東京芸術劇場

検索
HOME > 過去の公演 > 井上道義&読売日本交響楽団 マーラー/交響曲第8番『千人の交響曲』

東京芸術劇場presents

井上道義&読売日本交響楽団 マーラー/交響曲第8番『千人の交響曲』

井上道義&読売日本交響楽団 マーラー/交響曲第8番『千人の交響曲』

井上道義、最高のメンバーを迎え、満を持してのマーラー"千人"!

故シノーポリ&フィルハーモニア管による1990年オープニングシリーズでのマーラーツィクルスを初め、2012年リニューアル時にはインバル&都響によるマーラーツィクルスなど、折にふれマーラーの大編成交響曲に相応しい音響と規模を有したコンサートホールとして当劇場は認識されている。

今シーズンは、野田秀樹演出『フィガロの結婚』を初めとする全国共同制作オペラシリーズを筆頭に数多くの公演で頻繁に登場し、当コンサートホールの音響性能、構造を熟知したマエストロ、井上道義が読売日本交響楽団を指揮し『千人の交響曲』を取り上げる。

ソリストには、井上が全幅の信頼を寄せる、日本とヨーロッパでマーラーやワーグナーをレパートリーとする実力派をキャスティング。コーラスには首都圏音楽大学による選抜メンバー(上野学園大学、国立音楽大学、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、桐朋学園大学)及び、児童コーラスとして我が国随一の実力を誇るTOKYO FM 少年合唱団による総勢260名強の大コーラスを編成。
当劇場の大舞台を全面的に活用し、その音響性能に相応しい"正統"のマーラー"千人"がついに公演決定!

日程
2018年10月03日(水) 19:00 開演(ロビー開場18:00)
会場
コンサートホール
曲目
マーラー/交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』
出演

指揮:井上道義

ソプラノⅠ(いと罪深き女):菅英三子
ソプラノⅡ(贖罪の女):小川里美
ソプラノⅢ(栄光の聖母):森麻季
アルトⅠ(サマリアの女):池田香織
アルトⅡ(エジプトのマリア):福原寿美枝
テノール(マリア崇拝の博士):フセヴォロド・グリフノフ
バリトン(法悦の教父):青戸知
バス(瞑想する教父):スティーヴン・リチャードソン

首都圏音楽大学合同コーラス
TOKYO FM 少年合唱団
合唱指揮:福島章恭
読売日本交響楽団

プロフィール
井上道義/指揮 Michiyoshi Inoue: Conductor
井上道義

©Mieko Urisaka

1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。2007年、ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを企画立案、音楽・企画の両面で大きな成功を収めた。(2017年2月、同プロジェクトを収録した「ショスタコーヴィチ交響曲全集 at日比谷公会堂」CD・BOXをリリース。)2014年4月、病に倒れるが同年10月に復帰を遂げる。2015年、全国共同制作オペラ「フィガロの結婚」(野田秀樹演出)を総監督として指揮し10都市14公演の巡回公演を大成功へと導いた。2017年7月、大阪国際フェスティバルにて「バーンスタイン:ミサ」を自身23年ぶりに総監督(演出・指揮)として率い、壮大で唯一無二な舞台を作り上げたと各方面にて非常に高い評価を受けた。2016年「渡邊暁雄基金特別賞」、「東燃ゼネラル音楽賞」、2018年「大阪文化賞」「大阪文化祭賞」「音楽クリティック・クラブ賞」をトリプル受賞。自宅にアヒルを飼っていた。

オフィシャルサイト http://www.michiyoshi-inoue.com/

菅英三子/ソプラノⅠ(いと罪深き女) Emiko Suga: SopranoⅠ
菅英三子

京都市立芸術大学卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学、首席でディプロムを取得して修了。アルフレード・クラウス国際声楽コンクール第二位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第一位、藤沢オペラコンクール第一位及び福永陽一郎賞、オーストリア共和国学術褒賞、出光音楽賞、青山音楽賞、新日鉄音楽賞、芸術祭新人賞、宮城県芸術選奨、宮城県文化の日教育文化功労者賞などを受賞。プラハ国立歌劇場、ブルノ国立歌劇場、ブレーマーハーフェン市立劇場、バート・ヘルスフェルト夏季音楽祭オペラ、ガルス夏季音楽祭オペラ、フロリダ・パームビーチ・オペラ、新国立劇場、東京室内歌劇場、モーツァルト劇場、藤沢市民オペラ、出雲市民オペラ、延岡市民オペラなどのオペラ公演や、ヘッセン放送交響楽団、ボストンシンフォニー、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー、新日本フィルハーモニー、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、仙台フィルハーモニー、群馬交響楽団、神奈川フィルハーモニー、アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー、九州交響楽団など多くのオーケストラの演奏会に出演、また各地においてリサイタルなどの演奏活動を行っている。現在、東京藝術大学教授。

小川里美/ソプラノⅡ(贖罪の女) Satomi Ogawa: SopranoⅡ
小川里美

©kei Uesugi

東京音楽大学ならびに同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁在外研修にてミラノに留学。2009年ヴェローナ「トゥーランドット」でイタリアデビュー。トッレデルラーゴ、ジェノバ歌劇場に同オペラのリュー役で出演。国内では日生劇場「フィデリオ」レオノーレ、東京・春・音楽祭M.ヤノフスキ指揮「リング」、兵庫県立芸術文化センター「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、藤原歌劇団「仮面舞踏会」アメーリア、「ノルマ」タイトルロール、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナアンナ、びわ湖「リング」、よこすかベイサイドポケット「ギュギュッとオペラ」シリーズなどに出演。東京芸術劇場では「イリス」タイトルロール、「カルメン」ミカエラ、「こうもり」ロザリンデ、「メリーウィドウ」ハンナ、「蝶々夫人」蝶々さん役など多数の公演に出演している。また交響曲のソリストとして演奏を重ね、京都市交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京シティフィルハーモニー交響楽団などと共演、NHKニューイヤーオペラコンサート、東急ジルベスターコンサートなどにも出演した。藤原歌劇団団員。

森麻季/ソプラノⅢ(栄光の聖母) Maki Mori: SopranoⅢ
森麻季

©Yuji_Hori

東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー。《ばらの騎士》でドレスデン国立歌劇場にデビューし、エディンバラ音楽祭、トリノ王立歌劇場に出演を重ね、国際的な評価を得る。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、チョン・ ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架教会合唱団と共演し成功を収める。2017年11月モンテヴェルディ生誕450年記念鈴木優人指揮BCJ歌劇《ポッペアの戴冠》のタイトルロールで絶賛を博す。コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性を持ち、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ、文部科学省主催公式プログラム「The Land of the Rising Sun」(宮本亜門演出)に出演など、日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。CD「春の声」ほかをリリース(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。

池田香織/アルトⅠ(サマリアの女) Kaori Ikeda: AltⅠ
池田香織

©井村重人

慶応義塾大学法学部卒業。二期会オペラスタジオ修了。『セビリャの理髪師』ロジーナでオペラデビュー。その後も、新国立劇場鑑賞教室『蝶々夫人』スズキなど数々の舞台に出演。特にワーグナー作品においては新国立劇場『ラインの黄金』ヴェルグンデ、『神々の黄昏』第2のノルン、ヴェルグンデ、東京二期会『トリスタンとイゾルデ』(ライプツィヒ歌劇場との提携公演)イゾルデ、ワーグナー生誕200年記念コンサート(日本ワーグナー協会主催、飯守泰次郎指揮)に出演。コンサートに於いてもオーケストラとの共演も多く、読売日響定期歌劇『運命』(ヤナーチェク作曲、日本初演/G.アルブレヒト指揮)、「ミサ・ソレムニス」、マーラー交響曲第2番「復活」、モーツァルト「ミサ曲ハ短調」「レクイエム」、都響マーラー「交響曲第3番」(E.インバル指揮)のほか、2017年「NHKニューイヤーオペラコンサート」での《愛の死》の歌唱で絶賛されたことは記憶に新しい。近年ではびわ湖ホール『死の都』ブリギッタ、『オテロ』エミーリア、<びわ湖リング>『ラインの黄金』エルダに続き、本年は『ワルキューレ』ブリュンヒルデに出演。オペラ界を担う逸材として注目を集めている。二期会会員

福原寿美枝/アルトⅡ(エジプトのマリア) Sumie Fukuhara: AltⅡ
福原寿美枝

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。音楽学部賞受賞。
友愛ドイツリートコンクール第2位受賞。日本音楽コンクール入選。
『カルメン』『アイーダ』『ドン・カルロ』『トリスタンとイゾルデ』『ナクソス島のアリアドネ』、東京文化50周年記念オペラ『古事記』など多くの国内オペラをはじめ、イタリアピサ歌劇場にてヒンデミット『聖スザンナ』に出演、卓越した歌唱力と舞台姿で存在感を示す。オーケストラとの共演に於いても、NHK交響楽団定期演奏会でのモーツァルト「レクイエム」をはじめ、ヴェルディ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」など教会音楽の他、マーラー交響曲第2番「復活」「第3番」「リュッケルトの5つの歌曲」「アルト・ラプソディ」、大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」、アルトソロでもプロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」、バーンスタイン「エレミア」等、広い音域と豊かな声量、説得力のある歌唱で高い評価を受けている。平成25年度神戸市文化奨励賞・2015年度音楽クリティック・クラブ賞受賞。関西二期会会員。武庫川女子大学音楽学部教授、京都市立芸術大学、大阪芸術大学にて後進の指導にあたっている。

フゼヴォロド・グリフノフ/テノール(マリア崇拝の博士) Vsevolod Grivnov: Tenor
フセヴォロド・グリフノフ

ロシア生まれ。モスクワのグネーシン音楽大学で声楽と合唱指揮を学び、ボリショイ劇場と契約して世界的なキャリアを歩んだ。同劇場のほか、マリインスキー劇場、ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、マドリッド大劇場、ジュネーヴ大劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場等に出演して「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッタヴィオ、「ラインの黄金」ローゲ、「椿姫」アルフレード、「仮面舞踏会」リッカルド、「アイーダ」ラダメス、「運命の力」アルヴァーロ、「カルメン」ドン・ホセ、「エフゲニー・オネーギン」レンスキー等を歌い、バッハの「ロ短調ミサ」、ヴェルディの「レクイエム」、ロッシーニの「スターバト・マーテル」、マーラーの「大地の歌」、ラフマニノフの「鐘」等コンサート分野の活躍も目覚ましい。共演する指揮者に、ルドルフ・バルシャイ、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、マイケル・ティルソン・トーマス、ユーリ・テミルカーノフ、セミヨン・ビシュコフ、ウラディミール・ユーロフスキー等がいる。2017年ロンドンのBBCプロムスに「ホヴァンシチーナ」ゴリーツィン侯役で登場し絶賛を博した。

青戸知/バリトン(法悦の教父) Satoru Aoto: Bariton
青戸知

東京藝術大学卒業。同大学院修了。聖徳大学大学院博士後期課程において博士号を取得。
二期会『ワルキューレ』ヴォータンで大成功を収め、ジローオペラ賞新人賞を受賞。その後も、新国立劇場開場記念『ローエングリン』で朗々たる美声を聴かせるなど、国際的にも注目される。文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊。オペラでは新国立劇場開場記念『ローエングリン』をはじめ、東京二期会『ワルキューレ』ヴォータン、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『椿姫』ジェルモン等に出演し常に高い評価を得ている。 コンサートにおいてもNHK交響楽団のほか国内外の主要オーケストラとの共演も数多く、その音楽性と優れた歌唱はサヴァリッシュ、ロジェストヴェンスキー、 アシュケナージ、デュトワ、チョン・ミョン・フンといった世界的な指揮者からも信望を得ている。特にマーラー「さすらう若人の歌」は小林研一郎氏の指揮のもと、多くのオーケストラ共演を重ね、他に比肩するものがないと絶賛されている。伸びやかで張りのある数少ないバリトン・カンタンテとして21世紀を担う活躍を続けている。聖徳大学音楽文化学科講師。二期会会員。

スティーヴン・リチャードソン/バス(瞑想する教父) Stephen Richardson: Bass
スティーヴン・リチャードソン

リヴァプール生まれ。王立ノーザン音楽院を経てマンチェスター大学に学ぶ。英国を代表するバス・バリトン歌手の一人で、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場とイングリッシュ・ナショナル・オペラを始め、パリ・オペラ座、シャンゼリゼ劇場、ミラノ・スカラ座、ネザーランド・オペラ、ボリショイ劇場、ザルツブルク音楽祭、フィンランドのサヴォリンナ・オペラ・フェスティバル等世界中の歌劇場、音楽祭へ出演、「後宮からの逃走」オスミン、「フィガロの結婚」バルトロ、「魔笛」ザラストロ、「フィデリオ」ロッコ、「魔弾の射手」カスパール、「さまよえるオランダ人」ダーラント、「ラインの黄金」ファゾルト、「薔薇の騎士」オックス、「こうもり」フランク、「リゴレット」スパラフチーレ、「ファルスタッフ」ファルスタッフ、「トゥーランドット」ティムール等多彩な役柄を歌っている。コンサートの分野でも活発な活動を行っており、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、サー・コリン・デイヴィス、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー、オリヴァー・ナッセン、トレヴァー・ピノック等のオーケストラ、指揮者と共演して高い評価を得る。

読売日本交響楽団 Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
読売日本交響楽団

日程

2018年10月03日(水) 19:00 開演(ロビー開場18:00)

会場

コンサートホール

曲目

マーラー/交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』

出演

指揮:井上道義

ソプラノⅠ(いと罪深き女):菅英三子
ソプラノⅡ(贖罪の女):小川里美
ソプラノⅢ(栄光の聖母):森麻季
アルトⅠ(サマリアの女):池田香織
アルトⅡ(エジプトのマリア):福原寿美枝
テノール(マリア崇拝の博士):フセヴォロド・グリフノフ
バリトン(法悦の教父):青戸知
バス(瞑想する教父):スティーヴン・リチャードソン

首都圏音楽大学合同コーラス
TOKYO FM 少年合唱団
合唱指揮:福島章恭
読売日本交響楽団

プロフィール

井上道義/指揮 Michiyoshi Inoue: Conductor
井上道義

©Mieko Urisaka

1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。2007年、ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを企画立案、音楽・企画の両面で大きな成功を収めた。(2017年2月、同プロジェクトを収録した「ショスタコーヴィチ交響曲全集 at日比谷公会堂」CD・BOXをリリース。)2014年4月、病に倒れるが同年10月に復帰を遂げる。2015年、全国共同制作オペラ「フィガロの結婚」(野田秀樹演出)を総監督として指揮し10都市14公演の巡回公演を大成功へと導いた。2017年7月、大阪国際フェスティバルにて「バーンスタイン:ミサ」を自身23年ぶりに総監督(演出・指揮)として率い、壮大で唯一無二な舞台を作り上げたと各方面にて非常に高い評価を受けた。2016年「渡邊暁雄基金特別賞」、「東燃ゼネラル音楽賞」、2018年「大阪文化賞」「大阪文化祭賞」「音楽クリティック・クラブ賞」をトリプル受賞。自宅にアヒルを飼っていた。

オフィシャルサイト http://www.michiyoshi-inoue.com/

菅英三子/ソプラノⅠ(いと罪深き女) Emiko Suga: SopranoⅠ
菅英三子

京都市立芸術大学卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学、首席でディプロムを取得して修了。アルフレード・クラウス国際声楽コンクール第二位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第一位、藤沢オペラコンクール第一位及び福永陽一郎賞、オーストリア共和国学術褒賞、出光音楽賞、青山音楽賞、新日鉄音楽賞、芸術祭新人賞、宮城県芸術選奨、宮城県文化の日教育文化功労者賞などを受賞。プラハ国立歌劇場、ブルノ国立歌劇場、ブレーマーハーフェン市立劇場、バート・ヘルスフェルト夏季音楽祭オペラ、ガルス夏季音楽祭オペラ、フロリダ・パームビーチ・オペラ、新国立劇場、東京室内歌劇場、モーツァルト劇場、藤沢市民オペラ、出雲市民オペラ、延岡市民オペラなどのオペラ公演や、ヘッセン放送交響楽団、ボストンシンフォニー、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー、新日本フィルハーモニー、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、仙台フィルハーモニー、群馬交響楽団、神奈川フィルハーモニー、アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー、九州交響楽団など多くのオーケストラの演奏会に出演、また各地においてリサイタルなどの演奏活動を行っている。現在、東京藝術大学教授。

小川里美/ソプラノⅡ(贖罪の女) Satomi Ogawa: SopranoⅡ
小川里美

©kei Uesugi

東京音楽大学ならびに同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁在外研修にてミラノに留学。2009年ヴェローナ「トゥーランドット」でイタリアデビュー。トッレデルラーゴ、ジェノバ歌劇場に同オペラのリュー役で出演。国内では日生劇場「フィデリオ」レオノーレ、東京・春・音楽祭M.ヤノフスキ指揮「リング」、兵庫県立芸術文化センター「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、藤原歌劇団「仮面舞踏会」アメーリア、「ノルマ」タイトルロール、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナアンナ、びわ湖「リング」、よこすかベイサイドポケット「ギュギュッとオペラ」シリーズなどに出演。東京芸術劇場では「イリス」タイトルロール、「カルメン」ミカエラ、「こうもり」ロザリンデ、「メリーウィドウ」ハンナ、「蝶々夫人」蝶々さん役など多数の公演に出演している。また交響曲のソリストとして演奏を重ね、京都市交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京シティフィルハーモニー交響楽団などと共演、NHKニューイヤーオペラコンサート、東急ジルベスターコンサートなどにも出演した。藤原歌劇団団員。

森麻季/ソプラノⅢ(栄光の聖母) Maki Mori: SopranoⅢ
森麻季

©Yuji_Hori

東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー。《ばらの騎士》でドレスデン国立歌劇場にデビューし、エディンバラ音楽祭、トリノ王立歌劇場に出演を重ね、国際的な評価を得る。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、チョン・ ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架教会合唱団と共演し成功を収める。2017年11月モンテヴェルディ生誕450年記念鈴木優人指揮BCJ歌劇《ポッペアの戴冠》のタイトルロールで絶賛を博す。コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性を持ち、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ、文部科学省主催公式プログラム「The Land of the Rising Sun」(宮本亜門演出)に出演など、日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。CD「春の声」ほかをリリース(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。

池田香織/アルトⅠ(サマリアの女) Kaori Ikeda: AltⅠ
池田香織

©井村重人

慶応義塾大学法学部卒業。二期会オペラスタジオ修了。『セビリャの理髪師』ロジーナでオペラデビュー。その後も、新国立劇場鑑賞教室『蝶々夫人』スズキなど数々の舞台に出演。特にワーグナー作品においては新国立劇場『ラインの黄金』ヴェルグンデ、『神々の黄昏』第2のノルン、ヴェルグンデ、東京二期会『トリスタンとイゾルデ』(ライプツィヒ歌劇場との提携公演)イゾルデ、ワーグナー生誕200年記念コンサート(日本ワーグナー協会主催、飯守泰次郎指揮)に出演。コンサートに於いてもオーケストラとの共演も多く、読売日響定期歌劇『運命』(ヤナーチェク作曲、日本初演/G.アルブレヒト指揮)、「ミサ・ソレムニス」、マーラー交響曲第2番「復活」、モーツァルト「ミサ曲ハ短調」「レクイエム」、都響マーラー「交響曲第3番」(E.インバル指揮)のほか、2017年「NHKニューイヤーオペラコンサート」での《愛の死》の歌唱で絶賛されたことは記憶に新しい。近年ではびわ湖ホール『死の都』ブリギッタ、『オテロ』エミーリア、<びわ湖リング>『ラインの黄金』エルダに続き、本年は『ワルキューレ』ブリュンヒルデに出演。オペラ界を担う逸材として注目を集めている。二期会会員

福原寿美枝/アルトⅡ(エジプトのマリア) Sumie Fukuhara: AltⅡ
福原寿美枝

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。音楽学部賞受賞。
友愛ドイツリートコンクール第2位受賞。日本音楽コンクール入選。
『カルメン』『アイーダ』『ドン・カルロ』『トリスタンとイゾルデ』『ナクソス島のアリアドネ』、東京文化50周年記念オペラ『古事記』など多くの国内オペラをはじめ、イタリアピサ歌劇場にてヒンデミット『聖スザンナ』に出演、卓越した歌唱力と舞台姿で存在感を示す。オーケストラとの共演に於いても、NHK交響楽団定期演奏会でのモーツァルト「レクイエム」をはじめ、ヴェルディ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」など教会音楽の他、マーラー交響曲第2番「復活」「第3番」「リュッケルトの5つの歌曲」「アルト・ラプソディ」、大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」、アルトソロでもプロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」、バーンスタイン「エレミア」等、広い音域と豊かな声量、説得力のある歌唱で高い評価を受けている。平成25年度神戸市文化奨励賞・2015年度音楽クリティック・クラブ賞受賞。関西二期会会員。武庫川女子大学音楽学部教授、京都市立芸術大学、大阪芸術大学にて後進の指導にあたっている。

フゼヴォロド・グリフノフ/テノール(マリア崇拝の博士) Vsevolod Grivnov: Tenor
フセヴォロド・グリフノフ

ロシア生まれ。モスクワのグネーシン音楽大学で声楽と合唱指揮を学び、ボリショイ劇場と契約して世界的なキャリアを歩んだ。同劇場のほか、マリインスキー劇場、ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、マドリッド大劇場、ジュネーヴ大劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場等に出演して「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッタヴィオ、「ラインの黄金」ローゲ、「椿姫」アルフレード、「仮面舞踏会」リッカルド、「アイーダ」ラダメス、「運命の力」アルヴァーロ、「カルメン」ドン・ホセ、「エフゲニー・オネーギン」レンスキー等を歌い、バッハの「ロ短調ミサ」、ヴェルディの「レクイエム」、ロッシーニの「スターバト・マーテル」、マーラーの「大地の歌」、ラフマニノフの「鐘」等コンサート分野の活躍も目覚ましい。共演する指揮者に、ルドルフ・バルシャイ、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、マイケル・ティルソン・トーマス、ユーリ・テミルカーノフ、セミヨン・ビシュコフ、ウラディミール・ユーロフスキー等がいる。2017年ロンドンのBBCプロムスに「ホヴァンシチーナ」ゴリーツィン侯役で登場し絶賛を博した。

青戸知/バリトン(法悦の教父) Satoru Aoto: Bariton
青戸知

東京藝術大学卒業。同大学院修了。聖徳大学大学院博士後期課程において博士号を取得。
二期会『ワルキューレ』ヴォータンで大成功を収め、ジローオペラ賞新人賞を受賞。その後も、新国立劇場開場記念『ローエングリン』で朗々たる美声を聴かせるなど、国際的にも注目される。文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊。オペラでは新国立劇場開場記念『ローエングリン』をはじめ、東京二期会『ワルキューレ』ヴォータン、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『椿姫』ジェルモン等に出演し常に高い評価を得ている。 コンサートにおいてもNHK交響楽団のほか国内外の主要オーケストラとの共演も数多く、その音楽性と優れた歌唱はサヴァリッシュ、ロジェストヴェンスキー、 アシュケナージ、デュトワ、チョン・ミョン・フンといった世界的な指揮者からも信望を得ている。特にマーラー「さすらう若人の歌」は小林研一郎氏の指揮のもと、多くのオーケストラ共演を重ね、他に比肩するものがないと絶賛されている。伸びやかで張りのある数少ないバリトン・カンタンテとして21世紀を担う活躍を続けている。聖徳大学音楽文化学科講師。二期会会員。

スティーヴン・リチャードソン/バス(瞑想する教父) Stephen Richardson: Bass
スティーヴン・リチャードソン

リヴァプール生まれ。王立ノーザン音楽院を経てマンチェスター大学に学ぶ。英国を代表するバス・バリトン歌手の一人で、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場とイングリッシュ・ナショナル・オペラを始め、パリ・オペラ座、シャンゼリゼ劇場、ミラノ・スカラ座、ネザーランド・オペラ、ボリショイ劇場、ザルツブルク音楽祭、フィンランドのサヴォリンナ・オペラ・フェスティバル等世界中の歌劇場、音楽祭へ出演、「後宮からの逃走」オスミン、「フィガロの結婚」バルトロ、「魔笛」ザラストロ、「フィデリオ」ロッコ、「魔弾の射手」カスパール、「さまよえるオランダ人」ダーラント、「ラインの黄金」ファゾルト、「薔薇の騎士」オックス、「こうもり」フランク、「リゴレット」スパラフチーレ、「ファルスタッフ」ファルスタッフ、「トゥーランドット」ティムール等多彩な役柄を歌っている。コンサートの分野でも活発な活動を行っており、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、サー・コリン・デイヴィス、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー、オリヴァー・ナッセン、トレヴァー・ピノック等のオーケストラ、指揮者と共演して高い評価を得る。

読売日本交響楽団 Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
読売日本交響楽団

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

事業提携:読売日本交響楽団

助成:文化庁ロゴマーク文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

チラシ

チラシ

〔pdf:2MB〕

ページトップへ