東京芸術劇場では、文化を軸にした地域の在り方や街づくりについて考えるフォーラム「芸劇+まちがく」を2018年1月より開催しています。モデレーターは、アートがもつポテンシャルを活用した街づくりのパイオニアである北川フラム氏。各回、アート、文学、演劇、音楽、建築等のテーマについて、参加者の皆様とご一緒に、これからの文化と街づくりの関係について考えていきます。
20世紀は都市の時代だった。しかし、そこには刺激と興奮・大量の消費はあるが、五感・身体に還ってくる活動と感動がない。助け合う・支え合うコミュニティがない。私たちは排他的ですらある。東京は異常な都市になりつつあるのではないか。この時、そのなかの巨大なターミナルである池袋は、まだ多様な人々、襞のある街路、特色ある店舗、また周囲にある大学等、歴史的施設をもつ都市の砦でもあるように思える。街を方法的、定量的に捉えるのではなく、街づくりのベースになるフォーラムの必要がここに生じてくる。地域住民、東京都民だけではなく、ここを通過する人々、職場とする人たちによる、ジャンル・世代・地域を超えた場をつくっていく。(北川フラム)
- 日程
-
第4回公開フォーラム
文化によって創り出される都市の新たなアプローチ
「大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレが都市に与えるインパクト」
講演:北川フラム
2018年7月13日(金)18時30分~21時00分(18時00分 開場・受付)
- 会場
- アル・テアトロ(東京芸術劇場 2F)
- 内容
-
「人間は自然に内包される」を基本理念に、北川フラム氏が総合ディレクターを務める第7回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」が7月29日(日)から9月17日(月)まで開催されます。本芸術祭は、今やこの国だけでなくアジアの地域、世界へと拡がり、閉鎖され、均質化され、それぞれの地域文化が失われ、格差が広がる社会に対してひとつの希望を与えています。今回の「芸劇+まちがく」フォーラムでは、これまでの越後妻有の経緯と都市に与えてきたインパクトについて、北川フラム氏がスライドを交えながら語ります。フォーラムの後半では、参加者の皆様とディスカッションを通し、「地方と都市文化」をヒントに文化とまちづくりについて考えていきます。
コーディネーター:上門周二(かみかど・しゅうじ)アネトス地域計画 代表
- プロフィール
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- 北川フラム(きたがわ・ふらむ)
-
1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー主宰。クラブヒルサイド・ディレクター。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否! 国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。
日程
文化によって創り出される都市の新たなアプローチ
「大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレが都市に与えるインパクト」
講演:北川フラム
2018年7月13日(金)18時30分~21時00分(18時00分 開場・受付)
会場
内容
「人間は自然に内包される」を基本理念に、北川フラム氏が総合ディレクターを務める第7回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」が7月29日(日)から9月17日(月)まで開催されます。本芸術祭は、今やこの国だけでなくアジアの地域、世界へと拡がり、閉鎖され、均質化され、それぞれの地域文化が失われ、格差が広がる社会に対してひとつの希望を与えています。今回の「芸劇+まちがく」フォーラムでは、これまでの越後妻有の経緯と都市に与えてきたインパクトについて、北川フラム氏がスライドを交えながら語ります。フォーラムの後半では、参加者の皆様とディスカッションを通し、「地方と都市文化」をヒントに文化とまちづくりについて考えていきます。
コーディネーター:上門周二(かみかど・しゅうじ)アネトス地域計画 代表
プロフィール
- 北川フラム(きたがわ・ふらむ)
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1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー主宰。クラブヒルサイド・ディレクター。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否! 国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。
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主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)/豊島区
助成:平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業