
バルバ里奈(バルバリーナ):コロン・えりか
庭師アントニ男(アントニオ):廣川三憲

合唱:新国立劇場合唱団

声楽アンサンブル:佐藤泰子、紺野恭子、西本会里、増田 弓、新後閑 大介、平本英一、

         千葉裕一、東 玄彦

演劇アンサンブル:川原田樹、菊沢将憲、近藤彩香、佐々木富貴子、

         佐藤悠玄、長尾純子、永田恵実、野口卓磨

管弦楽:読売日本交響楽団

チェンバロ、コレペティトゥール:服部容子

スタッフ

副指揮:佐藤正浩

合唱指揮:辻博之
演出助手:田尾下哲、佐藤美晴、田丸一宏
舞台監督:伊藤 潤
総合プロデューサー:山田正幸

 

振付:下司尚実

美術:堀尾幸男(HORIO工房)

衣裳:ひびのこづえ

美粧:赤松絵利

照明:小笠原 純

音響:石丸耕一

プロフィール
井上道義 Michiyoshi Inoue(指揮・総監督)
井上道義

ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者を経て、2007年よりオーケスト ラ・アンサンブル金沢音楽監督に就任。1998年「フランス政府芸術文芸勲章」、2010年「京都市文化功労賞」を受賞。ラ・フォル・ジュルネ金沢を含む 多くの実験的企画を敢行し続けている。

野田秀樹 Hideki Noda(演出)
野田秀樹

劇作家、演出家、役者。
1955年、長崎県出身。大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成、一大ブームを巻き起こし92年に解散。ロンドン留学を経て93年、NODA・MAPを設立。国内のみならず海外でも積極的に作品を発表。09年、東京芸術劇場の芸術監督に就任。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科教授。

ナターレ・デ・カロリス Natale De Carolis(バリトン) / アルマヴィーヴァ伯爵
ナターレ・デ・カロリス

イタリア生まれ。トティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール第1位受賞。スポレートのリリコ・スペリメンターレ劇場で『セビリアの理髪師』ドン・バシリオを演じてオペラ・デビュー、以来、イタリアを代表するバリトンとして世界の一流歌劇場、コンサートホールに登場している。特に、モーツァルトとロッシーニの解釈は名高く、ミラノ・スカラ座、フィレンツェのコムナーレ劇場、ベネチアのラ・フェニーチェ劇場、ナポリのサン・カルロ劇場、ボローニャのコムナーレ劇場、パレルモのマッシモ劇場、トリノ王立歌劇場、ローマ歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭等で、『ドン・ジョヴァンニ』、『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『セビリアの理髪師』、『イタリアのトルコ人』、『チェレネントラ』、『絹のはしご』、『泥棒かささぎ』等の主要役柄を務める。共演する指揮者も、リッカルド・ムーティ、ズービン・メータ、ジェームズ・レヴァイン、ニコラウス・アーノンクール、ジャナンドレア・ノセダ、シルヴァン・カンブルラン等と多彩である。

テオドラ・ゲオルギュー Teodora Gheorghiu(ソプラノ) / 伯爵夫人
テオドラ・ゲオルギュー

© Yunus Durukan

ルーマニア生まれ。ベルギーのエリーザベト王妃音楽大学オペラ・スタジオに学ぶ。ガジャーレ国際コンクール、エネスコ国際コンクール、エリーザベト王妃国際コンクール第等多くの選抜大会で受賞し、2004年にはカラヤン奨学生となってウィーン国立歌劇場へも出演。2007年ウィーン国立歌劇場と契約を結び、『こうもり』、『魔笛』、『ファルスタッフ』、『アラベラ』、『愛の妙薬』、『アルジェのイタリア女』、『ウェルテル』、『ユダヤの女』等の主要役柄を演ずる。また、王立モネ劇場、ジュネーヴ大劇場、ローザンヌ歌劇場、シャンゼリゼ劇場、ボーヌ国際バロック・オペラ・フェスティバル、アンティーブ国際音楽祭、リヒャルト・シュトラウス音楽祭等で『セビリアの理髪師』、『ラ・ボエーム』、『ツァイーデ』、『フィガロの結婚』、『カプリッチョ』等多種多様な役柄を歌っている。共演する指揮者に、小澤征爾、フランツ・ヴェルザー=メスト、マルコ・アルミリアート、ペーター・シュナイダー、アダム・フィッシャー、ベルトラン・ド・ビリー、ジョン・アクセルロッド、テオドール・グシュルバウアー等がいる。ウィーンを中心に高い人気を誇る美貌の若手ソプラノ歌手である。

小林沙羅 Sara Kobayashi(ソプラノ) / スザ女(スザンナ)
小林沙羅

© Nippon Columbia

東京藝術大学卒、同大学院修了。2011年度文化庁在外研修員。ウィーン在住。2012年ソフィア国立歌劇場にて欧州デビュー、『愛の妙薬』アディーナ、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタを演じる。『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)、『トゥーランドット』リュー(井上道義指揮)、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル(下野竜也指揮)、千住明作曲『万葉集』(初演)、三枝成彰作曲『KAMIKAZE』愛子(初演)等に出演。昨年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」出演や「プロ野球コナミ日本シリーズ」での国家独唱でも注目を浴びた。今年3月にデビューアルバム「花のしらべ」をリリース。
オフィシャルHP:http://sarakobayashi.com/

大山大輔 Daisuke Oyama(バリトン) / フィガ郎(フィガロ)
大山大輔

主な出演作は『セビリャの理髪師』フィガロ、『フィガロの結婚』フィガロ、伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールや『カルメン』エスカミーリョ等。主要な役を数多く演じている若手筆頭バリトン。 佐渡裕プロデュース公演『メリー・ウィドウ』ダニロでは特に注目を集め、同役にて『題名のない音楽会』へ出演し好評を博す。 役者としても活動しており、朗読劇やナレーション、様々な演劇作品へ出演の他、劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』ではファントム役で出演する等、オペラ以外の舞台活動でも好演を重ねている、割と珍しいタイプのオペラ歌手。 東京藝術大学首席卒業。同大学院オペラ科修了。平野忠彦、寺谷千枝子、西澤明の各氏に師事。 日本声楽アカデミー会員。
オフィシャルブログ『ネコとオペラと大山大輔 改

マルテン・エンゲルチェズ Maarten Engeltjes(カウンターテナー) / ケルビーノ
マルテン・エンゲルチェズ

4歳からボーイソプラノとして歌い始め、少年合唱団のソリストとして様々なレコーディングに参加した。カウンターテナーとしてはマタイ受難曲のアルトで16歳でデビュー。以後J.S.バッハの声楽作品やヘンデルのオラトリオで国際的な活動を開始した。 また、バロックとコンテンポラリーの分野で様々なプロダクションへ参加した。その中には、ドレスデンシュターツカペレ(ユロフスキー指揮)、アムステルダム・コンセルトヘボウ(シュテンツ指揮)、アムステルダム・バロック・オーケストラ(T.コープマン指揮)等がある。主な作品はJ.S.バッハの主な声楽作品を初め、ペルゴレージ「スターバートマーテル」、ヘンデル「リナルド」(クリスティアーノ)、レザールフロリアンの日本ツアー(W.クリスティ指揮)などがある。
また、今後オランダ国内を初め、ベルゲンフィル、バイエルン放送コーラス、ミュンヘンフィル、チューリヒトーンハレ管などの予定がある。
2007年にはパーセル、ダウランドを初めとする楽曲でCDデビュー、オランダ国内のクラシック部門でトップテンのセールスを数か月に渡り記録した。2009年にはバッハのヨハネ受難曲のソロパートのCDをリリース。2007年にはハーグ王立音楽院を卒業、M.チャンスやA.ショルと共に声楽の指導も行っている。

森山京子 Kyoko Moriyama(メゾ・ソプラノ) / マルチェ里奈(マルチェリーナ)
森山京子

沖縄県出身。国立音楽大学卒業。ドイツのライプツィヒ歌劇場と94年から2シーズン契約し、イタリア・パルマ他で「ユディッタの栄光」、ジーモン・マイアー「レクイエム」等に出演。2000年にはルーマニア国立劇場「カルメン」のタイトルロールに招かれ成功を収めた。国内でも藤原歌劇団、新国立劇場を中心に「蝶々夫人」「ロメオとジュリエット」「リゴレット」「ラ・ジョコンダ」「イタリアのトルコ人」「アルジェのイタリア女」「ラ・チェネレントラ」「ランスへの旅」「どろぼうかささぎ」「カルメル会修道女の対話」「夢遊病の女」「仮面舞踏会」「ナブッコ」「軍人たち」「ムツェンスク郡のマクベス夫人」「オテロ」「夜叉ヶ池」「カヴァレリア・ルスティカーナ」など幅広いレパートリーで活躍。その他、宗教曲や「第九」のソロ、「NHKニューイヤー・オペラコンサート」等に出演。際立つ存在感と、円熟した歌唱で日本を代表するオペラ歌手として活躍している。藤原歌劇団団員。

妻屋秀和 Hidekazu Tsumaya(バス) / バルト郎(ドン・バルトロ)
妻屋秀和

東京藝術大学、同大学院修了。92年よりミラノに留学。94年から2001年までライプツィヒのライプツィヒ歌劇場、2002年から2011年までワイマールのドイツ国民劇場専属。今までに出演した主要な歌劇場はブレゲンツ湖上音楽祭、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、新国立劇場等。欧州、日本でモーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、R.シュトラウス等のオペラの主要な役を多くの著名な指揮者、演出家、歌手と共演。これまでに出演したオペラは60余作、演じた役は80役、公演数は800を超える。恵まれた体躯と深みのある柔らかな歌声と重厚な演技で舞台上において圧倒的な存在感を醸し出している。オペラのみならずオーケストラ・コンサート、宗教曲のソリストとして、また経験に基づいたマスター・クラスなど教育活動にも取り組んでいる。第24回ジローオペラ賞受賞、第3回ロシヤ歌曲賞受賞。ライプツィヒ在住。二期会会員

牧川修一 Shuichi Makikawa(テノール) / 走り男(バジリオ)
牧川修一

武蔵野音楽大学卒業。『リゴレット』マントヴァ公爵でデビュー。1990年二期会創立40周年記念公演『春琴抄』及び同オペラのフィンランド・サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル公演をはじめ、99年二期会公演『タンホイザー』ヴァルター、Bunkamuraオペラ劇場『トゥーランドット』に出演。同年8月には同オペラのエディンバラ国際フェスティバル公演に出演。近年では11年東京二期会『トゥーランドット』、14年『蝶々夫人』に相次いで出演。日本のオペラ界には欠くことの出来ないテノールの一人として活躍している。二期会会員

三浦大喜 Taiki Miura(テノール) / 狂っちゃ男(クルツィオ)
三浦大喜

大分県出身。国立音楽大学卒業後、渡伊。フィレンツェに拠点を置き研鑽を積む。2010年日本オペラ振興会人材育成オペラ公演「イル・カンピエッロ」のドナ・パスクア、2012年文京アカデミーCITTADINO歌劇団「ランメルモールのルチア」のエドガルドに出演し、好評を博す。その他、「リゴレット」マントヴァ公爵、「椿姫」アルフレード、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「夢遊病の女」エルヴィーノ、「カプレーティとモンテッキ」テバルド、「愛の妙薬」ネモリーノ、「リタ」ベッペ、「フィガロの結婚」バジリオ、「魔笛」モノスタトス、「蝶々夫人」ゴロー、「フランチェスカ・ダ・リミニ」(日本初演)トルド・ベラルデンゴ卿等多数のオペラに出演。また、第10回別府アルゲリッチ音楽祭の出演をはじめ、モーツァルト「レクイエム」、「戴冠式ミサ」、ベートーヴェン「第九」、グノー「聖チェチーリアのための荘厳ミサ」-等のソリストを務め、今後の活躍が期待されている。藤原歌劇団団員。

コロン・えりか Colon Erika(ソプラノ) / バルバ里奈(バルバリーナ)
コロンえりか

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなどオラトリオの分野に力を注ぐ。オペラではイタリア、モンテロッソ音楽祭『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役、『ドン・パスクアーレ』ノリーナ役他、フランス、プリヴァ市バロック音楽祭で『紅の薔薇』タイトルロールのヴィーナスを演じ、ラジオフランスで放送。昨年は東京シティ・フィル主催の『カルメル会修道女の対話』コンスタンス役で好評を博す。特にライフワークとして取り組んでいるのは、父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」の演奏と講演会で、浦上天主堂に於ける初演、CD出版後、世界各地で長崎からの平和へのメッセージを発信している。長野スペシャル・オリンピックスの開会式曲、スポーツ試合でのベネズエラ国歌斉唱、テレビ番組のリポーターなど幅広い分野で活動。2011年子どもと親のためのワークショップを開催するMothers for Peaceを立ち上げ、代表を務める。

廣川三憲 Mitsunori Hirokawa/ 庭師アントニ男(アントニオ)
廣川三憲

1962年生まれ、山口県出身。95年より「ナイロン100℃」に参加。以降、『ナイス・エイジ』、『わが闇』、『パン屋文六の思案〜続・岸田國士一幕劇コレクション〜』など、30本以上の劇団公演に出演。その他、近年の主な出演作品に〈舞台〉、OFFICE SHIKA×Cocco 『ジルゼの事情~Les Circonstances de Gilse~』、ライズ・プロデュース『眠れない羊』、〈映画〉『外事警察 その男に騙されるな』、『ステキな金縛り』〈TVドラマ〉『ショムニ2013』(CX)、『外交官 黒田康作』(CX)など。

新国立劇場合唱団 New National Theatre Chorus
新国立劇場合唱団

新国立劇場は現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として1997年10月に開場。新国立劇場合唱団も数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。劇場外においても多くの国内オーケストラとの共演を果たしている。

声楽アンサンブル
佐藤泰子
佐藤泰子
紺野恭子
紺野恭子
西本会里
西本会里
増田 弓
増田 弓
新後閑 大介
新後閑 大介
平本英一
平本英一
千葉裕一
千葉裕一
東 玄彦
東 玄彦
演劇アンサンブル
川原田樹
川原田樹
菊沢将憲
菊沢将憲
近藤彩香
近藤彩香
佐々木富貴子
佐々木富貴子
佐藤悠玄
佐藤悠玄
長尾純子
長尾純子
永田恵実
永田恵実
野口卓磨
野口卓磨

日程

2015年10月22日(木)18:30開演(ロビー開場 17:30) ★追加公演★
2015年10月24日(土)14:00開演(ロビー開場 13:00)
2015年10月25日(日)14:00開演(ロビー開場 13:00)

※10/24(土)、25(日)追加分発売 8月25日(火)10:00am~ 
東京芸術劇場ボックスオフィスのみで取扱い(WEB・電話・窓口)
※1回のお申込みで8枚までとなります。

会場

コンサートホール

指揮・総監督

井上道義

演出

野田秀樹

出演

アルマヴィーヴァ伯爵:ナターレ・デ・カロリス
伯爵夫人:テオドラ・ゲオルギュー
スザ女(スザンナ):小林沙羅
フィガ郎(フィガロ):大山大輔
ケルビーノ:マルテン・エンゲルチェズ
マルチェ里奈(マルチェリーナ):森山京子
バルト郎(ドン・バルトロ):妻屋秀和
走り男(バジリオ):牧川修一
狂っちゃ男(クルツィオ):三浦大喜
バルバ里奈(バルバリーナ):コロン・えりか
庭師アントニ男(アントニオ):廣川三憲

合唱:新国立劇場合唱団

声楽アンサンブル:佐藤泰子、紺野恭子、西本会里、増田 弓、新後閑 大介、平本英一、

         千葉裕一、東 玄彦

演劇アンサンブル:川原田樹、菊沢将憲、近藤彩香、佐々木富貴子、

         佐藤悠玄、長尾純子、永田恵実、野口卓磨

管弦楽:読売日本交響楽団

チェンバロ、コレペティトゥール:服部容子

スタッフ

副指揮:佐藤正浩

合唱指揮:辻博之
演出助手:田尾下哲、佐藤美晴、田丸一宏
舞台監督:伊藤 潤
総合プロデューサー:山田正幸

 

振付:下司尚実

美術:堀尾幸男(HORIO工房)

衣裳:ひびのこづえ

美粧:赤松絵利

照明:小笠原 純

音響:石丸耕一

プロフィール

井上道義 Michiyoshi Inoue(指揮・総監督)
井上道義

ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者を経て、2007年よりオーケスト ラ・アンサンブル金沢音楽監督に就任。1998年「フランス政府芸術文芸勲章」、2010年「京都市文化功労賞」を受賞。ラ・フォル・ジュルネ金沢を含む 多くの実験的企画を敢行し続けている。

野田秀樹 Hideki Noda(演出)
野田秀樹

劇作家、演出家、役者。
1955年、長崎県出身。大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成、一大ブームを巻き起こし92年に解散。ロンドン留学を経て93年、NODA・MAPを設立。国内のみならず海外でも積極的に作品を発表。09年、東京芸術劇場の芸術監督に就任。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科教授。

ナターレ・デ・カロリス Natale De Carolis(バリトン) / アルマヴィーヴァ伯爵
ナターレ・デ・カロリス

イタリア生まれ。トティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール第1位受賞。スポレートのリリコ・スペリメンターレ劇場で『セビリアの理髪師』ドン・バシリオを演じてオペラ・デビュー、以来、イタリアを代表するバリトンとして世界の一流歌劇場、コンサートホールに登場している。特に、モーツァルトとロッシーニの解釈は名高く、ミラノ・スカラ座、フィレンツェのコムナーレ劇場、ベネチアのラ・フェニーチェ劇場、ナポリのサン・カルロ劇場、ボローニャのコムナーレ劇場、パレルモのマッシモ劇場、トリノ王立歌劇場、ローマ歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭等で、『ドン・ジョヴァンニ』、『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『セビリアの理髪師』、『イタリアのトルコ人』、『チェレネントラ』、『絹のはしご』、『泥棒かささぎ』等の主要役柄を務める。共演する指揮者も、リッカルド・ムーティ、ズービン・メータ、ジェームズ・レヴァイン、ニコラウス・アーノンクール、ジャナンドレア・ノセダ、シルヴァン・カンブルラン等と多彩である。

テオドラ・ゲオルギュー Teodora Gheorghiu(ソプラノ) / 伯爵夫人
テオドラ・ゲオルギュー

© Yunus Durukan

ルーマニア生まれ。ベルギーのエリーザベト王妃音楽大学オペラ・スタジオに学ぶ。ガジャーレ国際コンクール、エネスコ国際コンクール、エリーザベト王妃国際コンクール第等多くの選抜大会で受賞し、2004年にはカラヤン奨学生となってウィーン国立歌劇場へも出演。2007年ウィーン国立歌劇場と契約を結び、『こうもり』、『魔笛』、『ファルスタッフ』、『アラベラ』、『愛の妙薬』、『アルジェのイタリア女』、『ウェルテル』、『ユダヤの女』等の主要役柄を演ずる。また、王立モネ劇場、ジュネーヴ大劇場、ローザンヌ歌劇場、シャンゼリゼ劇場、ボーヌ国際バロック・オペラ・フェスティバル、アンティーブ国際音楽祭、リヒャルト・シュトラウス音楽祭等で『セビリアの理髪師』、『ラ・ボエーム』、『ツァイーデ』、『フィガロの結婚』、『カプリッチョ』等多種多様な役柄を歌っている。共演する指揮者に、小澤征爾、フランツ・ヴェルザー=メスト、マルコ・アルミリアート、ペーター・シュナイダー、アダム・フィッシャー、ベルトラン・ド・ビリー、ジョン・アクセルロッド、テオドール・グシュルバウアー等がいる。ウィーンを中心に高い人気を誇る美貌の若手ソプラノ歌手である。

小林沙羅 Sara Kobayashi(ソプラノ) / スザ女(スザンナ)
小林沙羅

© Nippon Columbia

東京藝術大学卒、同大学院修了。2011年度文化庁在外研修員。ウィーン在住。2012年ソフィア国立歌劇場にて欧州デビュー、『愛の妙薬』アディーナ、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタを演じる。『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)、『トゥーランドット』リュー(井上道義指揮)、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル(下野竜也指揮)、千住明作曲『万葉集』(初演)、三枝成彰作曲『KAMIKAZE』愛子(初演)等に出演。昨年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」出演や「プロ野球コナミ日本シリーズ」での国家独唱でも注目を浴びた。今年3月にデビューアルバム「花のしらべ」をリリース。
オフィシャルHP:http://sarakobayashi.com/

大山大輔 Daisuke Oyama(バリトン) / フィガ郎(フィガロ)
大山大輔

主な出演作は『セビリャの理髪師』フィガロ、『フィガロの結婚』フィガロ、伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールや『カルメン』エスカミーリョ等。主要な役を数多く演じている若手筆頭バリトン。 佐渡裕プロデュース公演『メリー・ウィドウ』ダニロでは特に注目を集め、同役にて『題名のない音楽会』へ出演し好評を博す。 役者としても活動しており、朗読劇やナレーション、様々な演劇作品へ出演の他、劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』ではファントム役で出演する等、オペラ以外の舞台活動でも好演を重ねている、割と珍しいタイプのオペラ歌手。 東京藝術大学首席卒業。同大学院オペラ科修了。平野忠彦、寺谷千枝子、西澤明の各氏に師事。 日本声楽アカデミー会員。
オフィシャルブログ『ネコとオペラと大山大輔 改

マルテン・エンゲルチェズ Maarten Engeltjes(カウンターテナー) / ケルビーノ
マルテン・エンゲルチェズ

4歳からボーイソプラノとして歌い始め、少年合唱団のソリストとして様々なレコーディングに参加した。カウンターテナーとしてはマタイ受難曲のアルトで16歳でデビュー。以後J.S.バッハの声楽作品やヘンデルのオラトリオで国際的な活動を開始した。 また、バロックとコンテンポラリーの分野で様々なプロダクションへ参加した。その中には、ドレスデンシュターツカペレ(ユロフスキー指揮)、アムステルダム・コンセルトヘボウ(シュテンツ指揮)、アムステルダム・バロック・オーケストラ(T.コープマン指揮)等がある。主な作品はJ.S.バッハの主な声楽作品を初め、ペルゴレージ「スターバートマーテル」、ヘンデル「リナルド」(クリスティアーノ)、レザールフロリアンの日本ツアー(W.クリスティ指揮)などがある。
また、今後オランダ国内を初め、ベルゲンフィル、バイエルン放送コーラス、ミュンヘンフィル、チューリヒトーンハレ管などの予定がある。
2007年にはパーセル、ダウランドを初めとする楽曲でCDデビュー、オランダ国内のクラシック部門でトップテンのセールスを数か月に渡り記録した。2009年にはバッハのヨハネ受難曲のソロパートのCDをリリース。2007年にはハーグ王立音楽院を卒業、M.チャンスやA.ショルと共に声楽の指導も行っている。

森山京子 Kyoko Moriyama(メゾ・ソプラノ) / マルチェ里奈(マルチェリーナ)
森山京子

沖縄県出身。国立音楽大学卒業。ドイツのライプツィヒ歌劇場と94年から2シーズン契約し、イタリア・パルマ他で「ユディッタの栄光」、ジーモン・マイアー「レクイエム」等に出演。2000年にはルーマニア国立劇場「カルメン」のタイトルロールに招かれ成功を収めた。国内でも藤原歌劇団、新国立劇場を中心に「蝶々夫人」「ロメオとジュリエット」「リゴレット」「ラ・ジョコンダ」「イタリアのトルコ人」「アルジェのイタリア女」「ラ・チェネレントラ」「ランスへの旅」「どろぼうかささぎ」「カルメル会修道女の対話」「夢遊病の女」「仮面舞踏会」「ナブッコ」「軍人たち」「ムツェンスク郡のマクベス夫人」「オテロ」「夜叉ヶ池」「カヴァレリア・ルスティカーナ」など幅広いレパートリーで活躍。その他、宗教曲や「第九」のソロ、「NHKニューイヤー・オペラコンサート」等に出演。際立つ存在感と、円熟した歌唱で日本を代表するオペラ歌手として活躍している。藤原歌劇団団員。

妻屋秀和 Hidekazu Tsumaya(バス) / バルト郎(ドン・バルトロ)
妻屋秀和

東京藝術大学、同大学院修了。92年よりミラノに留学。94年から2001年までライプツィヒのライプツィヒ歌劇場、2002年から2011年までワイマールのドイツ国民劇場専属。今までに出演した主要な歌劇場はブレゲンツ湖上音楽祭、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、新国立劇場等。欧州、日本でモーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、R.シュトラウス等のオペラの主要な役を多くの著名な指揮者、演出家、歌手と共演。これまでに出演したオペラは60余作、演じた役は80役、公演数は800を超える。恵まれた体躯と深みのある柔らかな歌声と重厚な演技で舞台上において圧倒的な存在感を醸し出している。オペラのみならずオーケストラ・コンサート、宗教曲のソリストとして、また経験に基づいたマスター・クラスなど教育活動にも取り組んでいる。第24回ジローオペラ賞受賞、第3回ロシヤ歌曲賞受賞。ライプツィヒ在住。二期会会員

牧川修一 Shuichi Makikawa(テノール) / 走り男(バジリオ)
牧川修一

武蔵野音楽大学卒業。『リゴレット』マントヴァ公爵でデビュー。1990年二期会創立40周年記念公演『春琴抄』及び同オペラのフィンランド・サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル公演をはじめ、99年二期会公演『タンホイザー』ヴァルター、Bunkamuraオペラ劇場『トゥーランドット』に出演。同年8月には同オペラのエディンバラ国際フェスティバル公演に出演。近年では11年東京二期会『トゥーランドット』、14年『蝶々夫人』に相次いで出演。日本のオペラ界には欠くことの出来ないテノールの一人として活躍している。二期会会員

三浦大喜 Taiki Miura(テノール) / 狂っちゃ男(クルツィオ)
三浦大喜

大分県出身。国立音楽大学卒業後、渡伊。フィレンツェに拠点を置き研鑽を積む。2010年日本オペラ振興会人材育成オペラ公演「イル・カンピエッロ」のドナ・パスクア、2012年文京アカデミーCITTADINO歌劇団「ランメルモールのルチア」のエドガルドに出演し、好評を博す。その他、「リゴレット」マントヴァ公爵、「椿姫」アルフレード、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「夢遊病の女」エルヴィーノ、「カプレーティとモンテッキ」テバルド、「愛の妙薬」ネモリーノ、「リタ」ベッペ、「フィガロの結婚」バジリオ、「魔笛」モノスタトス、「蝶々夫人」ゴロー、「フランチェスカ・ダ・リミニ」(日本初演)トルド・ベラルデンゴ卿等多数のオペラに出演。また、第10回別府アルゲリッチ音楽祭の出演をはじめ、モーツァルト「レクイエム」、「戴冠式ミサ」、ベートーヴェン「第九」、グノー「聖チェチーリアのための荘厳ミサ」-等のソリストを務め、今後の活躍が期待されている。藤原歌劇団団員。

コロン・えりか Colon Erika(ソプラノ) / バルバ里奈(バルバリーナ)
コロンえりか

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなどオラトリオの分野に力を注ぐ。オペラではイタリア、モンテロッソ音楽祭『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役、『ドン・パスクアーレ』ノリーナ役他、フランス、プリヴァ市バロック音楽祭で『紅の薔薇』タイトルロールのヴィーナスを演じ、ラジオフランスで放送。昨年は東京シティ・フィル主催の『カルメル会修道女の対話』コンスタンス役で好評を博す。特にライフワークとして取り組んでいるのは、父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」の演奏と講演会で、浦上天主堂に於ける初演、CD出版後、世界各地で長崎からの平和へのメッセージを発信している。長野スペシャル・オリンピックスの開会式曲、スポーツ試合でのベネズエラ国歌斉唱、テレビ番組のリポーターなど幅広い分野で活動。2011年子どもと親のためのワークショップを開催するMothers for Peaceを立ち上げ、代表を務める。

廣川三憲 Mitsunori Hirokawa/ 庭師アントニ男(アントニオ)
廣川三憲

1962年生まれ、山口県出身。95年より「ナイロン100℃」に参加。以降、『ナイス・エイジ』、『わが闇』、『パン屋文六の思案〜続・岸田國士一幕劇コレクション〜』など、30本以上の劇団公演に出演。その他、近年の主な出演作品に〈舞台〉、OFFICE SHIKA×Cocco 『ジルゼの事情~Les Circonstances de Gilse~』、ライズ・プロデュース『眠れない羊』、〈映画〉『外事警察 その男に騙されるな』、『ステキな金縛り』〈TVドラマ〉『ショムニ2013』(CX)、『外交官 黒田康作』(CX)など。

新国立劇場合唱団 New National Theatre Chorus
新国立劇場合唱団

新国立劇場は現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として1997年10月に開場。新国立劇場合唱団も数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。劇場外においても多くの国内オーケストラとの共演を果たしている。

声楽アンサンブル
佐藤泰子
佐藤泰子
紺野恭子
紺野恭子
西本会里
西本会里
増田 弓
増田 弓
新後閑 大介
新後閑 大介
平本英一
平本英一
千葉裕一
千葉裕一
東 玄彦
東 玄彦
演劇アンサンブル
川原田樹
川原田樹
菊沢将憲
菊沢将憲
近藤彩香
近藤彩香
佐々木富貴子
佐々木富貴子
佐藤悠玄
佐藤悠玄
長尾純子
長尾純子
永田恵実
永田恵実
野口卓磨
野口卓磨

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、読売日本交響楽団

共同制作:(公財)金沢芸術創造財団、兵庫県立芸術文化センター、(公財)高松市文化芸術財団、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)、東京芸術劇場((公財)東京都歴史文化財団)、(一財)山形市都市振興公社、(公財)名取市文化振興財団、(公財)宮崎県立芸術劇場、(公財)熊本県立劇場、(公財)石川県音楽文化振興事業団(オーケストラ・アンサンブル金沢)、(公財)東京交響楽団、(公財)読売日本交響楽団、(公社)山形交響楽協会、(公財)九州交響楽団

※2015年1月現在

後援:日本オーケストラ連盟、全国公立文化施設協会

協力:劇場、音楽堂等連絡協議会

助成:文化庁ロゴマーク平成27年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業

チラシ

チラシ

〔pdf:1.14MB〕

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