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全国共同制作オペラ 東京芸術劇場シアターオペラvol.15

團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)
全1幕(日本語上演 英語字幕付き )

團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)

ヨーロッパで高い評価を受ける演出家、岡田利規がオペラ初演出!新たな視点で再構築する『夕鶴』がいよいよ上演!

ヨーロッパの劇場から定期的に招聘されるなど内外でジャンルにとらわれないボーダーレスな活動で大きな注目を集める岡田利規がオペラ初演出!没後20年を迎える團伊玖磨の代表作にして日本を代表するオペラ作品を岡田利規が新たな視点でどのような世界観を創出するのか期待が高まる。

出演は、小林沙羅が満を持して“つう”初役として登場。自身ライフワークとしている美しい日本語歌唱、バレエ、日舞の長年の経験を活かした表現にも大きな期待が募る。
今回、演出上のキーマンともいえる“与ひょう”には与儀巧が同じく初役として登場。
“運ず”には、天性の輝かしい声を持つ今が“旬”の寺田功治がシリーズ初登場。
“惣ど”には当シリーズに数多く出演し、“歌って演じる”歌手、三戸大久が出演。

オペラ初演出となる稀代のクリエイターと当シリーズのコンセプトを熟知した旬の歌い手たちが新たな境地を開くであろう、この『夕鶴』は当作品に新たな光を当て、日本のオペラ上演史に大きな足跡を残すプロダクションになることが大いに期待される。

東京芸術劇場では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を講じたうえで、本公演を開催いたします。
チケットご購入の際は、必ず当劇場WEBサイト内の【東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策とご来館される皆さまへのお願い】をご確認ください。
37.5℃以上の発熱がある方や、体調不良が認められる方等は、当日ご入場をお断りする場合がございますので、予めご了承ください。
日程
2021年10月30日(土) 14:00 開演
会場
コンサートホール
曲目
團伊玖磨/歌劇『夕鶴』
指揮
辻 博之
演出
岡田利規
出演

つう:小林沙羅(ソプラノ)
与ひょう:与儀 巧(テノール)
運ず:寺田功治(バリトン)
惣ど:三戸大久(バスバリトン)

ダンス:岡本 優(TABATHA)、工藤響子(TABATHA)

子供たち:世田谷ジュニア合唱団(指導:掛江みどり)

管弦楽:ザ・オペラ・バンド

プロフィール
指揮:辻 博之

© Hikaru.☆

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中より、著名指揮者のもと新作を含む多くのオペラプロダクションにて、副指揮者、合唱指揮者をつとめ、国内の様々な劇場にて研鑽を積んだ。
2013年にオペラ指揮者デビュー。新作日本オペラから古典まで幅広いレパートリーを広げている。
合唱指揮者としても国内様々な演奏会に出演する他、作曲にも力を入れており、自らが脚本から作り上げる舞台作品から、ストレートプレイへの劇版、ダンス作品とのコラボレーションまで、幅広く才能を発揮している。
オーケストラの分野ではオーケストラ・アンサンブル金沢、九州交響楽団、読響等と共演。また、Ditto Orchestra,Seoul motetto choirと共に韓国ソウル芸術の殿堂にもデビュー。日本のみならず、海外にも活動の幅を広げている。
当全国共同制作オペラシリーズには2013年以来、副指揮者として参加し数多くのプロダクションの成功に尽力した。

演出:岡田利規

© 宇壽山貴久子

1973年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞、『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞、『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞を受賞。主な著書は『遡行 変形していくための演劇論』、『現在地』(共に河出書房新社)など。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を4シーズン務め、2020年に最新作『The Vacuum Cleaner』がドイツの演劇祭Theatertreffenの“注目すべき10作品”に選出された。

つう:小林沙羅(ソプラノ)

© NIPPON COLUMBIA

東京藝術大学卒業、 同大学院修士課程修了。06年に『バスティアンとバスティエンヌ』バスティエンヌ(井上道義指揮)でデビュー後、東京芸術劇場シアターオペラシリーズ08年『イリス』芸者、09年『トゥーランドット』リュー、14年『こうもり』アデーレ、15年『メリーウィドウ』ヴァランシエンヌ、2015年5月から11月にかけて野田秀樹演出×井上道義指揮、オペラ「フィガロの結婚」でスザ女(スザンナ)役を10都市14公演で務め、その高い演技力と安定した歌唱力により日本各地で成功をおさめた。2017年には「カルメン」ミカエラ役で藤原歌劇団への初出演を果たした。その他、多くのオーケストラと共演を重ねている。

海外では、12年ブルガリア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー、同歌劇場『愛の妙薬』プレミエ公演にアディーナ役で出演、オペレッタ「オスカーシュトラウス声楽コンクール」2位を受賞等、海外へも活動の幅を広げている。
2014年デビューCDアルバム「花のしらべ」をリリース。16年にはセカンドアルバムとなる「この世でいちばん優しい歌」をリリース。2017年、第27回出光音楽賞受賞。
2018年全国共同制作オペラ『ドンジョヴァンニ』(演出:森山開次)に出演。
2020年『フィガロの結婚』(演出:野田秀樹)にスザ女(スザンナ)役で出演。

*5歳からクラシックバレエ、10歳から日本舞踊を学んでいる。

与ひょう:与儀 巧(テノール)

沖縄県出身。国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学院修了。平成15年6月よりイタリアボローニャヘ1年間留学。これまでに声楽を田口興輔氏、ジュリアーノ・チャンネッラ氏の各氏に師事。第6回東京音楽コンクール声楽部門第1位及び聴衆賞。

これまでに『コシ・ファン・トゥッテ』フェランド、『ポッペアの戴冠』ネローネ、『愛の妙薬』ネモリーノ、『椿姫』アルフレード、『道化師』ペッペ、『リゴレット』マントヴァ公爵、『メリー・ウィドウ』カミーユ他多数出演。近年では大野和士指揮「ふれあいコンサート」(広島、博多、沖縄公演他)、阪哲郎指揮・名古屋二期会 ブリテン『真夏の夜の夢』ライサンダー役、井上道義指揮 東京芸術劇場シアターオペラ『トゥーランドット』パン役(演出:茂山千之丞)にて出演の他、10年東京二期会『オテロ』(白井晃演出)、11年『サロメ』(コンビチュニー演出)に出演。12年7月、二期会創立60周年記念『パリアッチ』ペッペを好演。
12年11月、神奈川国際芸術フェスティバル/ネオオペラ「マダムバタフライX~プッチーニのオペラ『蝶々夫人』より(宮本亜門演出)ピンカートンに出演。びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会等による共同制作12年『椿姫』、13年『死の都』、14年『リゴレット』、15年『オテロ』へ出演。

14年9月、東京二期会とアン・デア・ウィーン劇場との共同制作によるモーツァルト『イドメネオ』タイトル・ロールで大成功を収めた。17年全国共同制作オペラ『トスカ』(河瀨直美演出)のスポレッタ役に出演。同年、新国立劇場『オテロ』カッシオは、海外からの招聘キャストとの共演において卓越した歌唱を披露し絶賛された。以後も数々のオペラの主要な役で引く手あまたの活躍を続けている。

コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、バッハ「カンタータ」、モーツァルト「レクイエム」等の宗教曲もレパートリーとし、輝かしい美声で好評を博している。NHKニュー・イヤーオペラコンサートでも14年以降連続して出演し、存在感を示している。二期会会員、国立音楽大学非常勤講師。

運ず:寺田功治(バリトン)

東京音楽大学声楽演奏家コース卒業後、英国ギルドホール音楽演劇学校から奨学金を受け大学院修士課程オペラコース修了。ネザーランド・オペラ・スタジオ研修生修了。

2008年第6回東京音楽コンクール声楽部門第2位。

国内では、サイトウ・キネン・フェスティバルの「フィガロの結婚」(抜粋版)でタイトルロールをつとめた他、同プロジェクトⅥ「セビリア理髪師」フィオレッロ役として北京、上海・日本各地においてメイン・キャストとして出演。東京音楽大学100周年記念事業オペラ「フィガロの結婚」フィガロ役で出演した。

英国では、ギルドホール音楽演劇学校公演にてチャイコフスキー「イオランタ」ロベルト等に出演した他、ブリティッシュ・ユース・オペラでプッチーニ「ラ・ボエーム」マルチェッロ。グラインドボーン音楽祭にて歌劇「ドン・パスクワーレ」マラテスタ役のカヴァーの他、クロンターオペラにてドニゼッティ「ランメルモールのルチア」エンリーコをつとめた。
また、フランス・ボージェ・オペラにて歌劇「蝶々夫人」ヤマドリ役、歌劇「道化師」シルヴィオ。アイルランド・ウェックスフォード・フェスティバル・オペラで「ジャンニ・スキッキ」公証人、「ナヴァルの女」ブスタメンテ役をつとめるなど国際的に活動している。

惣ど:三戸大久(バスバリトン)

© 小山田邦哉

青森市出身。武蔵野音楽大学卒業。第46回日伊声楽コンコルソ第3位受賞。第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞受賞。第9回藤沢オペラコンクール奨励賞受賞。平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンにて研鑽を積む。

近年では、東京二期会公演『蝶々夫人』ボンゾ、『フィガロの結婚』バルトロ(宮本亞門演出)『オテロ』ロドヴィーコ、『こうもり』フランク(白井晃演出)、『天国と地獄』ジュピター(鵜山仁演出)、新国立劇場『沈黙』井上筑後守(宮田慶子演出)、神奈川県民ホール『金閣寺』道詮和尚(田尾下哲演出)など様々な舞台作品で活躍。

全国共同制作プロジェクトには2017年『トスカ』(河瀬直美演出)スカルピア、2018年『ドン・ジョバンニ』(森山開次演出)レポレッロ、2019年『ラ・トラヴィアータ』(矢内原美邦演出)で出演し、朝日、読売、毎日新聞各紙上で高い評価を得ている。又、飯守泰次郎指揮『荘厳ミサ曲』小林研一郎指揮モーツァルト『レクイエム』読響『第九』など宗教曲のソリストとしても活躍。都響、東フィル、日フィル他、国内オーケストラとの共演も多い。二期会会員。2020年『フィガロの結婚』(野田秀樹演出)のバルト郎役で出演。武蔵野音楽大学および桜美林大学非常勤講師。

ダンス:岡本 優(TABATHA)

東京を拠点に国内外で活動。ダンサー・振付家。幼少よりクラシックバレエを学び、ジャズダンスやストリート等様々なジャンルも経験。大学在学中より木佐貫邦子に師事。笠井叡迷宮ダンス公演「高丘親王航海記(2019)」では秋丸役として、週刊オン★ステージ新聞「2019年オン★ステージ舞踊ベスト5」に選ばれる。二期会オペラ「ジューリオ・チェーザレ」や、「サラダ音楽祭」は2018年より3年連続出演。舞台に限らず、official髭男ism「HELLO」などのMV、映像・写真作品にダンサーとして多数出演。MV、CM、アイドル、屋外パフォーマンスなどに振付をするなど、ジャンルにとらわれず活動。ダンス集団「TABATHA」主宰。地方での公演や、Wiz World Dance Festival2016(韓国・仁川)、SibuInternational Dance Festival2019(マレーシア・シブ)にも参加するなど、多くのダンス作品を創作。“Studio RADA”バレエ講師、”STUDIO LUCE”コンテンポラリーダンス講師。

[受賞歴]
NEXTREAM21 in RIKKOUKAI vol.11公開ダンスコンテスト 一般部門 優秀賞受賞
トヨタコレオグラフィーアワード2012ファイナリスト
こりっち舞台芸術まつリ2014春にて俳優賞受賞
横浜ダンスコレクション2019若手振付家のための在日フランス大使館賞シビウ国際演劇祭賞受賞

ダンス:工藤響子(TABATHA)

埼玉県出身。5歳よりミヤキバレエ学園にてクラシックバレエを中沢典子に師事。埼玉県立芸術総合高等学校美術科卒業。桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。在学中にコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子、演劇を鐘下辰男に師事。全員メガネの爆発ダンス集団TABATHAのメンバーとしても活動中。幼稚園ダンス講師。その他、MV、映画、演劇、ClariS、RADWIMPSライブコンサートダンサー等出演する他、アイドルへの振付も行う。

子供たち:世田谷ジュニア合唱団(指導:掛江みどり)

掛江みどりによって1992年に創立。幼児から高校生までの子どもたちが世田谷区内外から通う。レパートリーは日本歌曲、国内外の合唱作品、ミサ曲と幅広く、オペラ出演も多数。 これまでに、團伊玖磨指揮・日生劇場オペラ「夕鶴」、新国立劇場オペラ「夕鶴」「トスカ」等、東京フィルハーモニー交響楽団「メフィストーフェレ」(演奏会形式)、東京芸術劇場シアターオペラvol.6「カルメン」ほか数多くの公演に参加し、好評を博している。

管弦楽:ザ・オペラ・バンド
ザ・オペラ・バンド

© Hikaru.☆

2005年、東京オペラグループ「フィガロの結婚」上演時に、佐藤正浩(指揮)と今野京(コントラバス奏者)により設立された。Orchestre”Les Champs-Lyrics”の名称で活動してきたが、2015年、10周年を機に“ザ・オペラ・バンド”に変更。オーケストラ・ピットに入り演奏することを目的とし、N響をはじめとする首都圏プロオーケストラ演奏家を中心に編成される。
これまでに、フィガロの結婚、コシ・ファン・トゥッテ、蝶々夫人、ナブッコ、オテッロ、仮面舞踏会、マクベス、マリア・ストゥアルダ、ゼッキンゲンのトランペット吹き、白虎(加藤昌則)等を演奏した。
東京芸術劇場のオペラシリーズでは、2014年『ドン・カルロス』(仏語版日本初演)、2016年『サムソンとデリラ』、2018年『真珠とり』、2019年『ジャミレ』他、2020年『フィガロの結婚』に出演し、精緻なアンサンブルと華麗なドラマを聴かせると好評を得ている。『ナブッコ』、『マリア・ストゥアルダ』で三菱UFJ信託音楽賞を、オペラ『白虎』で佐川吉男賞を受賞、演奏担当をした。
2019年、Tobu Recordingsより《ビゼー:歌劇『ジャミレ』全曲》を発売。

公演における対策とお願い

東京芸術劇場では、「團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)」公演を上演するにあたり、来館者、出演者、従業員スタッフなど、劇場を利用するすべての方の安全と安心のため、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みを行ってまいります。
ご来場の皆様が少しでも安心してお楽しみ頂けるよう、ご理解、ご協力をお願い致します。

「公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、お客様並びに、公演関係者を感染から守るために必要な対策を施して実施いたします。

東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策については、下記ページをご覧ください。
【東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策とご来館される皆さまへのお願い】

  • ご来館時のお願い
    (1)マスクの着用にご協力ください。

    マスクを着用でない方の入館はご遠慮いただきます。

    劇場・主催者にてマスクの提供はしておりませんので予めご了承ください。

    (2)咳エチケットやこまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。

    (3)ご来館の際は、お時間に余裕を持ってお越しください。

    (4)館内でのソーシャル・ディスタンスの確保にご協力ください。

    特に、ロビーや客席内でのお客様同士の会話はなるべくお控えください。

    (5)ご来館日時をご自身で記録していくことをおすすめします。

    (6)東京版新型コロナ見守りサービスへの登録にご協力をお願いいたします。

    「東京版新型コロナ見守りサービス」導入のお知らせ

  • チケットおよびお座席に関するお願い

    (1)客席内でのソーシャル・ディスタンスの確保にご協力ください。

    (2)感染予防および公演当日の混雑緩和のため、チケットの事前予約・引き取り・購入にご協力ください。
    チケットの事前予約は、当日12時00分まで東京芸術劇場ボックスオフィス(電話、窓口、WEB)にて、承っております。

    チケットの払い戻しについて
    【東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策とご来館される皆さまへのお願い】に該当し、ご来場できない場合は、チケットの払い戻しをいたします。お手持ちの本公演チケットは大切に保管ください。
    払い戻しをご希望のお客様は2021年11月5日(金)までに東京芸術劇場ボックスオフィスまでご連絡ください。
    • 東京芸術劇場ボックスオフィス
      0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
  • ご入場時のお願い

    (1)ホール入口付近にて、サーモグラフィーを使用し、体温を確認させていただきます。
    37.5度以上の発熱が確認された場合は、ご入場をお断りし、チケットの払い戻しをいたします。

    (2)チケットはお客様ご自身で半券を切り取り、ご入場ください。
    チケットはスタッフが目視で確認いたします。予め確認しやすいようご準備ください。

    (3)プログラムの手渡しは行いません。
    会場内の所定の場所でお取りください。

    (4)クロークサービス、ブランケットの貸出、物品販売の営業はいたしません。
    給水機の使用も中止します。

    (5)サイン会は実施いたしません。また出演者へのプレゼント、ご面会、楽屋口での出演者の入待ち・出待ちはご遠慮ください。

インフォメーション

日程

2021年10月30日(土) 14:00 開演

会場

コンサートホール

曲目

團伊玖磨/歌劇『夕鶴』

指揮

辻 博之

演出

岡田利規

出演

つう:小林沙羅(ソプラノ)
与ひょう:与儀 巧(テノール)
運ず:寺田功治(バリトン)
惣ど:三戸大久(バスバリトン)

ダンス:岡本 優(TABATHA)、工藤響子(TABATHA)

子供たち:世田谷ジュニア合唱団(指導:掛江みどり)

管弦楽:ザ・オペラ・バンド

プロフィール

指揮:辻 博之

© Hikaru.☆

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中より、著名指揮者のもと新作を含む多くのオペラプロダクションにて、副指揮者、合唱指揮者をつとめ、国内の様々な劇場にて研鑽を積んだ。
2013年にオペラ指揮者デビュー。新作日本オペラから古典まで幅広いレパートリーを広げている。
合唱指揮者としても国内様々な演奏会に出演する他、作曲にも力を入れており、自らが脚本から作り上げる舞台作品から、ストレートプレイへの劇版、ダンス作品とのコラボレーションまで、幅広く才能を発揮している。
オーケストラの分野ではオーケストラ・アンサンブル金沢、九州交響楽団、読響等と共演。また、Ditto Orchestra,Seoul motetto choirと共に韓国ソウル芸術の殿堂にもデビュー。日本のみならず、海外にも活動の幅を広げている。
当全国共同制作オペラシリーズには2013年以来、副指揮者として参加し数多くのプロダクションの成功に尽力した。

演出:岡田利規

© 宇壽山貴久子

1973年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞、『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞、『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞を受賞。主な著書は『遡行 変形していくための演劇論』、『現在地』(共に河出書房新社)など。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を4シーズン務め、2020年に最新作『The Vacuum Cleaner』がドイツの演劇祭Theatertreffenの“注目すべき10作品”に選出された。

つう:小林沙羅(ソプラノ)

© NIPPON COLUMBIA

東京藝術大学卒業、 同大学院修士課程修了。06年に『バスティアンとバスティエンヌ』バスティエンヌ(井上道義指揮)でデビュー後、東京芸術劇場シアターオペラシリーズ08年『イリス』芸者、09年『トゥーランドット』リュー、14年『こうもり』アデーレ、15年『メリーウィドウ』ヴァランシエンヌ、2015年5月から11月にかけて野田秀樹演出×井上道義指揮、オペラ「フィガロの結婚」でスザ女(スザンナ)役を10都市14公演で務め、その高い演技力と安定した歌唱力により日本各地で成功をおさめた。2017年には「カルメン」ミカエラ役で藤原歌劇団への初出演を果たした。その他、多くのオーケストラと共演を重ねている。

海外では、12年ブルガリア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー、同歌劇場『愛の妙薬』プレミエ公演にアディーナ役で出演、オペレッタ「オスカーシュトラウス声楽コンクール」2位を受賞等、海外へも活動の幅を広げている。
2014年デビューCDアルバム「花のしらべ」をリリース。16年にはセカンドアルバムとなる「この世でいちばん優しい歌」をリリース。2017年、第27回出光音楽賞受賞。
2018年全国共同制作オペラ『ドンジョヴァンニ』(演出:森山開次)に出演。
2020年『フィガロの結婚』(演出:野田秀樹)にスザ女(スザンナ)役で出演。

*5歳からクラシックバレエ、10歳から日本舞踊を学んでいる。

与ひょう:与儀 巧(テノール)

沖縄県出身。国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学院修了。平成15年6月よりイタリアボローニャヘ1年間留学。これまでに声楽を田口興輔氏、ジュリアーノ・チャンネッラ氏の各氏に師事。第6回東京音楽コンクール声楽部門第1位及び聴衆賞。

これまでに『コシ・ファン・トゥッテ』フェランド、『ポッペアの戴冠』ネローネ、『愛の妙薬』ネモリーノ、『椿姫』アルフレード、『道化師』ペッペ、『リゴレット』マントヴァ公爵、『メリー・ウィドウ』カミーユ他多数出演。近年では大野和士指揮「ふれあいコンサート」(広島、博多、沖縄公演他)、阪哲郎指揮・名古屋二期会 ブリテン『真夏の夜の夢』ライサンダー役、井上道義指揮 東京芸術劇場シアターオペラ『トゥーランドット』パン役(演出:茂山千之丞)にて出演の他、10年東京二期会『オテロ』(白井晃演出)、11年『サロメ』(コンビチュニー演出)に出演。12年7月、二期会創立60周年記念『パリアッチ』ペッペを好演。
12年11月、神奈川国際芸術フェスティバル/ネオオペラ「マダムバタフライX~プッチーニのオペラ『蝶々夫人』より(宮本亜門演出)ピンカートンに出演。びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会等による共同制作12年『椿姫』、13年『死の都』、14年『リゴレット』、15年『オテロ』へ出演。

14年9月、東京二期会とアン・デア・ウィーン劇場との共同制作によるモーツァルト『イドメネオ』タイトル・ロールで大成功を収めた。17年全国共同制作オペラ『トスカ』(河瀨直美演出)のスポレッタ役に出演。同年、新国立劇場『オテロ』カッシオは、海外からの招聘キャストとの共演において卓越した歌唱を披露し絶賛された。以後も数々のオペラの主要な役で引く手あまたの活躍を続けている。

コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、バッハ「カンタータ」、モーツァルト「レクイエム」等の宗教曲もレパートリーとし、輝かしい美声で好評を博している。NHKニュー・イヤーオペラコンサートでも14年以降連続して出演し、存在感を示している。二期会会員、国立音楽大学非常勤講師。

運ず:寺田功治(バリトン)

東京音楽大学声楽演奏家コース卒業後、英国ギルドホール音楽演劇学校から奨学金を受け大学院修士課程オペラコース修了。ネザーランド・オペラ・スタジオ研修生修了。

2008年第6回東京音楽コンクール声楽部門第2位。

国内では、サイトウ・キネン・フェスティバルの「フィガロの結婚」(抜粋版)でタイトルロールをつとめた他、同プロジェクトⅥ「セビリア理髪師」フィオレッロ役として北京、上海・日本各地においてメイン・キャストとして出演。東京音楽大学100周年記念事業オペラ「フィガロの結婚」フィガロ役で出演した。

英国では、ギルドホール音楽演劇学校公演にてチャイコフスキー「イオランタ」ロベルト等に出演した他、ブリティッシュ・ユース・オペラでプッチーニ「ラ・ボエーム」マルチェッロ。グラインドボーン音楽祭にて歌劇「ドン・パスクワーレ」マラテスタ役のカヴァーの他、クロンターオペラにてドニゼッティ「ランメルモールのルチア」エンリーコをつとめた。
また、フランス・ボージェ・オペラにて歌劇「蝶々夫人」ヤマドリ役、歌劇「道化師」シルヴィオ。アイルランド・ウェックスフォード・フェスティバル・オペラで「ジャンニ・スキッキ」公証人、「ナヴァルの女」ブスタメンテ役をつとめるなど国際的に活動している。

惣ど:三戸大久(バスバリトン)

© 小山田邦哉

青森市出身。武蔵野音楽大学卒業。第46回日伊声楽コンコルソ第3位受賞。第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞受賞。第9回藤沢オペラコンクール奨励賞受賞。平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンにて研鑽を積む。

近年では、東京二期会公演『蝶々夫人』ボンゾ、『フィガロの結婚』バルトロ(宮本亞門演出)『オテロ』ロドヴィーコ、『こうもり』フランク(白井晃演出)、『天国と地獄』ジュピター(鵜山仁演出)、新国立劇場『沈黙』井上筑後守(宮田慶子演出)、神奈川県民ホール『金閣寺』道詮和尚(田尾下哲演出)など様々な舞台作品で活躍。

全国共同制作プロジェクトには2017年『トスカ』(河瀬直美演出)スカルピア、2018年『ドン・ジョバンニ』(森山開次演出)レポレッロ、2019年『ラ・トラヴィアータ』(矢内原美邦演出)で出演し、朝日、読売、毎日新聞各紙上で高い評価を得ている。又、飯守泰次郎指揮『荘厳ミサ曲』小林研一郎指揮モーツァルト『レクイエム』読響『第九』など宗教曲のソリストとしても活躍。都響、東フィル、日フィル他、国内オーケストラとの共演も多い。二期会会員。2020年『フィガロの結婚』(野田秀樹演出)のバルト郎役で出演。武蔵野音楽大学および桜美林大学非常勤講師。

ダンス:岡本 優(TABATHA)

東京を拠点に国内外で活動。ダンサー・振付家。幼少よりクラシックバレエを学び、ジャズダンスやストリート等様々なジャンルも経験。大学在学中より木佐貫邦子に師事。笠井叡迷宮ダンス公演「高丘親王航海記(2019)」では秋丸役として、週刊オン★ステージ新聞「2019年オン★ステージ舞踊ベスト5」に選ばれる。二期会オペラ「ジューリオ・チェーザレ」や、「サラダ音楽祭」は2018年より3年連続出演。舞台に限らず、official髭男ism「HELLO」などのMV、映像・写真作品にダンサーとして多数出演。MV、CM、アイドル、屋外パフォーマンスなどに振付をするなど、ジャンルにとらわれず活動。ダンス集団「TABATHA」主宰。地方での公演や、Wiz World Dance Festival2016(韓国・仁川)、SibuInternational Dance Festival2019(マレーシア・シブ)にも参加するなど、多くのダンス作品を創作。“Studio RADA”バレエ講師、”STUDIO LUCE”コンテンポラリーダンス講師。

[受賞歴]
NEXTREAM21 in RIKKOUKAI vol.11公開ダンスコンテスト 一般部門 優秀賞受賞
トヨタコレオグラフィーアワード2012ファイナリスト
こりっち舞台芸術まつリ2014春にて俳優賞受賞
横浜ダンスコレクション2019若手振付家のための在日フランス大使館賞シビウ国際演劇祭賞受賞

ダンス:工藤響子(TABATHA)

埼玉県出身。5歳よりミヤキバレエ学園にてクラシックバレエを中沢典子に師事。埼玉県立芸術総合高等学校美術科卒業。桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。在学中にコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子、演劇を鐘下辰男に師事。全員メガネの爆発ダンス集団TABATHAのメンバーとしても活動中。幼稚園ダンス講師。その他、MV、映画、演劇、ClariS、RADWIMPSライブコンサートダンサー等出演する他、アイドルへの振付も行う。

子供たち:世田谷ジュニア合唱団(指導:掛江みどり)

掛江みどりによって1992年に創立。幼児から高校生までの子どもたちが世田谷区内外から通う。レパートリーは日本歌曲、国内外の合唱作品、ミサ曲と幅広く、オペラ出演も多数。 これまでに、團伊玖磨指揮・日生劇場オペラ「夕鶴」、新国立劇場オペラ「夕鶴」「トスカ」等、東京フィルハーモニー交響楽団「メフィストーフェレ」(演奏会形式)、東京芸術劇場シアターオペラvol.6「カルメン」ほか数多くの公演に参加し、好評を博している。

管弦楽:ザ・オペラ・バンド
ザ・オペラ・バンド

© Hikaru.☆

2005年、東京オペラグループ「フィガロの結婚」上演時に、佐藤正浩(指揮)と今野京(コントラバス奏者)により設立された。Orchestre”Les Champs-Lyrics”の名称で活動してきたが、2015年、10周年を機に“ザ・オペラ・バンド”に変更。オーケストラ・ピットに入り演奏することを目的とし、N響をはじめとする首都圏プロオーケストラ演奏家を中心に編成される。
これまでに、フィガロの結婚、コシ・ファン・トゥッテ、蝶々夫人、ナブッコ、オテッロ、仮面舞踏会、マクベス、マリア・ストゥアルダ、ゼッキンゲンのトランペット吹き、白虎(加藤昌則)等を演奏した。
東京芸術劇場のオペラシリーズでは、2014年『ドン・カルロス』(仏語版日本初演)、2016年『サムソンとデリラ』、2018年『真珠とり』、2019年『ジャミレ』他、2020年『フィガロの結婚』に出演し、精緻なアンサンブルと華麗なドラマを聴かせると好評を得ている。『ナブッコ』、『マリア・ストゥアルダ』で三菱UFJ信託音楽賞を、オペラ『白虎』で佐川吉男賞を受賞、演奏担当をした。
2019年、Tobu Recordingsより《ビゼー:歌劇『ジャミレ』全曲》を発売。

公演における対策とお願い

東京芸術劇場では、「團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)」公演を上演するにあたり、来館者、出演者、従業員スタッフなど、劇場を利用するすべての方の安全と安心のため、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みを行ってまいります。
ご来場の皆様が少しでも安心してお楽しみ頂けるよう、ご理解、ご協力をお願い致します。

「公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、お客様並びに、公演関係者を感染から守るために必要な対策を施して実施いたします。

東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策については、下記ページをご覧ください。
【東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策とご来館される皆さまへのお願い】

  • ご来館時のお願い
    (1)マスクの着用にご協力ください。

    マスクを着用でない方の入館はご遠慮いただきます。

    劇場・主催者にてマスクの提供はしておりませんので予めご了承ください。

    (2)咳エチケットやこまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。

    (3)ご来館の際は、お時間に余裕を持ってお越しください。

    (4)館内でのソーシャル・ディスタンスの確保にご協力ください。

    特に、ロビーや客席内でのお客様同士の会話はなるべくお控えください。

    (5)ご来館日時をご自身で記録していくことをおすすめします。

    (6)東京版新型コロナ見守りサービスへの登録にご協力をお願いいたします。

    「東京版新型コロナ見守りサービス」導入のお知らせ

  • チケットおよびお座席に関するお願い

    (1)客席内でのソーシャル・ディスタンスの確保にご協力ください。

    (2)感染予防および公演当日の混雑緩和のため、チケットの事前予約・引き取り・購入にご協力ください。
    チケットの事前予約は、当日12時00分まで東京芸術劇場ボックスオフィス(電話、窓口、WEB)にて、承っております。

    チケットの払い戻しについて
    【東京芸術劇場における新型コロナウイルス感染症対策とご来館される皆さまへのお願い】に該当し、ご来場できない場合は、チケットの払い戻しをいたします。お手持ちの本公演チケットは大切に保管ください。
    払い戻しをご希望のお客様は2021年11月5日(金)までに東京芸術劇場ボックスオフィスまでご連絡ください。
    • 東京芸術劇場ボックスオフィス
      0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
  • ご入場時のお願い

    (1)ホール入口付近にて、サーモグラフィーを使用し、体温を確認させていただきます。
    37.5度以上の発熱が確認された場合は、ご入場をお断りし、チケットの払い戻しをいたします。

    (2)チケットはお客様ご自身で半券を切り取り、ご入場ください。
    チケットはスタッフが目視で確認いたします。予め確認しやすいようご準備ください。

    (3)プログラムの手渡しは行いません。
    会場内の所定の場所でお取りください。

    (4)クロークサービス、ブランケットの貸出、物品販売の営業はいたしません。
    給水機の使用も中止します。

    (5)サイン会は実施いたしません。また出演者へのプレゼント、ご面会、楽屋口での出演者の入待ち・出待ちはご遠慮ください。

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場・アーツカウンシル東京/東京都

アーツカウンシル東京

共同主催:刈谷市総合文化センター(KCSN共同事業体)、
熊本県立劇場(公益財団法人熊本県立劇場) ザ・オペラ・バンド、
刈谷市総合文化センター管弦楽団、公益財団法人九州交響楽団

助成:文化庁ロゴマーク

文化庁文化芸術振興費補助金 
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(共同制作支援事業)|
独立行政法人日本芸術文化振興会

協力:劇場、音楽堂等連絡協議会

チラシ

チラシ

〔pdf:611KB〕

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