- 日程
- 2021年10月06日 (水) ~10月10日 (日)
- 会場
- プレイハウス
- タイムテーブル
-
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10月7日(木)・9日(土)の1dayセットチケットは、東京芸術劇場ボックスオフィスWEBでの取り扱いはございません。窓口販売及び電話予約をご利用ください。
開場は上映の30分前
全公演でヒアリングループ(磁気ループ)が作動します。
本編上映前にアリアーヌ・ムヌーシュキンのメッセージと映像あり(約10分)
- トークイベントのご案内
-
10月9日(土) 『アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険』の終映後に行います。
太陽劇団 演劇のユートピアを求めて
ゲスト:
大島衣恵(喜多流能楽師)
鴻英良(演劇批評家)
ドゥヴォス・パトリック(東京大学名誉教授)
藤井慎太郎(早稲田大学文学学術院教授)
横澤寛美(劇団前進座・俳優)宮城聰(東京芸術祭総合ディレクター)
司会進行:
奥山緑(日本大学芸術学部教授)
上映会期間中の作品チケットをご購入の方がご参加いただけます。
チケットまたは半券など購入が確認できるものをご持参の上、12時15分~30分の間に、プレイハウス受付にお越しください。
俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語』(2002)
上映作品『堤防の上の鼓手-
© Michèle Laurent
原題:TAMBOURS SUR LA DIGUE
作:エレーヌ・シクスー
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:136分フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© 2002 Le Théâtre du Soleil / Bel Air Media / ARTE France / CNDP/ ZDF Theaterkanal
作品解説:2001年太陽劇団の初来日公演。古代東洋のある町では、中央を大河が貫き堤防によって生産地域や行政地域などが隔てられていた。洪水の危機が迫る中、堤防を壊すことで両岸のいずれかを救うという究極の選択がつきつけられ…。文楽のごとく俳優が黒子と共に人形として演じられる驚くべき演出。ムヌーシュキンの日本への深いオマージュが込められた作品。
上映作品『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2006/日本初公開)
-
© Michèle Laurent
原題:LE DERNIER CARAVANSÉRAIL(Odyssées)
作:太陽劇団
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:290分 (休憩あり)
フランス語上映・日本語字幕なし
あらすじ・解説を配布いたします。配給/映像提供:© ARTE France / Théâtre du Soleil / Bel Air Media - France 2006
作品解説:劇団メンバーがヨーロッパ、インドネシア、オーストラリアなどで難民、移民と呼ばれる声なき人々と出会い、過酷な現実に向き合う骨太なドラマを創造。第一部は出発と脱出、第二部は彼らが国を離れざるを得なくなったいきさつを物語る。現代の社会問題を批評的にとらえて舞台表現の粋を尽くす太陽劇団の姿勢を示す必見作。
上映作品『フォル・エスポワール号の遭難者たち』(2013/日本初公開)
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© Michèle Laurent
原題:LES NAUFRAGÉS DU FOL ESPOIR
作:太陽劇団+エレーヌ・シクスー
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:190分 (休憩あり)フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© ARTE France / Théâtre du Soleil / Bel Air Media - France 2013
作品解説:『海底二万哩』などSFの開祖としても知られるジュール・ヴェルヌの小説から想を得た作品。舞台は時空を超えて酒場、船、無声映画の撮影スタジオと変幻自在に形を変える。難破船の乗客たちや映画撮影隊、オペラ歌手から社会主義者、革命家から小悪党まで多種多様の人物が登場し、人々の狂騒が波乱の20世紀の渦に飲み込まれていく…。映画プロデューサーを父に持ち、映画一家に生まれ育ったムヌーシュキンの映画愛にも溢れた傑作。
上映作品『アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険』(2009)
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原題:ARIANE MNOUCHKINE :L’AVENTURE DU THÉÂTRE DU SOLEIL
監督:カトリーヌ・ヴィルプー
上映時間:75分フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© 2009 AGAT Films & Cie / Le Théâtre du Soleil / Ina / Bel Air Media / ARTE France
協力:フェスティバル/トーキョー実行委員会
作品解説:カトリーヌ・ヴィルプー監督による2009年のドキュメンタリー映画。『道化たち』『キッチン』『1789』などの初期作品から、『最後のキャラバンサライ』『はかなきものたち』へと至る太陽劇団の軌跡を、作品の記録映像、稽古場や舞台裏の風景、さらにムヌーシュキンを始め、太陽劇団を支えてきた俳優たち、1979年以来音楽を担当するジャン=ジャック・ルメートルらの証言を交えつつたどる。稀代の演出家ムヌーシュキンと劇団の人生そのものを描いた貴重な映像記録。
- プロフィール
-
- アリアーヌ・ムヌーシュキン Ariane Mnouchkine
(太陽劇団主宰、演出家、映画監督) -
© Inamori Foundation
1939年パリ生まれ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成。64年にA.T.E.P.のメンバーを中心に太陽劇団を設立。以後半世紀以上に渡り、ピーター・ブルックらと並び現代演劇の第一線で演出家として活躍している。80年代からのシェイクスピア作品、90年代からのギリシャ悲劇の連続公演でも話題を集め、さらにアジア演劇の身体的技法を取り入れた演出でも注目を浴びてきた。また映画『1789年』、『モリエール』といった監督作品もある。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞(思想・芸術部門)を受賞した。
【ムヌーシュキン からのメッセージ】
東京芸術劇場と東京芸術祭の招きにより、新作『金夢島 L’ÎLE D’OR KANEMU-JIMA』という作品をもって、私たち太陽劇団はこの劇場に皆さんとともにいるはずでしたが、パンデミックのために、関係者の方々の懸命の努力は実りませんでした。 けれど、私たちの身体はここになくとも、心はここにあります。私たちの思いは、この特別上映会に足を運ばれた皆さんとともにあります。 皆さんとの出会いは延期になっただけ。新作舞台とともに来日できる日がすぐに訪れることを心から願っています。『堤防の上の鼓手』、『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』、『フォル・エスポワール号の遭難者たち』。これらの映画は太陽劇団の同名舞台作品がもとになっています。
つまり、最初から映画だったわけではありませんが、製作過程では本物の映画とするべく努めました。この映画を見て、太陽劇団をもっとよく知ってもらえたら、 作品が気に入ってくれたらうれしいです。必ずここに戻ってきます。すぐにお会いできますように!(抜粋)- 太陽劇団 (テアトル・デュ・ソレイユ Théâtre du Soleil)
-
© Pascal Gallepe
太陽劇団は1964年にフランスで設立。“集団創作”という独自スタイルで知られ、パリ郊外のカルトゥーシュリ(弾薬庫跡)を拠点に活動している。70年に上演されたフランス革命を題材とした『1789』は斬新な演劇手法で世界的注目を集めた。古典から現代の難民問題を扱った作品まで幅広いレパートリーを持つ。2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場)で待望の初来日を果たし、アジアの人形劇、特に日本の文楽のエッセンスを大胆に取り入れた作品が大きな話題を呼んだ。
近年の主な代表作:
『堤防の上の鼓手 俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語』(1999年~2002年)
『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2003年~2006年)
『はかなきものたち』(2006年~2009年)
『フォル・エスポワール号の遭難者たち』(2010年~2012年)
『マクベス』(2014年)
『インドの寝室』(2016年~2019年)
『カナタ-エピソードI-論争』(2018年)
- アリアーヌ・ムヌーシュキン Ariane Mnouchkine
日程
会場
タイムテーブル
トークイベントのご案内
10月9日(土) 『アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険』の終映後に行います。
太陽劇団 演劇のユートピアを求めて
ゲスト:
大島衣恵(喜多流能楽師)
鴻英良(演劇批評家)
ドゥヴォス・パトリック(東京大学名誉教授)
藤井慎太郎(早稲田大学文学学術院教授)
横澤寛美(劇団前進座・俳優)
宮城聰(東京芸術祭総合ディレクター)
司会進行:
奥山緑(日本大学芸術学部教授)
チケットまたは半券など購入が確認できるものをご持参の上、12時15分~30分の間に、プレイハウス受付にお越しください。
俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語』(2002)
上映作品『堤防の上の鼓手© Michèle Laurent
原題:TAMBOURS SUR LA DIGUE
作:エレーヌ・シクスー
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:136分
フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© 2002 Le Théâtre du Soleil / Bel Air Media / ARTE France / CNDP/ ZDF Theaterkanal
作品解説:2001年太陽劇団の初来日公演。古代東洋のある町では、中央を大河が貫き堤防によって生産地域や行政地域などが隔てられていた。洪水の危機が迫る中、堤防を壊すことで両岸のいずれかを救うという究極の選択がつきつけられ…。文楽のごとく俳優が黒子と共に人形として演じられる驚くべき演出。ムヌーシュキンの日本への深いオマージュが込められた作品。
上映作品『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2006/日本初公開)
© Michèle Laurent
原題:LE DERNIER CARAVANSÉRAIL(Odyssées)
作:太陽劇団
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:290分 (休憩あり)
あらすじ・解説を配布いたします。
配給/映像提供:© ARTE France / Théâtre du Soleil / Bel Air Media - France 2006
作品解説:劇団メンバーがヨーロッパ、インドネシア、オーストラリアなどで難民、移民と呼ばれる声なき人々と出会い、過酷な現実に向き合う骨太なドラマを創造。第一部は出発と脱出、第二部は彼らが国を離れざるを得なくなったいきさつを物語る。現代の社会問題を批評的にとらえて舞台表現の粋を尽くす太陽劇団の姿勢を示す必見作。
上映作品『フォル・エスポワール号の遭難者たち』(2013/日本初公開)
© Michèle Laurent
原題:LES NAUFRAGÉS DU FOL ESPOIR
作:太陽劇団+エレーヌ・シクスー
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
上映時間:190分 (休憩あり)
フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© ARTE France / Théâtre du Soleil / Bel Air Media - France 2013
作品解説:『海底二万哩』などSFの開祖としても知られるジュール・ヴェルヌの小説から想を得た作品。舞台は時空を超えて酒場、船、無声映画の撮影スタジオと変幻自在に形を変える。難破船の乗客たちや映画撮影隊、オペラ歌手から社会主義者、革命家から小悪党まで多種多様の人物が登場し、人々の狂騒が波乱の20世紀の渦に飲み込まれていく…。映画プロデューサーを父に持ち、映画一家に生まれ育ったムヌーシュキンの映画愛にも溢れた傑作。
上映作品『アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険』(2009)
原題:ARIANE MNOUCHKINE :L’AVENTURE DU THÉÂTRE DU SOLEIL
監督:カトリーヌ・ヴィルプー
上映時間:75分
フランス語上映・日本語字幕付き
配給/映像提供:© 2009 AGAT Films & Cie / Le Théâtre du Soleil / Ina / Bel Air Media / ARTE France
協力:フェスティバル/トーキョー実行委員会
作品解説:カトリーヌ・ヴィルプー監督による2009年のドキュメンタリー映画。『道化たち』『キッチン』『1789』などの初期作品から、『最後のキャラバンサライ』『はかなきものたち』へと至る太陽劇団の軌跡を、作品の記録映像、稽古場や舞台裏の風景、さらにムヌーシュキンを始め、太陽劇団を支えてきた俳優たち、1979年以来音楽を担当するジャン=ジャック・ルメートルらの証言を交えつつたどる。稀代の演出家ムヌーシュキンと劇団の人生そのものを描いた貴重な映像記録。
プロフィール
- アリアーヌ・ムヌーシュキン Ariane Mnouchkine
(太陽劇団主宰、演出家、映画監督) -
© Inamori Foundation
1939年パリ生まれ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成。64年にA.T.E.P.のメンバーを中心に太陽劇団を設立。以後半世紀以上に渡り、ピーター・ブルックらと並び現代演劇の第一線で演出家として活躍している。80年代からのシェイクスピア作品、90年代からのギリシャ悲劇の連続公演でも話題を集め、さらにアジア演劇の身体的技法を取り入れた演出でも注目を浴びてきた。また映画『1789年』、『モリエール』といった監督作品もある。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞(思想・芸術部門)を受賞した。
【ムヌーシュキン からのメッセージ】
東京芸術劇場と東京芸術祭の招きにより、新作『金夢島 L’ÎLE D’OR KANEMU-JIMA』という作品をもって、私たち太陽劇団はこの劇場に皆さんとともにいるはずでしたが、パンデミックのために、関係者の方々の懸命の努力は実りませんでした。
けれど、私たちの身体はここになくとも、心はここにあります。私たちの思いは、この特別上映会に足を運ばれた皆さんとともにあります。
皆さんとの出会いは延期になっただけ。新作舞台とともに来日できる日がすぐに訪れることを心から願っています。
『堤防の上の鼓手』、『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』、『フォル・エスポワール号の遭難者たち』。これらの映画は太陽劇団の同名舞台作品がもとになっています。
つまり、最初から映画だったわけではありませんが、製作過程では本物の映画とするべく努めました。この映画を見て、太陽劇団をもっとよく知ってもらえたら、
作品が気に入ってくれたらうれしいです。必ずここに戻ってきます。すぐにお会いできますように!(抜粋)
- 太陽劇団 (テアトル・デュ・ソレイユ Théâtre du Soleil)
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© Pascal Gallepe
太陽劇団は1964年にフランスで設立。“集団創作”という独自スタイルで知られ、パリ郊外のカルトゥーシュリ(弾薬庫跡)を拠点に活動している。70年に上演されたフランス革命を題材とした『1789』は斬新な演劇手法で世界的注目を集めた。古典から現代の難民問題を扱った作品まで幅広いレパートリーを持つ。2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場)で待望の初来日を果たし、アジアの人形劇、特に日本の文楽のエッセンスを大胆に取り入れた作品が大きな話題を呼んだ。
近年の主な代表作:
『堤防の上の鼓手 俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語』(1999年~2002年)
『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2003年~2006年)
『はかなきものたち』(2006年~2009年)
『フォル・エスポワール号の遭難者たち』(2010年~2012年)
『マクベス』(2014年)
『インドの寝室』(2016年~2019年)
『カナタ-エピソードI-論争』(2018年)
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主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場、
東京芸術祭実行委員会[豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、
公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)]助成: