音楽:芳垣安洋/クルト・ワイル、原詩:ベルトルト・ブレヒトによる新作『七つの大罪』 も同時上演。
「七つの大罪」
作詞原作ベルトルト・ブレヒトによる歌つきのバレエ作品。主人公アンナが「怠惰」「高慢」「激怒」「飽食」「姦淫」「貪欲」「嫉妬」という7つの罪に翻弄されずに7都市を旅して、無事故郷に帰るまでのストーリー。
この教訓的物語には資本主義経済社会への痛烈な批判が隠されています。ブレヒトの台本ではアンナの心の葛藤を描くにあたり、人間的なアンナと理性的なアンナという2人のアンナが姉妹として登場し、人間的なアンナをダンサーが、理性的なアンナを歌手が演じることになっていますが、Co.山田うん版は山田うんと川合ロンが男女のデュエットで2人1役、または1人数人役を含み、人間の愚かさを謳歌します。クルト・ワイルの音楽を現代に再生させるのは、打楽器奏者/作編曲家の芳垣安洋。
自ら率いる音楽集団オルケスタ・リブレ『三文オペラ』でブレヒト作品への独自の取り組みが注目を浴びる芳垣安洋が、このたび山田うんとタッグを組み、音楽とダンスのコラボレーションの大いなる可能性を探ります。
「春の祭典」
100年前に奇抜だった音楽も今では普通です。にもかかわらず今の時代になっても『春の祭典』といえば奇抜なアイデアやダイナミックな演出で新しい価値観を提示するというのが『春の祭典』の暗黙の常識となっています。私にはこの音楽が何か奇抜なことをするための音楽には聴こえず、ただただ単純にエネルギッシュなダンスミュージックであると感じました。とことん聴いて音楽の持つ多様なリズムと複雑な和音を体に響かせて振付を考え、スコアを読んで構造を捉え、「舞台芸術として見せるダンス」以前の「狂うほどに元気に踊るダンス」を作りました。
山田うん
20世紀のダンスと音楽に歴史的革命を起こした『春の祭典』(1913)の誕生100年を記念して2013年に初演されたCo. 山田うんの人気レパートリー。音楽の流れや特徴に何一つ逆らうことなく、一音一音、その音楽とピッタリ寄り添うように振付をしていくことで、まるで音楽より前に動きがあったかのようにさえ感じる、ダイナミックかつ繊細な振付の群舞です。各地で話題を呼んだ、ダンサーの鍛えられた肉体による生命力溢れる迫力の群舞が、パワーアップして再び東京に登場!
- 日程
- 2015年4月24日(金)~4月26日(日)
- ステージ数
- 3
- 会場
- シアターイースト
- 振付・演出
-
山田うん
- 出演
-
Co.山田うん
-
「七つの大罪」
【振付・演出】 山田うん
【音楽】 芳垣安洋/クルト・ワイル
【原詩】 ベルトルト・ブレヒト
【出演】 ダンス 山田うん/川合ロン
【音楽】芳垣安洋/高良久美子/太田惠資/助川太郎「春の祭典」
【振付・演出】 山田うん
【音楽】 イゴール・ストラヴィンスキー
使用音源:ワレリー・ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団(1999)
【出演】
荒悠平/飯森沙百合/伊藤知奈美/川合ロン
木原浩太/小山まさし/酒井直之/城俊彦/西山友貴
長谷川暢/広末知沙/三田瑶子/山下彩子
- プロフィール
-
- Co.山田うん
-
2002年設立、山田うん(振付家・ダンサー)が主宰するダンスカンパニー。これまでに国内31都市、海外15ヵ国23都市で公演。常時十数人の新進ダンサーが所属し、舞台公演のほか国内外各地の劇場、学校、福祉施設と連携したワークショップや鑑賞企画、地域交流など間口の広い活動を行っている。
http://yamadaun.jp/
日程
ステージ数
会場
振付・演出
山田うん
出演
Co.山田うん
「七つの大罪」
【振付・演出】 山田うん
【音楽】 芳垣安洋/クルト・ワイル
【原詩】 ベルトルト・ブレヒト
【出演】 ダンス 山田うん/川合ロン
【音楽】芳垣安洋/高良久美子/太田惠資/助川太郎
「春の祭典」
【振付・演出】 山田うん
【音楽】 イゴール・ストラヴィンスキー
使用音源:ワレリー・ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団(1999)
【出演】
荒悠平/飯森沙百合/伊藤知奈美/川合ロン
木原浩太/小山まさし/酒井直之/城俊彦/西山友貴
長谷川暢/広末知沙/三田瑶子/山下彩子
プロフィール
- Co.山田うん
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2002年設立、山田うん(振付家・ダンサー)が主宰するダンスカンパニー。これまでに国内31都市、海外15ヵ国23都市で公演。常時十数人の新進ダンサーが所属し、舞台公演のほか国内外各地の劇場、学校、福祉施設と連携したワークショップや鑑賞企画、地域交流など間口の広い活動を行っている。
http://yamadaun.jp/
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主催・製作:一般社団法人Co.山田うん
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協賛:TOYOTA創造空間プロジェクト
協力:公益財団法人セゾン文化財団