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東京芸術劇場シアターオペラvol.13 全国共同制作オペラ

ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)全幕
(日本語字幕付原語上演)

ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)全幕

海外での評価も高い"速度ある"クリエイター集団、ニブロールを主宰する矢内原美邦がオペラ初演出!スウェーデン・ヨーテボリ国立歌劇場の総監督であるオペラ指揮のスペシャリスト、H.シェーファー(指揮)とのコラボレーションにより、当代随一の人気オペラ『椿姫』を全く新しい視点で捉えなおすプロダクションが実現する。
ヴィオレッタには世界中の歌劇場でタイトルロールを歌っている、エカテリーナ・バカノヴァが登場。アルフレードには天性の朗々とした響きを持つ宮里直樹、ジェルモンには当役を含め本作品のバス・バリトンの役を全て歌った経験を有するベテラン・三浦克次を初め、今後、我が国のオペラ界を背負っていく若手中堅歌手を中心にキャスティング。音楽的にも演劇的にも新鮮なプロダクションがいよいよ実現!

演出・振付 矢内原美邦よりコメント

指揮 ヘンリク・シェーファーよりコメント

日程
2020年02月22日(土) 14:00 開演(ロビー開場13:00)
会場
コンサートホール
曲目
ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)全幕
指揮
ヘンリク・シェーファー
演出・振付
矢内原美邦
出演

管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団

ヴィオレッタ:エカテリーナ・バカノヴァ
フローラ:醍醐園佳
アンニーナ:森山京子
アルフレード:宮里直樹
ジェルモン:三浦克次
ガストーネ:古橋郷平
ドゥフォール男爵:三戸大久
ドゥビニー:高橋洋介
グランヴィル医師:ジョン・ハオ
ジュゼッペ:三浦大喜
フローラの召使:杉尾真吾
使いのもの:井出壮志朗

俳優・ダンサー:青木萌
内藤治水
原田理央
松井壮大
柳生拓哉

予定しておりましたソリストが変更になりました。

プロフィール
ヘンリク・シェーファー(指揮)

22歳の時に最年少でベルリン・フィルのメンバー(ヴィオラ)となり、在籍中は13年間にわたり、クライバー、ムーティ、ラトル等の指揮者と演奏活動を行った。その傍らライプツィヒで指揮を学び、2000年にクラウディオ・アバドの指名によりベルリン・フィルのアシスタント・コンダクターとなり、『トリスタンとイゾルデ』やマーラー、ブルックナーの交響曲を指揮した。また、アバドのアシスタントとしてマーラー・チェンバー・オーケストラを指揮した。
2001年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と『春の祭典』で指揮者としてデビュー。その後瞬く間に、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアのオーケストラへ客演を重ねるようになり、2007年~2014年には広島交響楽団の首席客演指揮者を務めた。2009年、スウェーデン・ヴェルムランド歌劇場音楽監督に就任。2014年からスウェーデンの名門イェーテボリ歌劇場の音楽監督を務めている。
これまでに、DR放送交響楽団、ノールショピング交響楽団、香港フィル等のほか、ルーアン歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパーで指揮。日本ではオーケストラ・アンサンブル金沢を初め、都響、東響、新日フィル、札響、仙台フィル、大阪フィルに客演している。

矢内原美邦(演出・振付)

1997年ダンスカンパニー ニブロール結成。代表 兼 振付家として活動を始め、国内外のフェスティバルに招聘される。2005年演劇作品に取り組みミクニヤナイハラプロジェクトを始動、劇作・演出を手がけ第56回岸田國士戯曲賞受賞。上海ビエンナーレ、大原美術館、森美術館、仙台メディアテークなどの展覧会に参加。ダンスと演劇、美術などの領域を行き交いながら作品制作を行う。2001年ランコントレ・コレオグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ・ナショナル賞、2007年に第1回日本ダンスフォーラム大賞受賞、2012年に横浜市文化芸術奨励賞を受賞、2015年文化交流使大使として活動。

ヴィオレッタ:エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)

ロシア生まれ。ドラマティック・ソプラノとして注目を集めており、2015年アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭最優秀女声歌手賞(ジュリエッタ賞)受賞。イタリアではフェニーチェ、トリノ、フィレンツェの各歌劇場、フランスではシャトレ座、シャンゼリゼ劇場、その他マドリードのテアトロ・レアル、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、ドレスデンのゼンパー・オーパー等世界中のオペラハウスへ度々出演している。
特にヴィオレッタのスペシャリストとして名高く、2015年フェニーチェ劇場(R・カーセン演出)を初め、ロイヤル・オペラ・ハウス、トリエステ歌劇場、サン・カルロス歌劇場(リスボン)等で現在まで継続して度々演じ、絶賛を博している。2020年はマドリードのテアトロ・レアル、イスラエル国立歌劇場にも同役で登場予定である。
“バカノヴァはアドレナリンが充填された劇的な強さで、過去に経験したどのパフォーマンスよりもヴィオレッタの絶望を完全に明らかにしていた。”(英国・ガーディアン紙)

フローラ:醍醐園佳(ソプラノ)

東京都出身。東京音楽大学付属高校、東京音楽大学声楽演奏家コースを首席にて卒業。同大学院修士課程(オペラ科)修了。卒業時にNTT ドコモより奨学金を得る。二期会オペラ研修所第49期マスタークラス終了、終了時に優秀賞受賞。
第17回日本声楽コンクール入賞、第24回ソレイユコンクール優秀賞。2014年東京二期会・日生劇場共催『チャールダーシュの女王』シルヴァ・ヴァレスクに抜擢され主演、好評を博した。2015年にも同主催『ウィーン気質』フランツィスカ・カリアリ、2016年あいちトリエンナーレ主催『魔笛』パパゲーナにて出演。またコンサートソリストとしても『第九』、ヴェルディ レクイエムのソロを務める他、台湾にて日本歌曲演奏会に出演など活躍の場を広げている。二期会会員
2015年CHANEL Pygmalionアーティスト 東京音楽大学付属高校非常勤講師、順天中学高等学校非常勤講師 

アンニーナ:森山京子(メゾ・ソプラノ)

国立音楽大学卒業。『カルメン』のタイトルロール、イタリアベルカントオペラをレパートリーとする。近年はドイツ、ロシア、チェコなどの現代オペラにも挑戦、好評を得ている。1993年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノに留学。ドイツ・ライプチィッヒ歌劇場と1994/95年、1995/96年のシーズン契約。イタリア・ベルガモドニゼッティ歌劇場、ルーマニア国立歌劇場出演。新国立劇場公演、藤原歌劇団公演、日本オペラ協会公演、びわ湖ホールプロデュースオペラ、東京室内歌劇場公演などに出演多数。他NHKニューイヤーオペラコンサート、NHKFM、2015年井上道義指揮、野田秀樹演出『フィガロの結婚~庭師は見た~』(全国10都市公演)に出演。2018年4月新国立劇場開場20周年記念特別公演『AIDA』アムネリス役代役として急きょ出演。2019年10月新国立劇場公演『エフゲニー・オネーギン』出演予定。藤原歌劇団団員。日本演奏連盟会員。

アルフレード:宮里直樹(テノール)

© 深谷義宣auraY2

東京藝術大学声楽科首席卒業。同大学大学院オペラ専攻修了。2014年度明治安田QOL文化財団の助成を受けウィーンへ渡欧、ウィーン国立音楽大学オペラ科にて2年間学ぶ。2015年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。声楽を市村香枝、藤澤佑一、多田羅迪夫、ラルフ・デーリングの各氏に師事。これまでに秋山和慶、小林研一郎、尾高忠明など著名指揮者のもとN響を始めとする国内主要オーケストラと共演。『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『椿姫』アルフレード、『トスカ』カヴァラドッシ、『ファルスタッフ』フェントン、藤原歌劇団本公演『愛の妙薬』ネモリーノ、その他多数のオペラに主役で抜擢される。二期会公演『蝶々夫人』ピンカートン役で二期会デビューし大好評を博す。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。第48回日伊声楽コンコルソ第1位。五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。第10回東京音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)。同時に聴衆賞受賞。その他受賞歴多数。今後も国内外で多くのコンサート出演が決まっている新進気鋭のテノール。二期会会員。

ジェルモン:三浦克次(バス・バリトン)

新潟県出身。明治大学法学部卒業後、東京声専音楽学校卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。国際ロータリー財団奨学生、五島記念文化財団奨学生としてイタリアへ留学。E.バスティアニーニ、G.ラウリ・ヴォルピ各国際コンクールで第3位。1992年ロッシーニ国際オペラコンクールに入賞し、アッカデミア・ロッシニアーナで学ぶ。藤原歌劇団には、86年『仮面舞踏会』のシルヴァーノでオペラデビュー後、『運命の力』『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』『どろぼうかささぎ』『セビリャの理髪師』『ルチア』『マクベス』『愛の妙薬』『ロメオとジュリエット』『フィガロの結婚』『ランスへの旅』等、多数の作品に出演。また『ラ・トラヴィアータ』にはジェルモン、ドゥフォール、ドビニー、グランヴィルの4役で出演を重ね、好評を博している。その他、新国立劇場には『ナブッコ』『蝶々夫人』『こうもり』『カルメン』『マノン・レスコー』『セヴィリアの理髪師』『トスカ』『エウゲニー・オネ―ギン』『夕鶴』『椿姫』『ラ・ボエーム』に出演。海外ではスルモーナ市立歌劇場、ローマ・ヴァッレ劇場、コモ市立劇場の公演に出演し好評を得ている。CD「日本の歌」「三浦克次ベストアルバム」好評発売中。第2回五島記念文化賞オペラ新人賞、平成5年度村松賞、第21回ジロー・オペラ賞受賞。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師。昭和音楽大学講師。藤原歌劇団団員。
http://miura.music-web.info/

ガストーネ:古橋郷平(テノール)

大阪府出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。ボローニャ国立音楽院で研鑽を積む。在伊中、ボローニャ市立歌劇場にてオペラ『マロンブラ』リコ役でオペラデビュー。
帰国後、トスティ歌曲国際コンクールアジア予選大会優勝、奈良県知事賞、聴衆賞受賞。翌年、同コンクールイタリア本選にてアジア人初第3位、聴衆賞受賞。これまでに東京二期会『チャールダーシュの女王』(エドウィン)、二期会・パルマ王立歌劇場提携公演『リゴレット』(A.バッティストーニ指揮)マントヴァ公爵、『蝶々夫人』(デスピノーザ指揮)ピンカートン、東京オペラプロデュース『復活』(ディミトリ)、『ロメオとジュリエット』(ロメオ)、大阪国際フェスティバル、バーンスタイン『ミサ』、横浜みなとみらいホール開館20周年バーンスタイン生誕100周年記念演奏会(井上道義指揮)にて、バーンスタイン『ミサ』に出演。その他、第九、レクイエム(ヴェルディ、モーツァルト)のソリスト等にも出演。題名のない音楽会出演等今後の活躍が期待される。

ドゥフォール男爵:三戸大久(バス・バリトン)

青森市出身。武蔵野音楽大学卒業。第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞。第46回日伊声楽コンコルソ第3位。第9回藤沢オペラコンクール奨励賞。平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンにて研鑽を積み、滞在中ウィーン・カールス教会でのシューベルト『ミサ曲』、モーツァルト『ミサ・ブレヴィス』等の数多くの演奏で好評を得る。国内では東京二期会『蝶々夫人』ボンゾ、『オテロ』ロドヴィーコ、『フィガロの結婚』バルトロ、『こうもり』フランク、新国立劇場『沈黙』井上筑後守、日生劇場オペラ『ラ・ボエーム』コッリーネ、神奈川県民ホール開館40周年オペラ『金閣寺』道詮和尚などに出演。2017年、全国共同制作プロジェクト『トスカ』にスカルピア役で出演し高い評価を得ている。コンサートにおいては飯守泰次郎指揮『戴冠式ミサ』小林研一郎指揮モーツァルト『レクイエム』をはじめ『第九』『荘厳ミサ』『メサイア』など宗教曲のソリストとしても活躍し、読響、都響、東フィル、日フィル他、国内オーケストラとの共演も多い。二期会会員。

ドゥビニー:高橋洋介(バリトン)

東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。在学中に高丈二、市原多朗の各氏に師事。卒業時に同声会賞を受賞。その後、新国立劇場オペラ研修所へ進み、研修所公演ではヴェルディ『ファルスタッフ』フォード役、プッチーニ』ジャンニ・スキッキ』タイトルロール、ツェムリンスキー『フィレンツェの悲劇』シモーネ役を演じる。研修所を修了後、文化庁新進芸術家海外派遣制度の派遣員として渡英。ロイヤルオペラハウスのヤングアーティストプログラムにゲストとして参加し、David Gowland, Paul Farrington両氏の下で研修を積む。留学後は東京文化会館主催オペラBOXでビゼー『カルメン』エスカミーリョ役、フンパーディング『ヘンゼルとグレーテル』ペーター役で出演の他、新国立劇場主催の本公演にてカヴァー役を務める。コンサートでは、ベートーヴェン『第九』、ヘンデル『メサイヤ』、グリーグ『ペールギュント』ペールギュント役などソリストとして出演。三石清一、尾高忠明、高関健、井上道義、大勝秀也、篠崎靖男、円光寺雅彦、大井剛史、Kristjan Järvi等の各氏の指揮のもと、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、静岡交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢等と共演。第9回東京音楽コンクール2位及び聴衆賞を受賞。第19回コンセール・マロニエ21第1位。第47回、第50回日伊声楽コンコルソ入選。第17回ザンドナーイ国際コンクールファイナリスト(伊)。現在シュトゥットガルト国立音楽大学にてCornelius Witthoefft氏に師事。

グランヴィル医師:ジョン・ハオ(バス)

中国沈陽出身。2001年に中国中央音楽学院卒業後、中国中央オペラハウスに入り、オペラ歌手として『アイーダ』のエジプト国王、『フィガロの結婚』のバルトロ、『セビリアの理髪師』のバジーリオなど重要な役を演じた。
2005年4月に来日、2008年3月東京芸術大学大学院音楽研究科声楽(オペラ)専攻修士課程終了。2008年、2010年東京芸術劇場シアターオペラ『イリス』チエーコ役、2009年、『トゥーランドット』ティムール役で出演。指揮の井上道義からは「どこに出しても恥ずかしくない本当のバスの声」と評された。『ラ・ボエーム』コッリーネ、二期会創立60周年記念オペラ公演『ナブッコ』ザッカーリア役に出演、新聞紙上で高く評価されるなど、オペラの重要なバス役を担っている。
2007年第38回イタリア声楽コンクールシエナ部門において第1位シエナ大賞受賞。
BSフジ「レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~」に出演。
趙登瀛、長谷川顕氏に師事。二期会会員。

ジュゼッペ:三浦大喜(テノール)

国立音楽大学声楽学科卒業。その後フィレンツェにて研鑽を積む。2015年、全国共同制作プロジェクト『フィガロの結婚~庭師は見た!~』に狂っちゃ男(クルツィオ)役で出演。藤原歌劇団、日本オペラ協会をはじめ数々のオペラ公演に出演している。『ルチア』エドガルド、『愛の妙薬』ネモリーノ、『夢遊病の女』エルヴィーノ、『椿姫』アルフレード、『リゴレット』マントヴァ公爵、『ファルスタッフ』フェントン、『カルメン』レメンダード、『イル・カンピエッロ』ドナ・パスクア等をレパートリーに持つ。また別府アルゲリッチ音楽祭等各種コンサートに出演の他、モーツァルト『レクイエム』『戴冠式ミサ』、ベートヴェン『第九』等のテノールソリストを務める。今後ますますの活躍が期待される。藤原歌劇団団員。大分県出身。

フローラの召使:杉尾真吾(バス)

埼玉県秩父市出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院修了。第48回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞(第一位)、東京国際声楽コンクール新進気鋭声楽家部門第3位など受賞多数。俳優としてミュージカル『グランドホテル』、ドラマ『IQ246』などに出演後、2018年よりオペラ歌手として復帰。これまでにオペラでは、『ナブッコ』ザッカリア役、『ラ・ボエーム』コッリーネ役、『セヴィリアの理髪師』バジリオ役、『マクベス』バンコー役など多数出演。
今後、日本オペラ振興会『紅天女』帝役など主要なバス役での出演が予定されている。谷友博、横山修司、瀧田亮子、A.Cupidoの各氏に師事。低声ヴォーカルユニット《うたいすぎ》メンバー。藤原歌劇団準団員。

使いのもの:井出壮志朗(バリトン)

神奈川県出身。武蔵野音楽大学修士課程修了。第5回東京国際声楽コンクール新進声楽家部門第4位、第67回全日本学生音楽コンクール大学の部第3位、第27回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第2位、第47回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞を受賞。これまでにオペラでは『フィガロの結婚』伯爵役、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・ジョヴァンニ役、『セビリアの理髪師』フィガロ役、『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵役、『リゴレット』リゴレット役、『椿姫』ジェルモン役、『ラ・ボエーム』マルチェッロ役、『ジャンニ・スキッキ』ジャンニ・スキッキ役、『カルメン』エスカミーリョ役、等主要な役で出演の他、宗教曲や交響曲のソリストも務める。声楽を上田武夫、岡崎雅明、横山修司、M.Reale、W.Matteuzziの各氏に師事。藤原歌劇団団員。低声ヴォーカルユニット《うたいすぎ》メンバー。

読売日本交響楽団

©読響

1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。現在、常任指揮者をセバスティアン・ヴァイグレが務め、サントリーホールや東京芸術劇場などで充実した内容の演奏会を多数開催。2017年にはメシアンの歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』(全曲日本初演)が好評を博し、「音楽の友」誌の「コンサート・ベストテン」で第1位となったほか、第49回サントリー音楽賞、レコード・アカデミー賞(特別部門)を受賞した。
東京芸術劇場とは事業提携を結んでおり、《土曜・日曜マチネーシリーズ》をはじめ、シアターオペラへの出演や教育関連事業など、多彩なプロジェクトを共同で展開している。
読売日本交響楽団

青木萌

愛知県出身。国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。ミュージカル『舞台に立ちたい』(主演みゆき役)、『AWARD』(ペギー役)、『Woman〜源氏物語より〜』(朧月夜役)、『美女と野獣』、チャイロイプリン『TIC-TAC〜ハムレット〜』、『BALLO〜ロミオとジュリエット〜』、『THE GIANT PEACH』、Iwaki Ballet Company『ドン・キホーテ』、『Fantasia Song Show』、NHK交響楽団ベートーヴェン『第九』演奏会等に出演。

内藤治水

6歳より平多武於舞踊研究所つくばにてモダンバレエを始める。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学中にAll Japan Dance Festival KOBEにて文部科学大臣賞を受賞する。2015年より二瓶野枝主宰Dance Company Nectのダンサーとして8作品以上に出演する他、これまでに長谷川まいこ・坂田守、Kim Namjin、Pichet Klunchunなどの作品に出演。

原田理央

日本女子大学卒業。劇団「柿喰う客」所属。2009年フジTV「恋して悪魔-ヴァンパイア☆ボーイ-」肥後寧々役でデビュー。2013年に渡米、HB Studio(ニューヨーク)を卒業。卒業後、オフブロードウェイ劇場、映画、CMに出演。また、NYコレクションのランウェイモデルとして活動。2017年に帰国後、現代演劇、児童演劇、国際共同制作など様々なジャンルの舞台作品に出演。「2016ミスユニバース沖縄大会」準グランプリ、「2017ミス日本酒」岐阜代表。

松井壮大

北海道旭川市出身。京都造形芸術大学/舞台芸術学科/演技演出コース卒業。世界的に類を見ない気鋭の野外劇集団である維新派の松本雄吉に師事し『トワイライト』『PORTAL』『アマハラ』に出演。『PORTAL』では主役として抜擢され、2015年から維新派の劇団最終公演まで参加する。文学座の鵜山仁、劇団地点の三浦基、大駱駝艦の麿赤兒を師とする捩子ぴじん演出作品とジャンルを超え多岐に渡って出演する。

柳生拓哉

©演劇集団円

千葉県出身。小学4年~高校卒業までサッカー部で活動。千葉商科大学経済学科卒業。 2012年、演劇集団円・研究所入所。2014年、演劇集団円会員昇格。舞台を主な活動場とし、近年はNODA・MAP第20回公演「逆鱗」、韓国現代戯曲リーディング「黄色い封筒」、舞台芸術集団地下空港「花園」などに出演。現在も俳優業精進のため、多方面に精力的に活動中。

インフォメーション

  • 『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)出演者変更のお知らせ

    ◆◇当日券について

    本公演のチケットは予定販売枚数を終了いたしました。
    当日券は、開演1時間前より東京芸術劇場コンサートホール(5階)受付にて順次販売を行います。

    ※お待ちいただいてもお席のご用意ができない場合もございます。予めご了承ください。

日程

2020年02月22日(土) 14:00 開演(ロビー開場13:00)

会場

コンサートホール

曲目

ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)全幕

指揮

ヘンリク・シェーファー

演出・振付

矢内原美邦

出演

管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団

ヴィオレッタ:エカテリーナ・バカノヴァ
フローラ:醍醐園佳
アンニーナ:森山京子
アルフレード:宮里直樹
ジェルモン:三浦克次
ガストーネ:古橋郷平
ドゥフォール男爵:三戸大久
ドゥビニー:高橋洋介
グランヴィル医師:ジョン・ハオ
ジュゼッペ:三浦大喜
フローラの召使:杉尾真吾
使いのもの:井出壮志朗

俳優・ダンサー:青木萌
内藤治水
原田理央
松井壮大
柳生拓哉

予定しておりましたソリストが変更になりました。

プロフィール

ヘンリク・シェーファー(指揮)

22歳の時に最年少でベルリン・フィルのメンバー(ヴィオラ)となり、在籍中は13年間にわたり、クライバー、ムーティ、ラトル等の指揮者と演奏活動を行った。その傍らライプツィヒで指揮を学び、2000年にクラウディオ・アバドの指名によりベルリン・フィルのアシスタント・コンダクターとなり、『トリスタンとイゾルデ』やマーラー、ブルックナーの交響曲を指揮した。また、アバドのアシスタントとしてマーラー・チェンバー・オーケストラを指揮した。
2001年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と『春の祭典』で指揮者としてデビュー。その後瞬く間に、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアのオーケストラへ客演を重ねるようになり、2007年~2014年には広島交響楽団の首席客演指揮者を務めた。2009年、スウェーデン・ヴェルムランド歌劇場音楽監督に就任。2014年からスウェーデンの名門イェーテボリ歌劇場の音楽監督を務めている。
これまでに、DR放送交響楽団、ノールショピング交響楽団、香港フィル等のほか、ルーアン歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパーで指揮。日本ではオーケストラ・アンサンブル金沢を初め、都響、東響、新日フィル、札響、仙台フィル、大阪フィルに客演している。

矢内原美邦(演出・振付)

1997年ダンスカンパニー ニブロール結成。代表 兼 振付家として活動を始め、国内外のフェスティバルに招聘される。2005年演劇作品に取り組みミクニヤナイハラプロジェクトを始動、劇作・演出を手がけ第56回岸田國士戯曲賞受賞。上海ビエンナーレ、大原美術館、森美術館、仙台メディアテークなどの展覧会に参加。ダンスと演劇、美術などの領域を行き交いながら作品制作を行う。2001年ランコントレ・コレオグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ・ナショナル賞、2007年に第1回日本ダンスフォーラム大賞受賞、2012年に横浜市文化芸術奨励賞を受賞、2015年文化交流使大使として活動。

ヴィオレッタ:エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)

ロシア生まれ。ドラマティック・ソプラノとして注目を集めており、2015年アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭最優秀女声歌手賞(ジュリエッタ賞)受賞。イタリアではフェニーチェ、トリノ、フィレンツェの各歌劇場、フランスではシャトレ座、シャンゼリゼ劇場、その他マドリードのテアトロ・レアル、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、ドレスデンのゼンパー・オーパー等世界中のオペラハウスへ度々出演している。
特にヴィオレッタのスペシャリストとして名高く、2015年フェニーチェ劇場(R・カーセン演出)を初め、ロイヤル・オペラ・ハウス、トリエステ歌劇場、サン・カルロス歌劇場(リスボン)等で現在まで継続して度々演じ、絶賛を博している。2020年はマドリードのテアトロ・レアル、イスラエル国立歌劇場にも同役で登場予定である。
“バカノヴァはアドレナリンが充填された劇的な強さで、過去に経験したどのパフォーマンスよりもヴィオレッタの絶望を完全に明らかにしていた。”(英国・ガーディアン紙)

フローラ:醍醐園佳(ソプラノ)

東京都出身。東京音楽大学付属高校、東京音楽大学声楽演奏家コースを首席にて卒業。同大学院修士課程(オペラ科)修了。卒業時にNTT ドコモより奨学金を得る。二期会オペラ研修所第49期マスタークラス終了、終了時に優秀賞受賞。
第17回日本声楽コンクール入賞、第24回ソレイユコンクール優秀賞。2014年東京二期会・日生劇場共催『チャールダーシュの女王』シルヴァ・ヴァレスクに抜擢され主演、好評を博した。2015年にも同主催『ウィーン気質』フランツィスカ・カリアリ、2016年あいちトリエンナーレ主催『魔笛』パパゲーナにて出演。またコンサートソリストとしても『第九』、ヴェルディ レクイエムのソロを務める他、台湾にて日本歌曲演奏会に出演など活躍の場を広げている。二期会会員
2015年CHANEL Pygmalionアーティスト 東京音楽大学付属高校非常勤講師、順天中学高等学校非常勤講師 

アンニーナ:森山京子(メゾ・ソプラノ)

国立音楽大学卒業。『カルメン』のタイトルロール、イタリアベルカントオペラをレパートリーとする。近年はドイツ、ロシア、チェコなどの現代オペラにも挑戦、好評を得ている。1993年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノに留学。ドイツ・ライプチィッヒ歌劇場と1994/95年、1995/96年のシーズン契約。イタリア・ベルガモドニゼッティ歌劇場、ルーマニア国立歌劇場出演。新国立劇場公演、藤原歌劇団公演、日本オペラ協会公演、びわ湖ホールプロデュースオペラ、東京室内歌劇場公演などに出演多数。他NHKニューイヤーオペラコンサート、NHKFM、2015年井上道義指揮、野田秀樹演出『フィガロの結婚~庭師は見た~』(全国10都市公演)に出演。2018年4月新国立劇場開場20周年記念特別公演『AIDA』アムネリス役代役として急きょ出演。2019年10月新国立劇場公演『エフゲニー・オネーギン』出演予定。藤原歌劇団団員。日本演奏連盟会員。

アルフレード:宮里直樹(テノール)

© 深谷義宣auraY2

東京藝術大学声楽科首席卒業。同大学大学院オペラ専攻修了。2014年度明治安田QOL文化財団の助成を受けウィーンへ渡欧、ウィーン国立音楽大学オペラ科にて2年間学ぶ。2015年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。声楽を市村香枝、藤澤佑一、多田羅迪夫、ラルフ・デーリングの各氏に師事。これまでに秋山和慶、小林研一郎、尾高忠明など著名指揮者のもとN響を始めとする国内主要オーケストラと共演。『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『椿姫』アルフレード、『トスカ』カヴァラドッシ、『ファルスタッフ』フェントン、藤原歌劇団本公演『愛の妙薬』ネモリーノ、その他多数のオペラに主役で抜擢される。二期会公演『蝶々夫人』ピンカートン役で二期会デビューし大好評を博す。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。第48回日伊声楽コンコルソ第1位。五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。第10回東京音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)。同時に聴衆賞受賞。その他受賞歴多数。今後も国内外で多くのコンサート出演が決まっている新進気鋭のテノール。二期会会員。

ジェルモン:三浦克次(バス・バリトン)

新潟県出身。明治大学法学部卒業後、東京声専音楽学校卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。国際ロータリー財団奨学生、五島記念文化財団奨学生としてイタリアへ留学。E.バスティアニーニ、G.ラウリ・ヴォルピ各国際コンクールで第3位。1992年ロッシーニ国際オペラコンクールに入賞し、アッカデミア・ロッシニアーナで学ぶ。藤原歌劇団には、86年『仮面舞踏会』のシルヴァーノでオペラデビュー後、『運命の力』『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』『どろぼうかささぎ』『セビリャの理髪師』『ルチア』『マクベス』『愛の妙薬』『ロメオとジュリエット』『フィガロの結婚』『ランスへの旅』等、多数の作品に出演。また『ラ・トラヴィアータ』にはジェルモン、ドゥフォール、ドビニー、グランヴィルの4役で出演を重ね、好評を博している。その他、新国立劇場には『ナブッコ』『蝶々夫人』『こうもり』『カルメン』『マノン・レスコー』『セヴィリアの理髪師』『トスカ』『エウゲニー・オネ―ギン』『夕鶴』『椿姫』『ラ・ボエーム』に出演。海外ではスルモーナ市立歌劇場、ローマ・ヴァッレ劇場、コモ市立劇場の公演に出演し好評を得ている。CD「日本の歌」「三浦克次ベストアルバム」好評発売中。第2回五島記念文化賞オペラ新人賞、平成5年度村松賞、第21回ジロー・オペラ賞受賞。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師。昭和音楽大学講師。藤原歌劇団団員。
http://miura.music-web.info/

ガストーネ:古橋郷平(テノール)

大阪府出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。ボローニャ国立音楽院で研鑽を積む。在伊中、ボローニャ市立歌劇場にてオペラ『マロンブラ』リコ役でオペラデビュー。
帰国後、トスティ歌曲国際コンクールアジア予選大会優勝、奈良県知事賞、聴衆賞受賞。翌年、同コンクールイタリア本選にてアジア人初第3位、聴衆賞受賞。これまでに東京二期会『チャールダーシュの女王』(エドウィン)、二期会・パルマ王立歌劇場提携公演『リゴレット』(A.バッティストーニ指揮)マントヴァ公爵、『蝶々夫人』(デスピノーザ指揮)ピンカートン、東京オペラプロデュース『復活』(ディミトリ)、『ロメオとジュリエット』(ロメオ)、大阪国際フェスティバル、バーンスタイン『ミサ』、横浜みなとみらいホール開館20周年バーンスタイン生誕100周年記念演奏会(井上道義指揮)にて、バーンスタイン『ミサ』に出演。その他、第九、レクイエム(ヴェルディ、モーツァルト)のソリスト等にも出演。題名のない音楽会出演等今後の活躍が期待される。

ドゥフォール男爵:三戸大久(バス・バリトン)

青森市出身。武蔵野音楽大学卒業。第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞。第46回日伊声楽コンコルソ第3位。第9回藤沢オペラコンクール奨励賞。平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンにて研鑽を積み、滞在中ウィーン・カールス教会でのシューベルト『ミサ曲』、モーツァルト『ミサ・ブレヴィス』等の数多くの演奏で好評を得る。国内では東京二期会『蝶々夫人』ボンゾ、『オテロ』ロドヴィーコ、『フィガロの結婚』バルトロ、『こうもり』フランク、新国立劇場『沈黙』井上筑後守、日生劇場オペラ『ラ・ボエーム』コッリーネ、神奈川県民ホール開館40周年オペラ『金閣寺』道詮和尚などに出演。2017年、全国共同制作プロジェクト『トスカ』にスカルピア役で出演し高い評価を得ている。コンサートにおいては飯守泰次郎指揮『戴冠式ミサ』小林研一郎指揮モーツァルト『レクイエム』をはじめ『第九』『荘厳ミサ』『メサイア』など宗教曲のソリストとしても活躍し、読響、都響、東フィル、日フィル他、国内オーケストラとの共演も多い。二期会会員。

ドゥビニー:高橋洋介(バリトン)

東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。在学中に高丈二、市原多朗の各氏に師事。卒業時に同声会賞を受賞。その後、新国立劇場オペラ研修所へ進み、研修所公演ではヴェルディ『ファルスタッフ』フォード役、プッチーニ』ジャンニ・スキッキ』タイトルロール、ツェムリンスキー『フィレンツェの悲劇』シモーネ役を演じる。研修所を修了後、文化庁新進芸術家海外派遣制度の派遣員として渡英。ロイヤルオペラハウスのヤングアーティストプログラムにゲストとして参加し、David Gowland, Paul Farrington両氏の下で研修を積む。留学後は東京文化会館主催オペラBOXでビゼー『カルメン』エスカミーリョ役、フンパーディング『ヘンゼルとグレーテル』ペーター役で出演の他、新国立劇場主催の本公演にてカヴァー役を務める。コンサートでは、ベートーヴェン『第九』、ヘンデル『メサイヤ』、グリーグ『ペールギュント』ペールギュント役などソリストとして出演。三石清一、尾高忠明、高関健、井上道義、大勝秀也、篠崎靖男、円光寺雅彦、大井剛史、Kristjan Järvi等の各氏の指揮のもと、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、静岡交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢等と共演。第9回東京音楽コンクール2位及び聴衆賞を受賞。第19回コンセール・マロニエ21第1位。第47回、第50回日伊声楽コンコルソ入選。第17回ザンドナーイ国際コンクールファイナリスト(伊)。現在シュトゥットガルト国立音楽大学にてCornelius Witthoefft氏に師事。

グランヴィル医師:ジョン・ハオ(バス)

中国沈陽出身。2001年に中国中央音楽学院卒業後、中国中央オペラハウスに入り、オペラ歌手として『アイーダ』のエジプト国王、『フィガロの結婚』のバルトロ、『セビリアの理髪師』のバジーリオなど重要な役を演じた。
2005年4月に来日、2008年3月東京芸術大学大学院音楽研究科声楽(オペラ)専攻修士課程終了。2008年、2010年東京芸術劇場シアターオペラ『イリス』チエーコ役、2009年、『トゥーランドット』ティムール役で出演。指揮の井上道義からは「どこに出しても恥ずかしくない本当のバスの声」と評された。『ラ・ボエーム』コッリーネ、二期会創立60周年記念オペラ公演『ナブッコ』ザッカーリア役に出演、新聞紙上で高く評価されるなど、オペラの重要なバス役を担っている。
2007年第38回イタリア声楽コンクールシエナ部門において第1位シエナ大賞受賞。
BSフジ「レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~」に出演。
趙登瀛、長谷川顕氏に師事。二期会会員。

ジュゼッペ:三浦大喜(テノール)

国立音楽大学声楽学科卒業。その後フィレンツェにて研鑽を積む。2015年、全国共同制作プロジェクト『フィガロの結婚~庭師は見た!~』に狂っちゃ男(クルツィオ)役で出演。藤原歌劇団、日本オペラ協会をはじめ数々のオペラ公演に出演している。『ルチア』エドガルド、『愛の妙薬』ネモリーノ、『夢遊病の女』エルヴィーノ、『椿姫』アルフレード、『リゴレット』マントヴァ公爵、『ファルスタッフ』フェントン、『カルメン』レメンダード、『イル・カンピエッロ』ドナ・パスクア等をレパートリーに持つ。また別府アルゲリッチ音楽祭等各種コンサートに出演の他、モーツァルト『レクイエム』『戴冠式ミサ』、ベートヴェン『第九』等のテノールソリストを務める。今後ますますの活躍が期待される。藤原歌劇団団員。大分県出身。

フローラの召使:杉尾真吾(バス)

埼玉県秩父市出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院修了。第48回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞(第一位)、東京国際声楽コンクール新進気鋭声楽家部門第3位など受賞多数。俳優としてミュージカル『グランドホテル』、ドラマ『IQ246』などに出演後、2018年よりオペラ歌手として復帰。これまでにオペラでは、『ナブッコ』ザッカリア役、『ラ・ボエーム』コッリーネ役、『セヴィリアの理髪師』バジリオ役、『マクベス』バンコー役など多数出演。
今後、日本オペラ振興会『紅天女』帝役など主要なバス役での出演が予定されている。谷友博、横山修司、瀧田亮子、A.Cupidoの各氏に師事。低声ヴォーカルユニット《うたいすぎ》メンバー。藤原歌劇団準団員。

使いのもの:井出壮志朗(バリトン)

神奈川県出身。武蔵野音楽大学修士課程修了。第5回東京国際声楽コンクール新進声楽家部門第4位、第67回全日本学生音楽コンクール大学の部第3位、第27回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第2位、第47回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞を受賞。これまでにオペラでは『フィガロの結婚』伯爵役、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・ジョヴァンニ役、『セビリアの理髪師』フィガロ役、『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵役、『リゴレット』リゴレット役、『椿姫』ジェルモン役、『ラ・ボエーム』マルチェッロ役、『ジャンニ・スキッキ』ジャンニ・スキッキ役、『カルメン』エスカミーリョ役、等主要な役で出演の他、宗教曲や交響曲のソリストも務める。声楽を上田武夫、岡崎雅明、横山修司、M.Reale、W.Matteuzziの各氏に師事。藤原歌劇団団員。低声ヴォーカルユニット《うたいすぎ》メンバー。

読売日本交響楽団

©読響

1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。現在、常任指揮者をセバスティアン・ヴァイグレが務め、サントリーホールや東京芸術劇場などで充実した内容の演奏会を多数開催。2017年にはメシアンの歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』(全曲日本初演)が好評を博し、「音楽の友」誌の「コンサート・ベストテン」で第1位となったほか、第49回サントリー音楽賞、レコード・アカデミー賞(特別部門)を受賞した。
東京芸術劇場とは事業提携を結んでおり、《土曜・日曜マチネーシリーズ》をはじめ、シアターオペラへの出演や教育関連事業など、多彩なプロジェクトを共同で展開している。
読売日本交響楽団

青木萌

愛知県出身。国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。ミュージカル『舞台に立ちたい』(主演みゆき役)、『AWARD』(ペギー役)、『Woman〜源氏物語より〜』(朧月夜役)、『美女と野獣』、チャイロイプリン『TIC-TAC〜ハムレット〜』、『BALLO〜ロミオとジュリエット〜』、『THE GIANT PEACH』、Iwaki Ballet Company『ドン・キホーテ』、『Fantasia Song Show』、NHK交響楽団ベートーヴェン『第九』演奏会等に出演。

内藤治水

6歳より平多武於舞踊研究所つくばにてモダンバレエを始める。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学中にAll Japan Dance Festival KOBEにて文部科学大臣賞を受賞する。2015年より二瓶野枝主宰Dance Company Nectのダンサーとして8作品以上に出演する他、これまでに長谷川まいこ・坂田守、Kim Namjin、Pichet Klunchunなどの作品に出演。

原田理央

日本女子大学卒業。劇団「柿喰う客」所属。2009年フジTV「恋して悪魔-ヴァンパイア☆ボーイ-」肥後寧々役でデビュー。2013年に渡米、HB Studio(ニューヨーク)を卒業。卒業後、オフブロードウェイ劇場、映画、CMに出演。また、NYコレクションのランウェイモデルとして活動。2017年に帰国後、現代演劇、児童演劇、国際共同制作など様々なジャンルの舞台作品に出演。「2016ミスユニバース沖縄大会」準グランプリ、「2017ミス日本酒」岐阜代表。

松井壮大

北海道旭川市出身。京都造形芸術大学/舞台芸術学科/演技演出コース卒業。世界的に類を見ない気鋭の野外劇集団である維新派の松本雄吉に師事し『トワイライト』『PORTAL』『アマハラ』に出演。『PORTAL』では主役として抜擢され、2015年から維新派の劇団最終公演まで参加する。文学座の鵜山仁、劇団地点の三浦基、大駱駝艦の麿赤兒を師とする捩子ぴじん演出作品とジャンルを超え多岐に渡って出演する。

柳生拓哉

©演劇集団円

千葉県出身。小学4年~高校卒業までサッカー部で活動。千葉商科大学経済学科卒業。 2012年、演劇集団円・研究所入所。2014年、演劇集団円会員昇格。舞台を主な活動場とし、近年はNODA・MAP第20回公演「逆鱗」、韓国現代戯曲リーディング「黄色い封筒」、舞台芸術集団地下空港「花園」などに出演。現在も俳優業精進のため、多方面に精力的に活動中。

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

[共同制作]
白河文化交流館コミネス(NPO法人カルチャーネットワーク、白河市)
東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
金沢歌劇座(公益財団法人金沢芸術創造財団)
公益財団法人石川県音楽文化振興事業団(オーケストラ・アンサンブル金沢)
公益財団法人読売日本交響楽団

助成:文化庁ロゴマーク

文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(共同制作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

協力:劇場、音楽堂等連絡協議会

チラシ

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〔pdf:1.98MB〕

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