現代日本の若者の心理を、鋭敏かつ繊細な言語、身体感覚を持って切り取ってきたチェルフィッチュの岡田利規。昨年はドイツの劇場・HAUの企画で、廃墟となった原子力発電所を描くガイドツアー形式の作品を発表するなど、国際的にも注目を集める岡田の、3.11後の第一作となった作品を東京初上演する。ある日突然出現した青い雲をめぐって囁かれ始めた不吉な噂。信じるか信じないか、逃げるのか留まるのか、あるいは......。変化を前に逡巡する7人の女性たちの心模様は、不穏な空気を細やかに表現する音楽や照明とも相まって、私たちの生きる現実を改めて振り返らせる。SF的な設定、女性のみの出演者、書き言葉を使った台詞など、チェルフィッチュの新境地ともなった本作。初演から1年半の時を経た「現在地」は、私たちの「現在」にどのように響くだろう。
- 日程
- 2013年11月28日 (木) ~2013年12月08日 (日)
- ステージ数
- 13
- 会場
- シアターイースト
- 作・演出
-
岡田利規
- 出演
-
佐々木幸子、伊東沙保、南波圭、安藤真理、青柳いづみ、上村梓、石橋志保
- プロフィール
-
- 岡田利規
-
1973年 横浜生まれ。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。
活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。05年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。
07年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を新潮社より発表し、第二回大江健三郎賞を受賞。
13年には「遡行 変形していくための演劇論」を河出書房新社より刊行。
日程
ステージ数
会場
作・演出
岡田利規
出演
佐々木幸子、伊東沙保、南波圭、安藤真理、青柳いづみ、上村梓、石橋志保
プロフィール
- 岡田利規
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1973年 横浜生まれ。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。
活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。05年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。
07年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を新潮社より発表し、第二回大江健三郎賞を受賞。
13年には「遡行 変形していくための演劇論」を河出書房新社より刊行。
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制作:KAAT神奈川芸術劇場
共同製作:Doosan Art Center
協力:急な坂スタジオ
主催:フェスティバル/トーキョー
*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です
【東京文化発信プロジェクトとは】東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトです。都内各地での文化創造拠点の形成や子供・青少年への創造体験の機会の提供により、多くの人々が新たな文化の創造に主体的に関わる環境を整えるとともに、国際フェスティバルの開催等を通じて、新たな東京文化を創造し、世界に向けて発信していきます。