東京芸術劇場シアターオペラ第7弾はJ・シュトラウスの「こうもり」
芸術アドヴァイザーにウィーンフォルクスオパーの伝説的名歌手、メラニー・ホリディを迎え、
メラニーセレクトの旬の歌手をヨーロッパ、アメリカから招聘!
日本からは新演出の設定役柄に相応しい適材適所の名歌手をキャスティング。
舞台は2014年東京…ウィーンから日本に赴任した証券ディーラーのアイゼンシュタインとファルケ。
その日本人の妻(ロザリンデ)、日本を代表するファッションデザイナーのアルフレードなど‥
視覚的にも聴覚的にも全く新しい日本版"こうもり"を上演!!
- 日程
- 2014年02月20日(木) 18:30 開演(ロビー開場 17:30)
- 会場
- コンサートホール
- 曲目
-
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」全幕(全3幕、字幕付原語&一部日本語上演)
- 出演
-
アイゼンシュタイン(証券ディーラー):ペーター・ボーディング(Bar)
ロザリンデ(日本人の妻):小川里美(Sop)
アデーレ(家政婦):小林沙羅(Sop)ファルケ(証券ディーラー):セバスティアン・ハウプマン(Bar)
ブリント(日本人の弁護士):新海康仁(Ten)
フランク(警部):妻屋秀和(Bs)
オルロフスキー(イベントプロデューサー):タマラ・グーラ(Mez)
アルフレード(ファッションデザイナー):ジョン・健・ヌッツォ(Ten)
フロッシュ(警部補):西村雅彦(俳優)2幕のスペシャルゲスト:メラニー・ホリディ
指揮:ハンス・リヒター
管弦楽:東京交響楽団
コーラス:武蔵野音楽大学(東京)
※キャストは予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
- 演出・脚本
-
演出:佐藤美晴
脚本:アンティ・キャロン
- プロフィール
-
- 指揮:ハンス・リヒター Hans Richter
-
1950年にドイツのノインブルク・フォルム・ヴァルトに生まれる。ブラームスの交響曲第2番・第3番や、ワーグナーのニーベルングの指環といった多くの初演をしたことでも知られる19世紀後半から20世紀初頭を代表する指揮者ハンス・リヒター(1834-1916)の曾孫にあたる。
カラヤン、チェリビダッケ、マズアに師事。大学卒業後、ザルツブルクやベルリンでカラヤンのアシスタントとして研鑚を積んだ。
1980年には優秀な指揮者を多数輩出していることでも有名なハンガリー・ブタペスト国際指揮者コンクールにて受賞、1984年にはビール市立劇場の第1指揮者、1988年~91年ニューヨークフィル副指揮者、その後も、バイエルン放送交響楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団等、国際的にも著名なオーケストラに客席、またプラハ・フィル、ブタペストフィルの首席指揮者を務める。またオペラの分野ではチューリヒ歌劇場、ウィーンでのオペレッタ公演などに数多く出演し人気を博している。
- アイゼンシュタイン(証券ディーラー):ペーター・ボーディング Peter Bording
-
オランダ生まれ。スウェーリンク音楽院を優秀な成績で卒業し、ギルドホール音楽演劇学校にて、音楽と並行して演技にも力を入れて学んだため、歌唱ばかりでなく演技に関しても大変好評を得ている。
レパートリーはアイゼンシュタイン(こうもり)を初め、パパゲーノ(魔笛)・グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)・マルチェロ(ラ・ボエーム)・ジェルモン(椿姫)・エスカミーリョ(カルメン)等多くの聴衆から賞賛を得ている。定期的に出演する劇場は、アンデア・ウィーン劇場、シュツットガルト州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、パリ・オペラ座、リヨン国立歌劇場、ジュネーブ歌劇場、モネ劇場、マドリッド歌劇場、ハンガリー国立歌劇場といった様々なヨーロッパ主要劇場でA.フィッシャー、M.アルブレヒト、クライツベルク、ザクロツェック等多くの著名な指揮者とオペラ公演を行っている。2013年前半はエッセン州立歌劇場(ナクソス島のアリアドネ)、ドルトムント歌劇場(カールマン・チャルダーシュ)、シュベリーン音楽祭(こうもり)に参加している。
- ロザリンデ(日本人の妻):小川 里美 Satomi Ogawa
-
東京音楽大学ならびに同大学院終了。在学中に留学生特別奨学金を得てザルツブルグに留 学。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁新進芸術家海外留学制度奨学金を得てミラノに留学。これまでに国内外でのオペラや演奏会に出演、アレーナ・ディ・ヴェローナ・オーケストラ、新日本フィル、読売日響、日本フィル、京響、大阪フィル、名古屋フィル、札響、OEK他と共演。09年ヴェローナのテアトロ・フィラルモニコにおいて「トゥーランドット」のタイトルロールでイタリアデビュー。11年、イタリア・トッレデルラーゴのプッチーニ・フェスティバル「トゥーランドット」にリュー役で出演。12年には同役でジェノヴァ歌劇場にM・デヴィーアとダブルキャスト出演した。豊かで叙情的な声と表現力は国内外問わず信頼されている。第19回日本声楽コンクール第3位。 第44回日伊声楽コンコルソ第3位。09年 トゥーランドット国際コンクール優勝者。
- アデーレ(家政婦):小林 沙羅 Sara Kobayashi
-
東京藝術大学卒業、同大学院修了。'10年度上期野村財団奨学生、'11年度文化庁新進芸術家在外研修員。ウィーン在住。
『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)、『トゥーランドット』リュー(井上道義指揮)、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル(下野達也指揮)、千住明作曲『隅田川』「源氏物語」『万葉集』(初演)、三枝茂彰作曲オペラ『KAMIKAZE』愛子(初演)(大友直人指揮)、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」、'13年「NHKニューイヤーオペラコンサート」等に出演。'12年にはいずみホール(大阪)、紀尾井ホール(東京)にてソロリサイタルを開催。現代詩表現グループに所属。
'12年ブルガリアのソフィア国立歌劇場にて「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役で欧州デビュー、同歌劇場「愛の妙薬」プレミエ公演にアディーナ役で出演、ウィーン楽友協会やブラジルにて交響楽団と共演、ウィーンのオペレッタコンクールで2位を受賞等、海外に活動の幅を広げている。
- ファルケ(証券ディーラー):セバスティアン・ハウプマン Sebastian Huppmann
-
オーストリア生まれ。幼少からウィーンのモーツァルト少年合唱団のソプラノソリストを5年間務めた。その後、ウィーン音楽大学でセバスチャン・ヴィトゥッチ教授に師事、2004年プリミエ付で卒業。その後、キャロル・ブッラクナー=メイヨに声楽を、カロリン・ハーグ, ビルギット・シュタインベルガーにリート・オラトリオを師事。A.キルヒシュラーガー等多くのマスタークラスにも参加している。
数々の国際声楽コンクールで入賞していることから、ヨーロッパでコンサートソリストとしてヘンデルのメサイア、J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」等多くの公演に出演しキャリアを積んだ。近年はオペラの分野に力を入れており、モーツァルトのドン・ジョバンニ、パパゲーノ(魔笛)、グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)、エスカミーリョ(カルメン)といった役でウィーン国立歌劇場を初め、ハーグ、ロッテルダム、オデッサ等の各歌劇場に出演している。
- ブリント(日本人の弁護士):新海 康仁 Yasuhito Shinkai
-
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了時に最優秀賞、及び川崎静子賞受賞。07年、ヴェルディ作曲『オテッロ』ロデリーゴでデビュー。08、すみだトリフォニー大ホールにて同役で出演(E.グリザレス、M.ジョッシらと共演)。藝大オペラ『ファルスタッフ』医師カイウス、『ルーチョ・シッラ』タイトル・ロール、『マクベス』マルコム、『フィガロの結婚』バジリオ、ドン・クルツィオ、『カルメン』レメンダード、『イドメネオ』大祭司、『ラ・ボエーム』」パルピニョールなどに出演。ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「レクイエム」、プッチーニ「グローリアミサ」、ハイドン「天地創造」などのテノールソロを務める。二期会ニューウェーブオペラ、ラヴェル「スペイン時間」のゴンサルヴェ役で二期会デビュー。2013年7-8月、東京二期会『ホフマン物語』ナタナエルでも聴衆を魅了した。二期会会員
- フランク(警部):妻屋 秀和 Hidekazu Tsumaya
-
東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。89年イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞、第60回日本音楽コンクール声楽部門第3位、第3回日本声楽コンクール第2位受賞。92年より安田生命クォリティー・オブ・ライフ文化財団第1回奨学生としてミラノに留学。
94年よりライプツィヒ歌劇場と専属契約し「ドン・ジョヴァンニ」「タンホイザー」「魔笛」等数多くのレパートリーで活躍。その他、ブレゲンツ湖上音楽祭、ドイツ・ライン・オペラ、ハノーファー州立歌劇場、マンハイム国民劇場への出演のほか、ライプツィヒをはじめとする各地でのコンサートにも出演。02年よりワイマールのドイツ国民劇場の専属として活躍の傍ら、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ等へ客演。国内では、藤原歌劇団、新国立劇場を中心に「アイーダ」「マクベス」「ドン・ジョヴァンニ」「ばらの騎士」「魔弾の射手」「夢遊病の女」等数多くの公演で活躍を続けている。その他、多くの著名な指揮者、演出家、歌手と共演している。2011・2012・2013年「NHKニューイヤーコンサート」に出演。第24回ジローオペラ賞受賞。第4回ロシヤ歌曲賞受賞。藤原歌劇団団員。ライプツィヒ在住。
- オルロフスキー(イベントプロデューサー):タマラ・グーラ Tamara Gura
-
世界中の歌劇場で歌う若手メゾソプラノ歌手として、2006年から10年までカールスルーエ歌劇場と契約を結び、「こうもり」(オルロフスキー)など様々なレパートリーを歌った他、ドレスデン国立歌劇場の「セヴィリアの理髪師」(ロジーナ)、ハンブルク国立歌劇場でP.コンヴィチュニー演出による新演出の「ルル」などに出演。コンサートではスポレート音楽祭への出演を初め、アムステルダム・コンバティメント・コンソートを初めとする古楽オーケストラ、アンサンブルとヴィヴァルディ、グルックなどバロック期の作品を歌っている。
2012/13シーズンには、「コジ・ファン・トゥッテ」、「ラ・チェネレントラ」、ローマ歌劇場へのデビューとなったブリテン「真夏の夜の夢」(J.コンロン指揮)、2013年5月にはザルツブルグ歌劇場でのヘンデル「アリオダンテ」のタイトルロールを歌った。
現在までにS・ヤング、I・メッツマッハー、N・サンティ、S・ショルテス、V・フェドセーエフを初めとする指揮者と共演している。
- アルフレード(ファッションデザイナー):ジョン・健・ヌッツォ John Ken Nuzzo
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南カリフォルニア・チャップマン大学音楽部声楽科在学中に数々の賞を受賞。その歌声はロサンゼルス・タイムズでも、数回に渡り賞賛される。'00年に世界三大歌劇場の一つであるウイーン国立歌劇場でデビュー。ザルツブルグ音楽祭に3度出演、ミュンヘン・フィルハーモニーと共演。その活動がTV番組「情熱大陸」にて放映され一躍脚光を浴びる。その後、巨匠ジェームズ・レバインの招待により世界最高峰のメトロポリタン歌劇場にデビュー。「愛の妙薬」のネモリーノ、「ラ・ボエーム」のロドルフォ等、甘い歌声に定評がある。NHK大河ドラマ「新選組!」のテーマ曲を歌い、NHK「紅白歌合戦」に2度出場。また、天皇皇后陛下とローマ法皇に歌声を披露した経験をもつほか、MLBやサッカーの国際試合での国歌斉唱もつとめた。'13年は、オペラ「KAMIKAZE〜神風」の初演で主役をつとめ、絶賛される。音楽を通じた東日本大震災への復興支援も精力的に行っている。
- フロッシュ(警部補):西村 雅彦(俳優) Masahiko Nishimura
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1960年 富山県生まれ
94年三谷幸喜脚本の「古畑任三郎」シリーズ(CX)で強烈な個性を発揮、コミカルな役が話題になった。 その後、テレビ「王様のレストラン」(95年)、 「華麗なる一族」(07年)、「遺留捜査」(13年)や、映画「マルタイの女」(97年) 「ラヂオの時間」(97年)などでも独特の持ち味を発揮、第40回ブルーリボン賞 最優秀助演男優賞、第21回日本アカデミー賞、最優秀助演男優賞など 数々の映画賞に輝く。近年の代表作として映画「沈まぬ太陽」「武士の家計簿」 「東京家族」「草原の椅子」などがある。
2003年、オーケストラアンサンブル金沢定期公演に参加。 プロコフィエフの音楽物語「ピーターとおおかみ」で語り手を務める。 2008年末には、カウントダウンコンサートの中でも圧倒的な人気を誇る 「東急ジルベスターコンサート」に司会として登場し、話題を集めた。
- 2幕のスペシャルゲスト(芸術アドヴァイザー):メラニー・ホリディ Melanie Holliday
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アメリカ、テキサス州ヒューストン生まれ。幼少から14年間クラシックバレエを学んだ後、歌手に転向。インディアナ大学でオペラの学位を首席で取得。卒業後も声楽でW.フォスターに師事。
1973年ヨーロッパへ渡り、クラーゲンフルト、バーゼルやマインツの歌劇場、1977年からウィーン・フォルクスオーパー専属を経て、現在はフリーの歌手として活躍。
ウィーンフォルクスオパーでは15年間の長期に渡り契約し、20の役でウィーンを代表するオペレッタ歌手として活躍した。特に"こうもり"アデーレ、"メリーウィドウ"ヴァレンシーヌでは当たり役として世界中から賞賛を浴びる。その間、卓越したコロラトゥーラがバーンスタインの目に留まり、ドイツ語による「キャンディード」の初演に抜擢、バーンスタインの「ミサ」の出演と共に人気を博した。
また、ウィーンフォルクスオパー引っ越し公演を通じ数多くの国で演奏しており、特に日本には何度も来日し、こうもり、メリーウィドウで数多くの舞台に出演しており、それらの舞台は、数多くのファンの間に深く記憶されている。
- 東京交響楽団
-
1946年創立。音楽監督にユベール・スダーン、桂冠指揮者に秋山和慶、常任指揮者に大友直人、正指揮者に飯森範親、首席客演指揮者にクシシュトフ・ウルバンスキを擁する。2014年度からはジョナサン・ノットが音楽監督に就任する。新国立劇場ではレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。文部大臣賞、音楽之友社賞、文化庁芸術作品賞、などを受賞。
文化庁「トップレベルの舞台芸術創造事業<年間支援>」に選定され、海外公演も数多く行っている。
インフォメーション
-
<上演時間>
3時間(休憩込み)※字幕付原語(ドイツ語)&一部日本語上演
日程
会場
曲目
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」全幕(全3幕、字幕付原語&一部日本語上演)
出演
アイゼンシュタイン(証券ディーラー):ペーター・ボーディング(Bar)
ロザリンデ(日本人の妻):小川里美(Sop)
アデーレ(家政婦):小林沙羅(Sop)
ファルケ(証券ディーラー):セバスティアン・ハウプマン(Bar)
ブリント(日本人の弁護士):新海康仁(Ten)
フランク(警部):妻屋秀和(Bs)
オルロフスキー(イベントプロデューサー):タマラ・グーラ(Mez)
アルフレード(ファッションデザイナー):ジョン・健・ヌッツォ(Ten)
フロッシュ(警部補):西村雅彦(俳優)
2幕のスペシャルゲスト:メラニー・ホリディ
指揮:ハンス・リヒター
管弦楽:東京交響楽団
コーラス:武蔵野音楽大学(東京)
※キャストは予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
演出・脚本
演出:佐藤美晴
脚本:アンティ・キャロン
プロフィール
- 指揮:ハンス・リヒター Hans Richter
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1950年にドイツのノインブルク・フォルム・ヴァルトに生まれる。ブラームスの交響曲第2番・第3番や、ワーグナーのニーベルングの指環といった多くの初演をしたことでも知られる19世紀後半から20世紀初頭を代表する指揮者ハンス・リヒター(1834-1916)の曾孫にあたる。
カラヤン、チェリビダッケ、マズアに師事。大学卒業後、ザルツブルクやベルリンでカラヤンのアシスタントとして研鑚を積んだ。
1980年には優秀な指揮者を多数輩出していることでも有名なハンガリー・ブタペスト国際指揮者コンクールにて受賞、1984年にはビール市立劇場の第1指揮者、1988年~91年ニューヨークフィル副指揮者、その後も、バイエルン放送交響楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団等、国際的にも著名なオーケストラに客席、またプラハ・フィル、ブタペストフィルの首席指揮者を務める。またオペラの分野ではチューリヒ歌劇場、ウィーンでのオペレッタ公演などに数多く出演し人気を博している。
- アイゼンシュタイン(証券ディーラー):ペーター・ボーディング Peter Bording
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オランダ生まれ。スウェーリンク音楽院を優秀な成績で卒業し、ギルドホール音楽演劇学校にて、音楽と並行して演技にも力を入れて学んだため、歌唱ばかりでなく演技に関しても大変好評を得ている。
レパートリーはアイゼンシュタイン(こうもり)を初め、パパゲーノ(魔笛)・グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)・マルチェロ(ラ・ボエーム)・ジェルモン(椿姫)・エスカミーリョ(カルメン)等多くの聴衆から賞賛を得ている。定期的に出演する劇場は、アンデア・ウィーン劇場、シュツットガルト州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、パリ・オペラ座、リヨン国立歌劇場、ジュネーブ歌劇場、モネ劇場、マドリッド歌劇場、ハンガリー国立歌劇場といった様々なヨーロッパ主要劇場でA.フィッシャー、M.アルブレヒト、クライツベルク、ザクロツェック等多くの著名な指揮者とオペラ公演を行っている。2013年前半はエッセン州立歌劇場(ナクソス島のアリアドネ)、ドルトムント歌劇場(カールマン・チャルダーシュ)、シュベリーン音楽祭(こうもり)に参加している。
- ロザリンデ(日本人の妻):小川 里美 Satomi Ogawa
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東京音楽大学ならびに同大学院終了。在学中に留学生特別奨学金を得てザルツブルグに留 学。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁新進芸術家海外留学制度奨学金を得てミラノに留学。これまでに国内外でのオペラや演奏会に出演、アレーナ・ディ・ヴェローナ・オーケストラ、新日本フィル、読売日響、日本フィル、京響、大阪フィル、名古屋フィル、札響、OEK他と共演。09年ヴェローナのテアトロ・フィラルモニコにおいて「トゥーランドット」のタイトルロールでイタリアデビュー。11年、イタリア・トッレデルラーゴのプッチーニ・フェスティバル「トゥーランドット」にリュー役で出演。12年には同役でジェノヴァ歌劇場にM・デヴィーアとダブルキャスト出演した。豊かで叙情的な声と表現力は国内外問わず信頼されている。第19回日本声楽コンクール第3位。 第44回日伊声楽コンコルソ第3位。09年 トゥーランドット国際コンクール優勝者。
- アデーレ(家政婦):小林 沙羅 Sara Kobayashi
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東京藝術大学卒業、同大学院修了。'10年度上期野村財団奨学生、'11年度文化庁新進芸術家在外研修員。ウィーン在住。
『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)、『トゥーランドット』リュー(井上道義指揮)、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル(下野達也指揮)、千住明作曲『隅田川』「源氏物語」『万葉集』(初演)、三枝茂彰作曲オペラ『KAMIKAZE』愛子(初演)(大友直人指揮)、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」、'13年「NHKニューイヤーオペラコンサート」等に出演。'12年にはいずみホール(大阪)、紀尾井ホール(東京)にてソロリサイタルを開催。現代詩表現グループに所属。
'12年ブルガリアのソフィア国立歌劇場にて「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役で欧州デビュー、同歌劇場「愛の妙薬」プレミエ公演にアディーナ役で出演、ウィーン楽友協会やブラジルにて交響楽団と共演、ウィーンのオペレッタコンクールで2位を受賞等、海外に活動の幅を広げている。
- ファルケ(証券ディーラー):セバスティアン・ハウプマン Sebastian Huppmann
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オーストリア生まれ。幼少からウィーンのモーツァルト少年合唱団のソプラノソリストを5年間務めた。その後、ウィーン音楽大学でセバスチャン・ヴィトゥッチ教授に師事、2004年プリミエ付で卒業。その後、キャロル・ブッラクナー=メイヨに声楽を、カロリン・ハーグ, ビルギット・シュタインベルガーにリート・オラトリオを師事。A.キルヒシュラーガー等多くのマスタークラスにも参加している。
数々の国際声楽コンクールで入賞していることから、ヨーロッパでコンサートソリストとしてヘンデルのメサイア、J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」等多くの公演に出演しキャリアを積んだ。近年はオペラの分野に力を入れており、モーツァルトのドン・ジョバンニ、パパゲーノ(魔笛)、グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)、エスカミーリョ(カルメン)といった役でウィーン国立歌劇場を初め、ハーグ、ロッテルダム、オデッサ等の各歌劇場に出演している。
- ブリント(日本人の弁護士):新海 康仁 Yasuhito Shinkai
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東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了時に最優秀賞、及び川崎静子賞受賞。07年、ヴェルディ作曲『オテッロ』ロデリーゴでデビュー。08、すみだトリフォニー大ホールにて同役で出演(E.グリザレス、M.ジョッシらと共演)。藝大オペラ『ファルスタッフ』医師カイウス、『ルーチョ・シッラ』タイトル・ロール、『マクベス』マルコム、『フィガロの結婚』バジリオ、ドン・クルツィオ、『カルメン』レメンダード、『イドメネオ』大祭司、『ラ・ボエーム』」パルピニョールなどに出演。ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「レクイエム」、プッチーニ「グローリアミサ」、ハイドン「天地創造」などのテノールソロを務める。二期会ニューウェーブオペラ、ラヴェル「スペイン時間」のゴンサルヴェ役で二期会デビュー。2013年7-8月、東京二期会『ホフマン物語』ナタナエルでも聴衆を魅了した。二期会会員
- フランク(警部):妻屋 秀和 Hidekazu Tsumaya
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東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。89年イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞、第60回日本音楽コンクール声楽部門第3位、第3回日本声楽コンクール第2位受賞。92年より安田生命クォリティー・オブ・ライフ文化財団第1回奨学生としてミラノに留学。
94年よりライプツィヒ歌劇場と専属契約し「ドン・ジョヴァンニ」「タンホイザー」「魔笛」等数多くのレパートリーで活躍。その他、ブレゲンツ湖上音楽祭、ドイツ・ライン・オペラ、ハノーファー州立歌劇場、マンハイム国民劇場への出演のほか、ライプツィヒをはじめとする各地でのコンサートにも出演。02年よりワイマールのドイツ国民劇場の専属として活躍の傍ら、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ等へ客演。国内では、藤原歌劇団、新国立劇場を中心に「アイーダ」「マクベス」「ドン・ジョヴァンニ」「ばらの騎士」「魔弾の射手」「夢遊病の女」等数多くの公演で活躍を続けている。その他、多くの著名な指揮者、演出家、歌手と共演している。2011・2012・2013年「NHKニューイヤーコンサート」に出演。第24回ジローオペラ賞受賞。第4回ロシヤ歌曲賞受賞。藤原歌劇団団員。ライプツィヒ在住。
- オルロフスキー(イベントプロデューサー):タマラ・グーラ Tamara Gura
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世界中の歌劇場で歌う若手メゾソプラノ歌手として、2006年から10年までカールスルーエ歌劇場と契約を結び、「こうもり」(オルロフスキー)など様々なレパートリーを歌った他、ドレスデン国立歌劇場の「セヴィリアの理髪師」(ロジーナ)、ハンブルク国立歌劇場でP.コンヴィチュニー演出による新演出の「ルル」などに出演。コンサートではスポレート音楽祭への出演を初め、アムステルダム・コンバティメント・コンソートを初めとする古楽オーケストラ、アンサンブルとヴィヴァルディ、グルックなどバロック期の作品を歌っている。
2012/13シーズンには、「コジ・ファン・トゥッテ」、「ラ・チェネレントラ」、ローマ歌劇場へのデビューとなったブリテン「真夏の夜の夢」(J.コンロン指揮)、2013年5月にはザルツブルグ歌劇場でのヘンデル「アリオダンテ」のタイトルロールを歌った。
現在までにS・ヤング、I・メッツマッハー、N・サンティ、S・ショルテス、V・フェドセーエフを初めとする指揮者と共演している。
- アルフレード(ファッションデザイナー):ジョン・健・ヌッツォ John Ken Nuzzo
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南カリフォルニア・チャップマン大学音楽部声楽科在学中に数々の賞を受賞。その歌声はロサンゼルス・タイムズでも、数回に渡り賞賛される。'00年に世界三大歌劇場の一つであるウイーン国立歌劇場でデビュー。ザルツブルグ音楽祭に3度出演、ミュンヘン・フィルハーモニーと共演。その活動がTV番組「情熱大陸」にて放映され一躍脚光を浴びる。その後、巨匠ジェームズ・レバインの招待により世界最高峰のメトロポリタン歌劇場にデビュー。「愛の妙薬」のネモリーノ、「ラ・ボエーム」のロドルフォ等、甘い歌声に定評がある。NHK大河ドラマ「新選組!」のテーマ曲を歌い、NHK「紅白歌合戦」に2度出場。また、天皇皇后陛下とローマ法皇に歌声を披露した経験をもつほか、MLBやサッカーの国際試合での国歌斉唱もつとめた。'13年は、オペラ「KAMIKAZE〜神風」の初演で主役をつとめ、絶賛される。音楽を通じた東日本大震災への復興支援も精力的に行っている。
- フロッシュ(警部補):西村 雅彦(俳優) Masahiko Nishimura
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1960年 富山県生まれ
94年三谷幸喜脚本の「古畑任三郎」シリーズ(CX)で強烈な個性を発揮、コミカルな役が話題になった。 その後、テレビ「王様のレストラン」(95年)、 「華麗なる一族」(07年)、「遺留捜査」(13年)や、映画「マルタイの女」(97年) 「ラヂオの時間」(97年)などでも独特の持ち味を発揮、第40回ブルーリボン賞 最優秀助演男優賞、第21回日本アカデミー賞、最優秀助演男優賞など 数々の映画賞に輝く。近年の代表作として映画「沈まぬ太陽」「武士の家計簿」 「東京家族」「草原の椅子」などがある。
2003年、オーケストラアンサンブル金沢定期公演に参加。 プロコフィエフの音楽物語「ピーターとおおかみ」で語り手を務める。 2008年末には、カウントダウンコンサートの中でも圧倒的な人気を誇る 「東急ジルベスターコンサート」に司会として登場し、話題を集めた。
- 2幕のスペシャルゲスト(芸術アドヴァイザー):メラニー・ホリディ Melanie Holliday
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アメリカ、テキサス州ヒューストン生まれ。幼少から14年間クラシックバレエを学んだ後、歌手に転向。インディアナ大学でオペラの学位を首席で取得。卒業後も声楽でW.フォスターに師事。
1973年ヨーロッパへ渡り、クラーゲンフルト、バーゼルやマインツの歌劇場、1977年からウィーン・フォルクスオーパー専属を経て、現在はフリーの歌手として活躍。
ウィーンフォルクスオパーでは15年間の長期に渡り契約し、20の役でウィーンを代表するオペレッタ歌手として活躍した。特に"こうもり"アデーレ、"メリーウィドウ"ヴァレンシーヌでは当たり役として世界中から賞賛を浴びる。その間、卓越したコロラトゥーラがバーンスタインの目に留まり、ドイツ語による「キャンディード」の初演に抜擢、バーンスタインの「ミサ」の出演と共に人気を博した。
また、ウィーンフォルクスオパー引っ越し公演を通じ数多くの国で演奏しており、特に日本には何度も来日し、こうもり、メリーウィドウで数多くの舞台に出演しており、それらの舞台は、数多くのファンの間に深く記憶されている。
- 東京交響楽団
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1946年創立。音楽監督にユベール・スダーン、桂冠指揮者に秋山和慶、常任指揮者に大友直人、正指揮者に飯森範親、首席客演指揮者にクシシュトフ・ウルバンスキを擁する。2014年度からはジョナサン・ノットが音楽監督に就任する。新国立劇場ではレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。文部大臣賞、音楽之友社賞、文化庁芸術作品賞、などを受賞。
文化庁「トップレベルの舞台芸術創造事業<年間支援>」に選定され、海外公演も数多く行っている。
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主催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
助成:平成25年度 文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」(共同制作支援事業)