同じ時間、二つの場所で紡がれる物語。隣にいても遠い「距離」から見わたす未来
星の一生と少女の一生を重ねた音楽劇『わが星』など、個的かつ普遍的な人生の時間を劇場空間に立ち上げる劇作・演出家、柴幸男(ままごと)。東日本大震災の発生当時、東北から離れた場所にいたという彼が、「距離」をテーマにした新作で、フェスティバル/トーキョーに初登場する。さまざまな境界線の設定、心理的分断の要因ともなる「距離」に向き合う場として構想されたのは、隣り合う二つの劇場で、同時刻に、同じ俳優によって紡がれる二つの芝居からなる作品。それぞれの劇場の観客は、台湾の音楽家・柯智豪(Blaire KO)の書き下ろし曲をベースに執筆・構成された芝居の「片われ」を体験し、ごく近くで起こるもうひとつの物語、そして、作品の全体像へと思いを馳せる。
北九州での船上公演、小豆島での滞在制作など、観客やその暮らしと演劇との多様な関係を模索してきた柴が、今、どのような遠さ、近しさを二つの劇場の間に浮かび上がらせるのか。私たちはそこに、どんな未来を見出すことができるだろう。
- 日程
- 2017年10月07日 (土) ~2017年10月15日 (日)
- ステージ数
- 9
- 会場
- シアターイースト
- 作・演出
- 柴 幸男
- 出演
-
大石将弘 (ままごと|ナイロン100℃)
岡田智代
串尾一輝 (青年団)
椿真由美 (青年座)
野上絹代 (FAIFAI|三月企画)
端田新菜 (ままごと|青年団)
藤谷理子
森岡 光 (不思議少年)
- プロフィール
-
- 柴 幸男
-
劇作家・演出家・ままごと主宰
1982年生まれ、愛知県出身。青年団演出部、急な坂スタジオレジデント・アーティスト。多摩美術大学講師、四国学院大学非常勤講師。2010-2011年度、2012-2013年度、2015-2016年度 セゾン文化財団 ジュニア・フェロー。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。あいちトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭への参加など、全国各地で活動を展開する。2017年8月には、現役高校生が出演する『わたしの星』の再演を控える。また、ままごと公式HPにて、過去の戯曲を無料公開する『戯曲公開プロジェクト』を展開中。
日程
ステージ数
会場
作・演出
出演
岡田智代
串尾一輝 (青年団)
椿真由美 (青年座)
野上絹代 (FAIFAI|三月企画)
端田新菜 (ままごと|青年団)
藤谷理子
森岡 光 (不思議少年)
プロフィール
- 柴 幸男
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劇作家・演出家・ままごと主宰
1982年生まれ、愛知県出身。青年団演出部、急な坂スタジオレジデント・アーティスト。多摩美術大学講師、四国学院大学非常勤講師。2010-2011年度、2012-2013年度、2015-2016年度 セゾン文化財団 ジュニア・フェロー。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。あいちトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭への参加など、全国各地で活動を展開する。2017年8月には、現役高校生が出演する『わたしの星』の再演を控える。また、ままごと公式HPにて、過去の戯曲を無料公開する『戯曲公開プロジェクト』を展開中。
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主催:フェスティバル/トーキョー、一般社団法人mamagoto
助成:(2016年度 作品創作リサーチに対して) 公益財団法人セゾン文化財団
国際共同製作:フェスティバル/トーキョー、台北パフォーミングアーツセンター
助成:台湾文化部
協力:台北市政府文化局、財団法人台北市文化基金会、台北駐日経済文化代表処、台湾文化センター
リサーチ・ワークショップサポート:パフォーミング・アーツ・アライアンス、CO3、台南市政府文化局