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芸劇dance 中村蓉ダブルビル

邦子狂詩曲 クニコラプソディー

邦子狂詩曲

2つのアプローチで向田邦子の世界を奏でるダブルビル

ダンス・音楽・演劇の要素を取り入れて描く『花の名前』×コンテンポラリーダンサーの鍛えられた身体で描く『禍福はあざなえる縄のごとし』

中村蓉(ダンサー)による身体表現に、福原冠(俳優)・和田美樹子(メゾソプラノ歌手)・長谷川ミキ(ピアノ)による朗読や音楽を交え、中村が得意とする舞台芸術の多要素を横断的に用いながら描く『花の名前』。2022年初演、2023年に再演した『花の名前』を、東京芸術劇場と協同しスケールアップし、シアターウエストにて待望の再再演。
そして向田邦子のいくつかのエッセイ題材に、個性的なコンテンポラリーダンサー島地保武・西山友貴が、中村とともに、鍛えられた身体で向田邦子の言葉の美学と対峙し立ち上げる新作『禍福はあざなえる縄のごとし』。
向田邦子が綴るスリリングな人間関係を2つのアプローチで描く期待作。

稽古場レポート
01 稽古場レポート、始めます。

02 禍福はあざなえる縄のごとし『手袋をさがす』からみえる稽古風景

03 禍福はあざなえる縄のごとし向田邦子の男女の捉え方から探る稽古記録

04 花の名前リクリエーションの記録

05 関連企画:中村蓉と向田邦子作品を踊ってみようワークショップの記録

06 稽古場レポート、終わります。

日程
2024年08月09日 (金) ~08月12日 (月・休)
ステージ数
4
会場
シアターウエスト
振付・構成・演出
中村蓉
出演

『花の名前』
出演:福原冠・和田美樹子・中村蓉
ピアノ演奏:長谷川ミキ

『禍福はあざなえる縄のごとし』
出演:島地保武・西山友貴
プロフィール
中村 蓉【振付・構成・演出】

早稲田大学在学中にコンテンポラリーダンスを始める。2014年に〈ヨウ+〉を旗揚げ。国際芸術祭あいち2022、シビウ国際演劇祭などで作品を上演。演劇公演や国内外のオペラ作品、サンリオピューロランドのショー、北九州市芸術文化振興財団職員が踊るオリジナルダンスなど幅広く振付を手掛ける。近年では東京二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』『デイダミーア』の演出・振付を担当。芸劇danceワークショップ2023では講師・構成・振付を務め公募で集まった参加者と共に『√オーランドー』を発表。
その他、財団法人地域創造公共ホール現代ダンス活性化事業2018-2024年度登録アーティストとして全国の公共ホールや学校でワークショップを行っている。また演劇集団円付属「円・演劇研究所」身体表現クラスを担当するなど分野を超えて活躍できる表現者の育成にも力を入れている。 2020-2023年度DaBYレジデンスアーティスト。

受賞歴

2012年 ダンスコンテストNEXTREAM21審査員特別賞、第1回セッションベスト賞

2013年 横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞

2014年 トーキョー×ソウルデュオダンスフェスティバル人氣賞

2016年 第5回エルスール財団コンテンポラリーダンス部門新人賞

島地保武 Yasutake Shimaji

2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニットAltneuを結成。2014年に 「NHKバレエの饗宴」に Altneuで出演。資生堂第七次椿会メンバーに選出される。2016年愛知県芸術劇場製作で環ROYと共作共演の『ありか』。ダレン・ジョンストン『Zero Point』に出演、2017年アレッシオ・シルベストリンと共作共演『短い影』ダレン・ジョンストン『Zero Point』再演(ロンドン バービカンセンターにて)。2019年ウィリアム・フォーサイス『A Quiet Evening of Dance』に参加。2020年『ありか』パリ日本文化会館で公演。2021年マリーナ・マスカレルのオンライン作品『Bird Dog』に参加。2022年セルリアンタワー能楽堂にて『藪の中』改定再演。2023年マリア・ジンペル『Love Project』(ハンブルグ カンプナーゲル)に参加。愛知県芸術劇場×DaBY製作『あいのて』を愛知と東京芸術祭で発表。K-BALLET ACADEMY コンテポラリーダンス講師。

西山友貴 Yuki Nishiyama

幼少よりダンスを始め、大学でコンテンポラリーダンスと出会う。筑波大学体育専門学群を卒業後、同大学院を修了。2009年より文化庁新進芸術家海外研修員として一年間NYに留学。2013年よりCo.山田うんに参加。他にも、平山素子、北村明子、近藤良平、向井山朋子、鈴木ユキオ、Inbal Pinto、白井晃、G2、長塚圭史など国内外で活躍する振付家、演出家の作品に出演。ダンスのみならず、ミュージカル、オペラ、音楽劇や演劇など活動の場を広げている。自身では2018年に結成した飯森沙百合とのユニットAtachitachiでの活動も意欲的に行う。2022年より日通学園流通経済大学ダンス部監督就任。

福原 冠 Kan Fukuhara

神奈川県出身。劇団「範宙遊泳」の中心メンバーとして国内外の公演に出演。2015年からインタビューによって作品を立ち上げるユニット「さんぴん」を始動。劇団以外でも古典劇から現代劇まで様々な世界観の中で新境地を開拓し続けている。近年は、身体能力を活かしてダンス公演にも出演。フラットな表現と鋭利な表現を行き来する、浮遊感が魅力である。
主な出演作に山本卓卓演出『バナナの花は食べられる』、福原充則演出『ジャズ大名』、三浦直之演出 『BGM』『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』、永井愛演出『探り合う人たち』、谷賢一演出『人類史』、杉原邦生演出『グリークス』、森新太郎演出『HAMLET ハムレット』など。
2023年度アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)フェローとしてニューヨークに滞在予定。

和田美樹子 Mikiko Wada

国立音楽大学大学院オペラ・コース修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。
2021年5月二期会ニューウェーブ・オペラ セルセ(演出振付:中村蓉)アマストレ役で二期会デビュー。これまでにオペラコジ・ファン・トゥッテドラベッラ役、デスピーナ役、椿姫アンニーナ役、ジャンニ・スキッキツィータ役、カヴァレリア・ルスティカーナルチアマンマ役等で出演。クオーレ・ド・オペラ所属、ケイ・アーツ・オフィス所属、二期会会員。

長谷川ミキ Miki Hasegawa

4才からピアノ、学生オーケストラでのフルートを通してクラシック音楽の基礎を学び、その後ジャズに出会う。
慶應義塾大学理工学部卒業。
その後NHKに入局し音楽芸能番組を中心に番組制作業務(音声)に従事した経験から、世界中の色々なジャンルの音楽への造詣を深め、より実験的な音作りを行うようになる。
退社後、独立し作曲が活動の中心となる。
現在は演劇、ダンス、クラシック、即興、プログレッシブロック等、多方面に楽曲提供、演奏活動しており、耽美的なサウンドに定評がある。

アフタートークのご案内

芸劇dance中村蓉ダブルビル『邦子狂詩曲』
日替わりゲストと中村蓉が語らうアフタートーク開催!

アフタートーク日時:8月9日(金)~11日(日・祝)、各公演終了後

場所:東京芸術劇場 シアターウェスト

対象:上演回のチケットをお持ちの方

アフタートーク単体でのご予約は承っておりません。あらかじめご了承ください。

参加費:無料

8月9日(金)
山本むつみ(脚本家)

出版社勤務を経て、2004年「御宿かわせみ 第二章」(NHK)で脚本家デビュー。主な作品に、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「八重の桜」、「秘太刀 馬の骨」「塚原卜伝」「小吉の女房」「あきない世傳 金と銀」(NHK)、「相棒」「陰陽師」(テレビ朝日)、「コウノドリ」(TBS)「Aではない君と」「病院の治しかた」(テレビ東京)などがある。

8月10日(土)
関根徹(元 株式会社文藝春秋 編集者)

昭和二十三年(1948年)、福島県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「月刊文藝春秋」編集部、出版部などに配属される。週刊時代に向田邦子さんの連載エッセイ『無名仮名人名簿』「霊長類ヒト科動物図鑑」を担当。没後、思い出『徹夜のボウリング』などを執筆する。

8月11日(日・祝)
岡田利規(演劇作家・小説家)

© Kikuko
Usuyama

演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。1997年にチェルフィッチュを設立。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2007年小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し第二回大江健三郎賞受賞。2016年よりドイツの公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品演出を4シーズンにわたって務める。2026年度より東京芸術劇場の芸術監督(舞台芸術部門)に就任。

日程

2024年08月09日 (金) ~08月12日 (月・休)

ステージ数

4

会場

シアターウエスト

振付・構成・演出

中村蓉

出演

『花の名前』
出演:福原冠・和田美樹子・中村蓉
ピアノ演奏:長谷川ミキ

『禍福はあざなえる縄のごとし』
出演:島地保武・西山友貴

プロフィール

中村 蓉【振付・構成・演出】

早稲田大学在学中にコンテンポラリーダンスを始める。2014年に〈ヨウ+〉を旗揚げ。国際芸術祭あいち2022、シビウ国際演劇祭などで作品を上演。演劇公演や国内外のオペラ作品、サンリオピューロランドのショー、北九州市芸術文化振興財団職員が踊るオリジナルダンスなど幅広く振付を手掛ける。近年では東京二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』『デイダミーア』の演出・振付を担当。芸劇danceワークショップ2023では講師・構成・振付を務め公募で集まった参加者と共に『√オーランドー』を発表。
その他、財団法人地域創造公共ホール現代ダンス活性化事業2018-2024年度登録アーティストとして全国の公共ホールや学校でワークショップを行っている。また演劇集団円付属「円・演劇研究所」身体表現クラスを担当するなど分野を超えて活躍できる表現者の育成にも力を入れている。 2020-2023年度DaBYレジデンスアーティスト。

受賞歴

2012年 ダンスコンテストNEXTREAM21審査員特別賞、第1回セッションベスト賞

2013年 横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞

2014年 トーキョー×ソウルデュオダンスフェスティバル人氣賞

2016年 第5回エルスール財団コンテンポラリーダンス部門新人賞

島地保武 Yasutake Shimaji

2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニットAltneuを結成。2014年に 「NHKバレエの饗宴」に Altneuで出演。資生堂第七次椿会メンバーに選出される。2016年愛知県芸術劇場製作で環ROYと共作共演の『ありか』。ダレン・ジョンストン『Zero Point』に出演、2017年アレッシオ・シルベストリンと共作共演『短い影』ダレン・ジョンストン『Zero Point』再演(ロンドン バービカンセンターにて)。2019年ウィリアム・フォーサイス『A Quiet Evening of Dance』に参加。2020年『ありか』パリ日本文化会館で公演。2021年マリーナ・マスカレルのオンライン作品『Bird Dog』に参加。2022年セルリアンタワー能楽堂にて『藪の中』改定再演。2023年マリア・ジンペル『Love Project』(ハンブルグ カンプナーゲル)に参加。愛知県芸術劇場×DaBY製作『あいのて』を愛知と東京芸術祭で発表。K-BALLET ACADEMY コンテポラリーダンス講師。

西山友貴 Yuki Nishiyama

幼少よりダンスを始め、大学でコンテンポラリーダンスと出会う。筑波大学体育専門学群を卒業後、同大学院を修了。2009年より文化庁新進芸術家海外研修員として一年間NYに留学。2013年よりCo.山田うんに参加。他にも、平山素子、北村明子、近藤良平、向井山朋子、鈴木ユキオ、Inbal Pinto、白井晃、G2、長塚圭史など国内外で活躍する振付家、演出家の作品に出演。ダンスのみならず、ミュージカル、オペラ、音楽劇や演劇など活動の場を広げている。自身では2018年に結成した飯森沙百合とのユニットAtachitachiでの活動も意欲的に行う。2022年より日通学園流通経済大学ダンス部監督就任。

福原 冠 Kan Fukuhara

神奈川県出身。劇団「範宙遊泳」の中心メンバーとして国内外の公演に出演。2015年からインタビューによって作品を立ち上げるユニット「さんぴん」を始動。劇団以外でも古典劇から現代劇まで様々な世界観の中で新境地を開拓し続けている。近年は、身体能力を活かしてダンス公演にも出演。フラットな表現と鋭利な表現を行き来する、浮遊感が魅力である。
主な出演作に山本卓卓演出『バナナの花は食べられる』、福原充則演出『ジャズ大名』、三浦直之演出 『BGM』『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』、永井愛演出『探り合う人たち』、谷賢一演出『人類史』、杉原邦生演出『グリークス』、森新太郎演出『HAMLET ハムレット』など。
2023年度アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)フェローとしてニューヨークに滞在予定。

和田美樹子 Mikiko Wada

国立音楽大学大学院オペラ・コース修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。
2021年5月二期会ニューウェーブ・オペラ セルセ(演出振付:中村蓉)アマストレ役で二期会デビュー。これまでにオペラコジ・ファン・トゥッテドラベッラ役、デスピーナ役、椿姫アンニーナ役、ジャンニ・スキッキツィータ役、カヴァレリア・ルスティカーナルチアマンマ役等で出演。クオーレ・ド・オペラ所属、ケイ・アーツ・オフィス所属、二期会会員。

長谷川ミキ Miki Hasegawa

4才からピアノ、学生オーケストラでのフルートを通してクラシック音楽の基礎を学び、その後ジャズに出会う。
慶應義塾大学理工学部卒業。
その後NHKに入局し音楽芸能番組を中心に番組制作業務(音声)に従事した経験から、世界中の色々なジャンルの音楽への造詣を深め、より実験的な音作りを行うようになる。
退社後、独立し作曲が活動の中心となる。
現在は演劇、ダンス、クラシック、即興、プログレッシブロック等、多方面に楽曲提供、演奏活動しており、耽美的なサウンドに定評がある。

アフタートークのご案内

芸劇dance中村蓉ダブルビル『邦子狂詩曲』
日替わりゲストと中村蓉が語らうアフタートーク開催!

アフタートーク日時:8月9日(金)~11日(日・祝)、各公演終了後

場所:東京芸術劇場 シアターウェスト

対象:上演回のチケットをお持ちの方

アフタートーク単体でのご予約は承っておりません。あらかじめご了承ください。

参加費:無料

8月9日(金)
山本むつみ(脚本家)

出版社勤務を経て、2004年「御宿かわせみ 第二章」(NHK)で脚本家デビュー。主な作品に、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「八重の桜」、「秘太刀 馬の骨」「塚原卜伝」「小吉の女房」「あきない世傳 金と銀」(NHK)、「相棒」「陰陽師」(テレビ朝日)、「コウノドリ」(TBS)「Aではない君と」「病院の治しかた」(テレビ東京)などがある。

8月10日(土)
関根徹(元 株式会社文藝春秋 編集者)

昭和二十三年(1948年)、福島県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「月刊文藝春秋」編集部、出版部などに配属される。週刊時代に向田邦子さんの連載エッセイ『無名仮名人名簿』「霊長類ヒト科動物図鑑」を担当。没後、思い出『徹夜のボウリング』などを執筆する。

8月11日(日・祝)
岡田利規(演劇作家・小説家)

© Kikuko
Usuyama

演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。1997年にチェルフィッチュを設立。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2007年小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し第二回大江健三郎賞受賞。2016年よりドイツの公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品演出を4シーズンにわたって務める。2026年度より東京芸術劇場の芸術監督(舞台芸術部門)に就任。

主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

助成:文化庁ロゴマーク

文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

企画制作:東京芸術劇場/ヨウ+

チラシ

チラシ

〔pdf:449KB〕

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