東京芸術劇場が2014年度から開始した、次世代のプロフェッショナル演奏家を育成するプロジェクト「芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー」。
毎年春に行っている演奏会も今年度で4回目となります。今年は、東京佼成ウインド・オーケストラのメンバーと共演でお送りします。
今回は、アメリカゆかりの指揮者シズオ・Z・クワハラが登場。吹奏楽の発展の舞台となったアメリカの作曲家による作品をお届けします。
また、アカデミーとして初めての協奏曲に挑戦。
世界でたったひとりのソロ・テューバ奏者エイステイン・ボーツヴィックを招き、世界を舞台に活躍する作曲家、藤倉大の新作協奏曲を披露します。
若き精鋭たちの熱くフレッシュな演奏をどうぞお楽しみに!
- 日程
- 2018年03月03日(土) 15:00 開演(ロビー開場14:00)
- 会場
- コンサートホール
- 曲目
-
W.シューマン/ジョージ・ワシントン・ブリッジ
デロ=ジョイオ/中世の旋律による変奏曲
S.バーバー(G.M.デューカー編曲)/交響曲第1番
藤倉大/テューバ協奏曲(世界初演)
*独奏:エイステイン・ボーツヴィックL.バーンスタイン/『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」
- 出演
-
指揮:シズオ・Z・クワハラ
ソロ・テューバ:エイステイン・ボーツヴィック
吹奏楽:芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー、東京佼成ウインドオーケストラ
- プロフィール
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- シズオ・Z・クワハラ(指揮)
-
1976年、日本人の両親のもと東京に生まれる。10歳でアメリカに移住し、イーストマン音楽院を経て名門エール大学音楽科にて指揮を学ぶ。2002年、バージニア交響楽団のアシスタント、2004年から2007年まで正指揮者を務める。2005年にはフィラデルフィア管弦楽団の特別研究員に就任。 音楽監督エッシェンバッハのもとで研鑽を積んだ。2006年にはPMFにてゲルギエフのアシスタントを務めるとともに、同年12月に行われた東京国際指揮者コンクールに入選を果たす。2008年にはサイトウ・キネンフェスティバル にて小澤征爾のアシスタントを務めた。同年第4回ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールにて優勝。これを機にヨーロッパでの演奏活動を開始、ドイツ放送交響楽団、キエフ国立フィルハーモニー交響楽団等に客演している。2009年~2016年まで、ジョージア州オーガスタ交響楽団音楽監督を務めた。オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪交響楽団、大阪市音楽団、大阪センチュリー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、フィルハーモニック・ウインズ大阪、読売日本交響楽団と共演している。
- エイステイン・ボーツヴィック(ソロ・テューバ)
-
© Erik Børseth
オーケストラのテューバ奏者、あるいは指導者というよりはソリストとしての道を切り拓く、唯一無二、ソロテューバのパイオニアである。作曲家ジョン・ウィリアムズをして、“私のコンチェルトにおけるボーツヴィックの演奏は、私が意図する望みをはるかに超えたものだった”と言わしめた。
ノルウェーに生まれ、スウェーデン王立アカデミー、米・インディアナ大学に学び、1991年にジュネーヴ国際コンクールで2つの賞を受賞。以来、オスロフィル、ワルシャワ国立、スイスロマンドなど有名オーケストラとの協演を重ねる一方、マスタークラスでも高い人気を誇り、ジュリアード音楽院などに数多く招かれている。
テューバの新しい演奏技術の開発を含め、多角的な可能性を追究する活動として、米ロ、北欧、スイスの作曲家へ積極的に新作を委嘱。これまでに40作品を初演した。あわせてCDリリースも活発で、BISレーベルをはじめとする多数の録音にはつねに賞賛が寄せられている。
- 芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー
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© Hikaru.☆
東京芸術劇場が2014年度より行っている、若手演奏家育成プロジェクト。
「演奏家から“音楽家”へ」のスローガンのもと、演奏することだけに留まらず、広い視野を持った活動をすることのできる音楽家の育成を目指している。日本屈指の吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」による演奏技術指導の機会や「上野学園大学」による演奏会の企画構成や自己ブランディングのスキルを学ぶキャリアアップゼミを、プログラムの一環として提供している。
- 東京佼成ウインドオーケストラ
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© Atsushi Yokota
1960年(昭和35年)5月、立正佼成会所属の「佼成吹奏楽団」として発足、その後1973年に「東京佼成ウインドオーケストラ」へ改称した日本が世界に誇るプロ吹奏楽団。吹奏楽オリジナル作品、クラシック編曲作品やポップス、ポピュラーまで幅広いレパートリーの演奏を通し高い音楽芸術性を創出し、多くの人が楽しめる管楽合奏を展開、各地のコンサートで好評を博している。また多くのレコーディング、テレビ・ラジオの出演し、吹奏楽文化の向上・普及・発展に尽力している。2014年1月より大井剛史が正指揮者、トーマス・ザンデルリンクが首席客演指揮者、藤野浩一がミュージック・アドバイザーに就任。
- 藤倉大(作曲)
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1977年大阪生まれ。15歳で渡英し、エドウィン・ロックスバラ、ダリル・ランズウィック、ジョージ・ベンジャミンに師事。ハダースフィールド国際音楽祭作曲家賞、ロイヤル・フィルハーモニック作曲賞、国際ウィーン作曲賞、パウル・ヒンデミット賞、尾高賞、芥川作曲賞、中島健蔵音楽賞、エクソンモービル賞をはじめ、数々の著名な作曲賞を受賞。ザルツブルグ音楽祭、ルツェルン音楽祭、BBCプロムス、バンベルク響、シカゴ響、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、シモン・ボリバル響、アルディッティ弦楽四重奏団などから作品を委嘱され、国際的な共同委嘱もますます増えている。ブーレーズ、エドヴェシュ、ノット、ドゥダメル、アルミンク、リープライヒ、井上道義、山田和樹らが藤倉の作品を初演・演奏している。録音は、NMC、commmons、KAIROSから作品集が、楽譜はリコルディ社から出版されている。
http://www.daifujikura.com/
インフォメーション
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演奏会開場中 14:30~14:40
ロビーコンサート開催決定!場所:コンサートホール1階客席ロビー
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芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー~プロフェッショナル育成吹奏楽プロジェクト~
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芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー 第4回演奏会 関連レクチャー
「指揮者シズオ・Z・クワハラによる事前レクチャー」2018年1月28日(日)19:00~21:00
料金:500円(芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー第4回演奏会チケットをお持ちの方は無料)
定員:50名(事前申込制・先着順)
日程
会場
曲目
W.シューマン/ジョージ・ワシントン・ブリッジ
デロ=ジョイオ/中世の旋律による変奏曲
S.バーバー(G.M.デューカー編曲)/交響曲第1番
藤倉大/テューバ協奏曲(世界初演)
*独奏:エイステイン・ボーツヴィック
L.バーンスタイン/『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」
出演
ソロ・テューバ:エイステイン・ボーツヴィック
吹奏楽:芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー、東京佼成ウインドオーケストラ
プロフィール
- シズオ・Z・クワハラ(指揮)
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1976年、日本人の両親のもと東京に生まれる。10歳でアメリカに移住し、イーストマン音楽院を経て名門エール大学音楽科にて指揮を学ぶ。2002年、バージニア交響楽団のアシスタント、2004年から2007年まで正指揮者を務める。2005年にはフィラデルフィア管弦楽団の特別研究員に就任。 音楽監督エッシェンバッハのもとで研鑽を積んだ。2006年にはPMFにてゲルギエフのアシスタントを務めるとともに、同年12月に行われた東京国際指揮者コンクールに入選を果たす。2008年にはサイトウ・キネンフェスティバル にて小澤征爾のアシスタントを務めた。同年第4回ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールにて優勝。これを機にヨーロッパでの演奏活動を開始、ドイツ放送交響楽団、キエフ国立フィルハーモニー交響楽団等に客演している。2009年~2016年まで、ジョージア州オーガスタ交響楽団音楽監督を務めた。オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪交響楽団、大阪市音楽団、大阪センチュリー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、フィルハーモニック・ウインズ大阪、読売日本交響楽団と共演している。
- エイステイン・ボーツヴィック(ソロ・テューバ)
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© Erik Børseth
オーケストラのテューバ奏者、あるいは指導者というよりはソリストとしての道を切り拓く、唯一無二、ソロテューバのパイオニアである。作曲家ジョン・ウィリアムズをして、“私のコンチェルトにおけるボーツヴィックの演奏は、私が意図する望みをはるかに超えたものだった”と言わしめた。
ノルウェーに生まれ、スウェーデン王立アカデミー、米・インディアナ大学に学び、1991年にジュネーヴ国際コンクールで2つの賞を受賞。以来、オスロフィル、ワルシャワ国立、スイスロマンドなど有名オーケストラとの協演を重ねる一方、マスタークラスでも高い人気を誇り、ジュリアード音楽院などに数多く招かれている。
テューバの新しい演奏技術の開発を含め、多角的な可能性を追究する活動として、米ロ、北欧、スイスの作曲家へ積極的に新作を委嘱。これまでに40作品を初演した。あわせてCDリリースも活発で、BISレーベルをはじめとする多数の録音にはつねに賞賛が寄せられている。
- 芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー
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© Hikaru.☆
東京芸術劇場が2014年度より行っている、若手演奏家育成プロジェクト。
「演奏家から“音楽家”へ」のスローガンのもと、演奏することだけに留まらず、広い視野を持った活動をすることのできる音楽家の育成を目指している。日本屈指の吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」による演奏技術指導の機会や「上野学園大学」による演奏会の企画構成や自己ブランディングのスキルを学ぶキャリアアップゼミを、プログラムの一環として提供している。
- 東京佼成ウインドオーケストラ
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© Atsushi Yokota
1960年(昭和35年)5月、立正佼成会所属の「佼成吹奏楽団」として発足、その後1973年に「東京佼成ウインドオーケストラ」へ改称した日本が世界に誇るプロ吹奏楽団。吹奏楽オリジナル作品、クラシック編曲作品やポップス、ポピュラーまで幅広いレパートリーの演奏を通し高い音楽芸術性を創出し、多くの人が楽しめる管楽合奏を展開、各地のコンサートで好評を博している。また多くのレコーディング、テレビ・ラジオの出演し、吹奏楽文化の向上・普及・発展に尽力している。2014年1月より大井剛史が正指揮者、トーマス・ザンデルリンクが首席客演指揮者、藤野浩一がミュージック・アドバイザーに就任。
- 藤倉大(作曲)
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1977年大阪生まれ。15歳で渡英し、エドウィン・ロックスバラ、ダリル・ランズウィック、ジョージ・ベンジャミンに師事。ハダースフィールド国際音楽祭作曲家賞、ロイヤル・フィルハーモニック作曲賞、国際ウィーン作曲賞、パウル・ヒンデミット賞、尾高賞、芥川作曲賞、中島健蔵音楽賞、エクソンモービル賞をはじめ、数々の著名な作曲賞を受賞。ザルツブルグ音楽祭、ルツェルン音楽祭、BBCプロムス、バンベルク響、シカゴ響、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、シモン・ボリバル響、アルディッティ弦楽四重奏団などから作品を委嘱され、国際的な共同委嘱もますます増えている。ブーレーズ、エドヴェシュ、ノット、ドゥダメル、アルミンク、リープライヒ、井上道義、山田和樹らが藤倉の作品を初演・演奏している。録音は、NMC、commmons、KAIROSから作品集が、楽譜はリコルディ社から出版されている。
http://www.daifujikura.com/
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主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:東京佼成ウインドオーケストラ、上野学園大学
助成: 平成29年度 文化庁劇場・音楽堂等活性化事業