- 日程
- 2022年03月15日(火) 14:00-17:00
- 会場
- オンライン開催 Zoom
- 内容
-
昨今、インクルーシブな舞台芸術がさまざまな場で活性化しつつあります。
障害のある人とない人が一緒に楽しみながら演劇やダンスの創造に取り組む活動を定着させ広げていくには、どうしたらよいでしょうか。
セミナーでは、先行事例として、日本演出者協会社会包摂部による「東京多摩学園プロジェクト」と北九州芸術劇場による「レインボードロップス」をとりあげ、そのプロセスや運営者の経験から学びを得ます。また、小グループに分かれて、参加者ひとりひとりの活動、課題、目指すものなどを話し合います。
- ファシリテーター
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- 中村 美亜(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
-
専門は芸術社会学。芸術活動が人や社会に変化をもたらすプロセスや仕組みの研究、またその知見を生かした文化政策の研究を行なっている。編著に『文化事業の評価ハンドブック—新たな価値を社会にひらく』(水曜社、2021年)、単著に『音楽をひらく—アート・ケア・文化のトリロジー』(水声社、2013年)など。芸術文化の価値に関する翻訳書を近日刊行予定。ジェンダー/セクシュアリティに関する著作も多い。
- 先行事例紹介
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- 一般社団法人日本演出者協会 社会包摂部
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2018年発足。社会包摂の課題を学び合い「共生社会」実現に向けて、演劇で人と人、地域社会をつなぎ、孤立や差別がなく互いに認め合うことを目標に、全国の演出家25名(2022年2月現在)で活動。
2020年に「社会と知的障がい者施設を演劇でつなぎ地域のプラットフォームをつくる事業」(文化庁:障害者等による文化芸術活動推進事業助成)として、知的障がい者施設東京多摩学園の利用者とオンライン演劇ワークショップを行い、ドキュメンタリー映像を制作・配信。また、心身障害者福祉ホームさくらんぼで、職員向けオンラインワークショップを実施。2021年には、東京多摩学園利用者全員(44名)と職員(9名)が出演する野外劇「奥多摩しいたけ物語」を上演、映像配信。全国を繋げ学び合う取り組みとして、オンライン・シンポジウム「障がいのある人たちとつくる演劇の可能性」を実施。この他に、部員有志の自主運営で「手話勉強会」も継続的に行なっている。
- 北九州芸術劇場
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北九州市に劇場文化を育み、にぎわいあふれる街づくりの一端を担う広域的な文化拠点として、2003年開館。大ホール、中劇場、小劇場、創造工房などの施設を有し、国内外選りすぐりの舞台作品の上演からオリジナル作品の創造、地域との協働事業や市民の文化活動サポートなど、多彩な事業を展開する。
ダンスプロジェクト「レインボードロップス」は、北九州芸術劇場と(公財)北九州市身体障害者福祉協会(北九州市障害者芸術祭)との協働で、2014年にスタート。「障害のあるなしに関わらずダンスを楽しむ」というコンセプトの元、それぞれの個性や可能性を発揮できる場として、障害者芸術祭でのステージ発表や市内各所でのフラッシュモブを経て、2016年と2020年に単独ダンス公演を実施。2020年4月以降は、地域団体と地域のアーティストが本事業で生まれたつながりや取り組みをさらに育み、レインボードロップスの活動を継続している。
日程
会場
内容
障害のある人とない人が一緒に楽しみながら演劇やダンスの創造に取り組む活動を定着させ広げていくには、どうしたらよいでしょうか。
セミナーでは、先行事例として、日本演出者協会社会包摂部による「東京多摩学園プロジェクト」と北九州芸術劇場による「レインボードロップス」をとりあげ、そのプロセスや運営者の経験から学びを得ます。また、小グループに分かれて、参加者ひとりひとりの活動、課題、目指すものなどを話し合います。
ファシリテーター
- 中村 美亜(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
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専門は芸術社会学。芸術活動が人や社会に変化をもたらすプロセスや仕組みの研究、またその知見を生かした文化政策の研究を行なっている。編著に『文化事業の評価ハンドブック—新たな価値を社会にひらく』(水曜社、2021年)、単著に『音楽をひらく—アート・ケア・文化のトリロジー』(水声社、2013年)など。芸術文化の価値に関する翻訳書を近日刊行予定。ジェンダー/セクシュアリティに関する著作も多い。
先行事例紹介
- 一般社団法人日本演出者協会 社会包摂部
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2018年発足。社会包摂の課題を学び合い「共生社会」実現に向けて、演劇で人と人、地域社会をつなぎ、孤立や差別がなく互いに認め合うことを目標に、全国の演出家25名(2022年2月現在)で活動。
2020年に「社会と知的障がい者施設を演劇でつなぎ地域のプラットフォームをつくる事業」(文化庁:障害者等による文化芸術活動推進事業助成)として、知的障がい者施設東京多摩学園の利用者とオンライン演劇ワークショップを行い、ドキュメンタリー映像を制作・配信。また、心身障害者福祉ホームさくらんぼで、職員向けオンラインワークショップを実施。2021年には、東京多摩学園利用者全員(44名)と職員(9名)が出演する野外劇「奥多摩しいたけ物語」を上演、映像配信。全国を繋げ学び合う取り組みとして、オンライン・シンポジウム「障がいのある人たちとつくる演劇の可能性」を実施。この他に、部員有志の自主運営で「手話勉強会」も継続的に行なっている。
- 北九州芸術劇場
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北九州市に劇場文化を育み、にぎわいあふれる街づくりの一端を担う広域的な文化拠点として、2003年開館。大ホール、中劇場、小劇場、創造工房などの施設を有し、国内外選りすぐりの舞台作品の上演からオリジナル作品の創造、地域との協働事業や市民の文化活動サポートなど、多彩な事業を展開する。
ダンスプロジェクト「レインボードロップス」は、北九州芸術劇場と(公財)北九州市身体障害者福祉協会(北九州市障害者芸術祭)との協働で、2014年にスタート。「障害のあるなしに関わらずダンスを楽しむ」というコンセプトの元、それぞれの個性や可能性を発揮できる場として、障害者芸術祭でのステージ発表や市内各所でのフラッシュモブを経て、2016年と2020年に単独ダンス公演を実施。2020年4月以降は、地域団体と地域のアーティストが本事業で生まれたつながりや取り組みをさらに育み、レインボードロップスの活動を継続している。
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主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場